第9回くらしきみなみ文化祭に参加しました。

11月27日に倉敷南小学校で行われた「第9回みなみ文化祭」に当院リハビリテーション部より理学療法士5名、通所リハビリより介護福祉士2名、事務1名の計8名で参加してまいりました。通所リハ20161211-1ビリの参加は今回が初めてで『脳年齢チェック』、リハビリ部からは『バランスチェック』を行いました。バランスチェックではご参加の方々に片足立ちや継ぎ足で姿勢を保持していただくバランス能力を確認し自宅で行えるストレッチやトレーニングを指導しました。バランスには、姿勢を保ち続ける静的バランス能力と、重心を移動させても転倒せず姿勢を保つ動的バランス能力とがあります。今回は特に静的バランス能力が低下している方が多くみられました。 「自分たちも気がつかないうちに脳年齢が低下していた」「普段から自主トレをしていて20161211-2も継ぎ足など不安定な状態で姿勢を保つことは難しかった」などの声が聞かれました。脳年齢の低下は計算や物事を思い出すということが難しくなるということで、脳トレなどで鍛えることが可能だそうです。
会場には『おうちで簡単にできるレシピ』を紹介する展示ブースや、反射神経をチェックする交通安全のコーナーもあり賑わっていました。また当院を退院された患者さんとの再会の場面もありました。
今回初めての参加でしたが、地域の方とふれあうことができ有意義な一日を過ごすことができました。

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リハビリテーション部 理学療法士 B

 

 

 

 

 

 

向上心を持って積極的に取り組む!

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

st皆さま、こんにちは。リハビリテーション部 言語聴覚士Sです。12月に入り、だんだん寒くなりましたが、みなさま風邪などひかれていませんでしょうか。

私が倉敷平成病院に入職してから、8ヶ月が過ぎようとしています。 毎日分からないことだらけで失敗も多く自分の能力のなさに焦りを覚えたこともありました。ですが、信頼できる先輩方にアドバイスを頂きながら毎日一歩ずつでも前進しています。上手くいかないことも多いですが、患者さんの笑顔を見るたびに、『もっと自分にできることはないか?』と自問自答しながら取り組んでいます。

もうすぐ新しい年がやってきます。私の来年の目標は「向上心をもって、積極的に取り組む」ことです。目標が決まるとやる気もみなぎってきます。まだまだ知識も経験も足りませんが、向上心を持ってこれからもがんばっていきたいと思います。

リハビリテーション部 言語聴覚士 Y.S

訪問看護ステーションだより~お1人おひとりに合ったリハビリを~

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

寒さも増してきていますが、皆さん体調管理は万全でしょうか?

今日は、外出に苦労をされていたA様の紹介をさせて頂きます。

訪問看護・老健デイケアを利用されているA様。家への出入りの方法は、玄関と庭先の階段の2か所に簡易式のスロープを設置し、奥様の介助でスロープの昇降を行っていました。奥様にとっては2台のスロープの持ち運びと設置、そしてA様の乗った車椅子を押しての昇降は、かなりの重労働でした。

まずは、リハビリをして玄関の上がり框と庭先の階段を歩行で昇降できるようになり、デイケアのバスの座席に乗ることを目標としました。そして3か月程訓練し、少しの介助で階段昇降ができるようになりました。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0そしてデイケアのリハビリスタッフと共に、デイケアで実際に利用しているバスを借り、バスの乗降の練習を行いました。順序や方法にも慣れて少しの介助での乗降が可能となり、実際の送迎時にも行ってみようということになり、奥様に提案しました。

奥様からの返ってきたのは「リハビリの人が付いていてくれたから安心だったけど、バスの運転手さんの介助で大丈夫なのか」という不安でした。

そこで、再度デイケアのスタッフと話し合い、実際にA様を送迎している運転手さんにリハビリスタッフがバスの乗降を介助している所を見てもらい、方法を指導しました。そして、実際にA様が運転手さんの介助で乗降している所を動画撮影し、訪問時に奥様に見てもらうことになりました。

すると奥様から「こんなに上手にできるのね。これなら安心してお任せできます。」との言葉を頂くことができました。

その後は、歩いての家への出入りとバスの乗降だけではなく、奥様の車にも乗降できるようになり、時々お二人でお出かけもされているそうです。とても嬉しく思います。

訪問リハビリではご本人様の“できる能力”を見極め、それを支えるご家族の意向もお聞きしながら、そのお家に合ったリハビリの方法を提案しています。もし、お困りのことがありましたら、是非ご相談ください。目標に向かって、一緒に目指していきましょう!

