日別アーカイブ: 2022年11月1日(火曜日)

第57回のぞみの会YouTube動画 第一弾を配信開始

令和4年度、『第57回のぞみの会』の動画、第一弾が本日11月1日(火)9時から配信開始となりました。
第一弾では倉敷平成病院 理事長 高尾聡一郎 先生による「開会のご挨拶」と倉敷平成病院認知症疾患医療センター 涌谷陽介 先生による勉強会「もの忘れ外来ってどんなところ?」を公開しております。


ぜひご覧ください。

今年のテーマは「こんな時こそ、救急から在宅まで、一貫した医療、介護を~共に歩む全仁会~」と定めて、職員一丸となり、冊子と動画の準備を進めてまいりました。11月より毎週火曜日9時頃から随時配信予定です。お楽しみに!

また、冊子も外来に設置しております。ご希望の方は発送もいたしますので、申し込みフォームよりご連絡ください。
詳細・お申込みフォームはこちら

次回動画は11月8日(火)「どうすればいいの?救急車」を公開予定です。

第57回のぞみの会実行委員

飲み込む力の低下を予防しましょう!

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは。
季節はだんだんと冬に近づき、朝晩は肌寒いことが増えてきましたが、体調お変わりなくお過ごしでしょうか?

さて、現在も新型コロナウイルス感染の影響もあり外出や人との会話の機会が以前より減ってしまっている方も多いかと思います。これらの機会が減ってしまうと、口腔機能や飲み込みの力の低下などに繋がってしまう可能性があります。
秋は、お芋や柿、秋刀魚などおいしい食べ物もたくさんありますね。今回は、安全にそして楽しく食事が行えるよう「オーラルフレイルのチェック」や「口腔機能・嚥下機能の低下を予防する方法」についてご紹介したいと思います。

まず「オーラルフレイル」とは、ちょっとした口の衰えのことであり、主に加齢やからだの病気、薬の副作用や低栄養、廃用などによって起こり、複数の口の機能が低下することを言います。当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。

➀かたい物が食べにくい、
②汁物でむせる、
③口の乾燥が気になる、
④薬が飲みにくい、
⑤話すときに舌が引っかかる、
⑥口臭が気になる、
⑦食事に時間がかかる、
⑧薄味が分かりにくくなった、
⑨食べこぼしがある、
⑩食後に口の中に食べ物が残りやすい、
⑪左右の奥歯がしっかりかみしめられない。
みなさん、この中で当てはまるものはありましたか?当てはまる数が少なくなるように、低下を予防していきましょう!

そして、低下を予防する取り組みとして、「パタカラ体操」や「早口言葉」、「嚥下体操」などがあります。今回はこの中の「パタカラ体操」についてご紹介したいと思います。

「パタカラ体操」は口の代表的な体操の1つで、食べ物を上手にのどの奥まで運ぶ一連の動作を鍛えるための運動となります。効果として、
➀噛む力や飲み込む力の維持・向上、
②唾液の分泌を促し口の乾燥を防ぐ、
③発音がはっきりする、
④表情が豊かになる、などの効果があります。

「パ」:唇を閉じて食べこぼさない  「タ」:食べ物を押しつぶす、飲み込む
「カ」:食べ物を食道へ運ぶ     「ラ」:食べ物を口腔内に運び飲み込みやすくなる
*タイミングはお食事の前に行うことがおすすめです♪

当通所リハビリには2名の言語聴覚士が在籍しており、ご利用の方へリハビリを提供しています。
最近では、個別リハビリ以外に口腔機能・嚥下機能の低下の疑いがある方に対し、定期的な嚥下機能の評価等も行っています。
自宅での生活で気になることや飲み込みのことで困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。

倉敷老健通所リハビリテーション 言語聴覚士 S.H