栄養科通信vol.141「アイスクリームについて」

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ゴールデンウィークも終わり、日ごとに暑くなり始めました。
長い人で10連休ということで、リフレッシュすることはできたでしょうか?
暑くなると欲しくなるのが、冷たいアイスクリームですよね。5月9日が「アイスクリームの日」ということで、今回はアイスクリームについてのお話です。

「アイスクリームの日」は、東京アイスクリーム協会(現在の日本アイスクリーム協会)がアイスクリームの消費拡大を願って、東京オリンピックが開催された昭和39年(1964)にアイスのシーズンインとなる連休明けの5月9日に記念事業を行い、いろんな施設へアイスクリームをプレゼントしたことがはじまりであると言われています。

アイスクリームの種類について
アイスクリーム類は、乳固形分と乳脂肪分の含まれる量により、
3種類に分類されます。

・アイスクリーム
乳固形分:15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上
まったりと濃厚でコクのある味わいが特徴

・アイスミルク
乳固形分:10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上
アイスクリームに比べてミルクのコクは控えめだが、牛乳と同じくらいの栄養分を含んでいる

・ラクトアイス
乳固形分:3.0%以上
植物性脂肪が多く使われていて、あっさりとした味わいが特徴

なお、乳固形分3.0%未満のものなどは一般食品の「氷菓」に分類されています。
実は「氷菓」はアイスクリーム類ではありません。
「氷菓」にはシャーベットやアイスキャンディーなどのさっぱりとしたものが含まれます。

アイスクリームはいろいろな種類が楽しめますが、あくまでもおやつです。
いくら暑いからといって食事をアイスクリームだけで済まさず、主食、主菜、副菜のそろった食事になるよう心がけ、暑くなる季節を上手に乗りきっていきましょう。

管理栄養士 Y.N