訪問看護 リハビリOT K.S

甘酒は飲む点滴

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

drink_amazake甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるように、様々な栄養素が含まれています。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、
食物繊維、オリゴ糖、システイン、アルギニン、アミノ酸、ブドウ糖
今では冬に飲むイメージが強い甘酒ですが、江戸時代はまだ栄養豊富な食べ物が少なかったため「夏バテ予防」として庶民に親しまれていました。そのため甘酒は俳句の夏の季語になっているそうです。ご存じでしたか?

甘酒は大きく分けて「酒粕ベースの甘酒」と「麹ベースの甘酒」の2種類に分類されます。酒粕ベースの甘酒はミネラルが少なく、アルコールが残っており加糖して甘さを出しています。一方、麹ベースの甘酒は蒸したお米を麹で発酵熟成させて作ります。こちらはアルコールが含まれておらず米のデンプンが分解されてブドウ糖となるため甘みを感じます。

甘酒の効果についてご紹介します。
① 甘酒はカロリーが高そうなイメージがありますが、実は白米の半分程度と低カロリーで、脂肪分もほとんど含まれていません。食事の30分前やおやつ代わりに麹ベースの甘酒を少量飲むとダイエットの補助になるそうです。
② 発酵食品の一つで、植物性乳酸菌とオリゴ糖が腸内環境を整えて腸の働きを活発にして便秘を解消する効果が期待出来ます。
③ 肌の保護や保湿を促し、髪の毛や爪の生成に必要なビタミンB群が豊富。
④ 麹に含まれる「コウジ酸」はメラニンの生成を抑制して「シミ」や「くすみ」を防ぐ作用があります。
⑤ アミノ酸は新陳代謝を活発にするので、老廃物を排除して肌荒れやにきびに効果があります。
⑥ 麹ベースの甘酒はアルコールを含まず、ビタミンB6や葉酸が含まれているので妊娠中のつわりや便秘にも有効とのこと。甘酒を温めて飲むと体の冷えを解消し母乳を出しやすくするそうです。snow_globe_snow_dome

甘酒は低カロリーですが飲み過ぎには注意が必要です。麹ベースの甘酒を選び、1日コップ1杯までとし、数回に分けてゆっくり噛むように飲みましょう。冬の寒い時期だけではなく1年を通して飲み続けることでより効果が発揮されます。

今まで甘酒が苦手だった私ですが、麹ベースの甘酒を作って豆乳や焙じ茶と混ぜて毎日飲むようになりました。調べると様々なアレンジレシピがあるようです。食事量が減っている方にも「飲む点滴」いかがでしょうか。

薬剤師&NST専門療法士 M

 

第49回中四国支部医学検査学会にて演題発表しました

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

kenkyu_woman皆さんこんにちは!最近はかなり冷え込むようになり、ついに冬本番という感じになりましたね。当院でも発熱で受診される患者さんも増えてきたように思います。手洗い、うがい、乾燥対策等をして体調管理には充分お気をつけください。
さて、私事ですが先日高知市で開催された第49回中四国支部医学検査学会に参加し、演題発表をさせて頂きました。臨床検査技師になって4年目になりますが、学会で発表するのは初めてのことだったので自分に務まるのだろうかと不安でしたが、準備を進めていく中で新たに得る知識があったり、時には先輩方にアドバイスを頂きながら順調に本番を迎えることができました。当日は少し緊張しましたが無事に発表を終えることができ、本当にほっとしました。また、他院の発表を聞いて勉強になることもたくさんあり、とても良い刺激を受けました。
また、特別講演で「生き方雑記帳 2016」と題して小説家の山本一力先生のお話を聴く機会がありました。その中で、ご自身の検査体験や通院している中で、検査があったから今の自分があると力説されており、「臨床検査技師という職業はあまり知る機会が無いが、とても尊いことであって自信を持ってこれからも頑張って欲しい」という言葉にとても励まされました。
今回の学会で、普段の業務の中で学ぶ事とはまた違う臨床検査技師のやりがいを感じ、私にとってこれからの糧となる貴重な経験となりました。

臨床検査技師 M

しっかり予防しましょう!

