ストレッチングについて

秋も一段と深まり、朝夕の寒気が身にしみる時節となりました。皆様、体調お変わりなくお過ごしでしょうか。依然としてコロナウイルスが流行しており、それに加えてインフルエンザも流行り始める時期です。予防リハビリでも継続して感染対策に取り組んでおります。
さて、先日予防リハビリのスタッフに向けて、「効果的なストレッチングを行うための方法について」という内容の勉強会を行いました。ストレッチングを行うことで筋肉の柔軟性の向上を図ることが出来、筋肉による痛みの減少や怪我の防止に繋がります。特に運動後などにストレッチングを行うことはとても大切です。では、実際にどのくらいの時間で何回ずつ行えば良いのかなどストレッチをする際の効果的な方法をご紹介します。

●実施時間
1回につき20秒から30秒は連続して伸ばしましょう。

●実施回数
1つのストレッチングに対してまずは1~2回程度から始めてみましょう。5回以上繰り返し行うとより効果的です。

●実施期間
毎日行うことが理想ですが、まずは2日に1回程度から始めていきましょう。それを3週間から6週間程度続ければより効果的です。

●実施時の注意点
  痛みが出ない範囲内でしっかり伸ばすことが大切です。伸ばす際は、反動をつけずにゆっくり伸ばしましょう。

以上の4点は、どの筋肉のストレッチングをする際にも共通ですので参考にしてみてください。

今回はその中でも下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)のストレッチングのご紹介をします。

① まず立った状態から両手で支持物を持ち、片方の足を後ろに引きます。その際、後ろに引いた足の踵が地面から離れないようにします。
② 体重を前の足にかけていきます。後ろ足の下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)がしっかり伸びているのを感じながら行いましょう。反動はつけないようにお願いします。
③ 痛みが出ない範囲で、その姿勢を20秒から30秒キープします。休憩を挟みながら少しずつ始めてみましょう。慣れてきたら回数を増やして挑戦してみましょう。

写真:下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)のストレッチング姿勢

このストレッチングをすることで、足首やふくらはぎの筋肉の柔軟性の向上を図ることが出来ます。長時間歩いてふくらはぎが疲れたと感じた時や痛みが出た時などに是非皆さんも行ってみて下さい。

予防リハビリでは感染対策を実施しながら見学も受け付けていますので、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128  相談担当:大段(おおだん)
営業時間:9:00~17:00

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