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

12月も中旬となり2016年も残り少しとなりました。
朝晩寒くなっていますが皆さん風邪など引いていないでしょうか?
最近ではインフルエンザもはやりだしてきています。
ここでインフルエンザについて書いていこうと思います。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされるものです。
A型・B型・C型の三種類が有り、そのうち日本で流行するものはA型とB型です。
感染経路は飛沫感染画主流ですが、接触感染や空気感染も考えられています。
症状については昼夜問わず38℃を超える高熱が出て寒気や悪気、震えなどが見られ、
鼻水やくしゃみも引き起こします。20161213
治療法についてはタミフルとリレンザというお薬が使われています。使用には注意が必要ですので使用の際は医師に相談してみて下さい。
インフルエンザにならないためにも手洗いうがい、手指消毒をしっかり行う事が大切です。
当院でも予防のために来院される方にはマスクの着用をお願いしています。
病院入り口にマスクの自動販売機や消毒薬も置いていますので皆さん是非利用してみて下さい。
インフルエンザや風邪にならないように予防をしっかりと行って元気に年末過ごして下さい。

放射線部 放射線技師 M.K

温かい春を目指して~チューリップを植えました~

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

20161212-2 寒さが強さを増し年末も近づいた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?デイサービスドリームでは先月11月に屋外機能訓練の一環で、ドリームガーデン倉敷の一角を活用して、ご利用の皆さんと一緒にチューリップやムスカリ等の球根植えを行いました。
この日は天気もよく持参された帽子や上着を着て準備万端、職員と軽い体操を行い体をしっかり温めてから作業を行いました。事前に職員が畑を耕し、土を柔らかくして準備していたのですが「これじゃ深さが足りんよ」「きれいに整えんとだめよ」と何人かの方がシャベルをもって土を耕され、あっという間に綺麗なウネを完成させてくださいました。
球根植えの際も球根をお渡しすると、普段は杖を使われている方も、杖を置いて膝を曲げてしゃがみ20161212-1一つ一つ球根を植えていかれました。普段の訓練の際には「訓練はしんどいからやだ」とおっしゃっておられる方も、土を耕している間は笑顔で「昔はよくこうやってガーデニングをしていました」「野菜を育てていた時を思い出すわー」と懐かしい話で盛り上がりました。球根植えが終わると最後は職員が土をかぶせ、みんなで三本締めを行いました。
球根を植えた「小さな畑」は訓練室から見えるので、チューリップの小さな芽が土から顔を出すと、「目がでてきたなー」「寒いのにたくましいわ」と話題が尽きません。
これからもご利用の皆様が元気に楽しく体を動かせられる機会を考えていきます。

デイサービスドリーム 介護福祉士H.T

第87回糖尿病料理教室開催報告

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12月3日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第87回糖尿病料理教室』を開催しました。世界旅行をテーマに行っている料理教室の第5回目は寒い冬にピッタリなロシアです!ロシアの代表的な家庭料理であるボルシチや保存に適するピクルス。ピロシキは食パンを三角に折って肉をはさんで焼き目を付け、揚げずに作りました。
クリスマスらしくピンクグレープフルーツとゼロカロリーのサイダーを使ったカクテルで乾杯!し、楽しく今年最後の料理教室を終えることができました。
次回は来年2月4日開催です。世界旅行はドイツに向かいます。来年も『美味しく、楽しく、安心』な糖尿病料理教室が開催できるよう計画していますので、皆様お誘いあわせの上、是非ご参加下さい。

❤デザートタイム❤
ブリヌイとはロシア版のクレープのようなものです。ツナやチーズ、生ハムなどを巻いて食事として食べることもあります。今回は旬のりんごをコンポートしてデザートとして頂きました。

◎本日のメニュー◎
●ピロシキ風:炒めたミンチ肉が飛び出ないように食パンの端をフォークでギュっととじるのがポイントです。
●ボルシチ:ビーツを使う事で綺麗な赤いスープになります。サワークリームを添えてさっぱりとした味わいに。
●クリスマスサラダ:はちみつの代わりにマービーを使ったドレッシングでカロリーダウン。
●ピクルス:彩り良く盛り付けたピクルスは保存がきくので寒い冬にもおすすめ。箸休めにどうぞ。
●カクテル:砕いたマービー飴でコップのふちをキラキラ★とデコレーションしてクリスマス気分up。
●ブリヌイ:少しモチモチした生地で水切りヨーグルトとりんごのコンポートを巻いてメープルシロップと共に。

計584kcal、タンパク質23.4g、脂質20.5g、炭水化物80.2g(糖質72.9g、食物繊維7.3g)塩分2.6g
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

栄養科 管理栄養士(糖尿病療養指導士) A子

第23回日本介護福祉士会全国大会・第14回日本介護学会にて演題発表いたしました~グランドガーデン南町~

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

dscn5948 平成28年11月25日~26日の二日間にわたり、大分県別府市(別府国際コンベンションセンター)で開催された日本介護学会に参加してきました。800名を超える方が全国から集まり、一堂に介して研鑽を積むと共に職能団体力の強化を念頭に盛大に執り行われました。
ご存知の通り介護業界は迫る超高齢化社会に備えて介護人材確保と介護福祉士への期待が高まっており、「介護離職ゼロ」に向けて①「離職介護職の呼び戻し」②「新規参入促進」③「介護人材の定着促進」3つの目標を掲げています。③に関していえばストレスマネジメントやキャリアパスの全体像、またチームリーダの育成がキャッチワードとなっており、業界の機運も後押ししてか昨年から取り組んでいた活動を発表する場をこの度頂くこととなりました。dscn5930
私は、「グループワークを活用した介護労働支援の評価」という演題名で発表しました。本活動では職業性ストレス簡易調査票を用いた課題抽出とグループワークを通してリーダーシップの経験と集団行動を学ぶところに特徴がありました。いくつか課題も残されていますが、和気あいあいとした雰囲気はよい職員交流の場となりました。
dscn5941分科会座長やコメンテーターからお褒めの言葉を頂き、発表後には名刺交換を求められる場面もあり、関心の高さを肌で感じることができました。初めての学会発表で反省点は多々ありましたがとても勉強になりました。今後も働きやすい職場環境を目指して本活動を継続していこうと思います。

グランドガーデン南町
介護福祉士 M

糖尿病療養指導士より 運動のススメ!

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0112月に入り寒さも厳しくなってきましたね。屋外での運動がおっくうになっている方もおられるのでは?先日、第15回倉敷チーム医療研究会に参加しました。今回のテーマは「フレイル・サルコペニアと糖尿病」でした。その中で明日からすぐに取り入れられそうな運動についての話を聞くことができたので、ご紹介したいと思います。

体力のない人は死亡率が高く、運動するかしないかで体力に差がでます。特に50歳までに運動しているかいないかの差は大きいようです。しかし、50歳を過ぎているからと言って諦めないでください。運動していない方も明日からすぐに始めれば、体力がついてきます。%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b02

そこで運動を始めるにあたって、まずは万歩計を持ちましょう。最近では、わざわざ万歩計を買わなくても携帯電話やスマートフォンのアプリ機能に万歩計の機能がついており、グラフ化も出来てわかりやすくなっています。そして、自分の1日の歩数(活動量)を振り返りましょう。1日どのくらい歩いているか現状を把握します。そして今よりプラス20分、2000歩を目指して最終的には8000~1万歩を目標にします。

今まで運動というと脂肪が燃え始めるのは30分からという30分神話が障害となり、運動に対するハードルが高くなっていました。しかし、最近では細切れでも、座っているだけでなく立って少し歩くことで運動効果があると言われています。高齢の方や膝などの不自由な方には1万歩という目標は大きいですが、これはあくまでも理想ですので、自分のペースで歩数を伸ばしていけばよいでしょう。

また、運動には大きく糖と脂肪を消費する“有酸素運動”と筋肉の量を増やし筋力を強化する“レジスタンス運動”がありますが、併用して行うことがおすすめです。有酸素運動はウオーキング、レジスタンス運動はスクワットなどです。特に高齢の方はレジスタンス運動を取り入れて筋力の低下を防ぐことが転倒の予防にもなります。スクワットというと気が引けてしまう方は、椅子からの立ち上がりでも十分太ももの筋肉を鍛えることができるので、椅子からの立ち上がりの回数を増やすだけでも十分ですよ。

外来看護主任・糖尿病療養指導士 K.I