日別アーカイブ: 2021年6月9日(水曜日)

今できる!お口の機能低下を予防しましょう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今できる!お口の機能低下を予防しましょう!
みなさんこんにちは。2021年もあっという間に半分が過ぎようかとしていますね。
昨月は岡山県にも緊急事態宣言が出され、感染対策にもより一層緊張が高まったことと思いますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、予防リハビリでは飲み込みにくさや喋りにくさなどの症状がある方に対して、口腔や飲み込みの機能の確認とそれに関わる情報提供、お家でできる自主トレーニングの指導等を実施しています

お口の機能低下を予防することで飲み込みの力を保つことができ、安全に食事をすることや誤嚥性肺炎の予防に繋がります。健康でイキイキとした生活を送る上でお口の機能を維持する事はとても重要なことです。先日、ご利用者様に指導をしていた際に「今はコロナで友人ともなかなか会えないから普段の生活でしゃべることはほとんどない」と話される方がいらっしゃいました。新型コロナウイルス感染症の影響から、外出や家族・友人と会って話す機会が減少し、これまで以上に口を動かす機会が少なくなってしまった方が多くいらっしゃいます。口を動かす機会が減少すると、飲み込みや喋る機能が低下しやすくなります。そこで本日は、自宅でとても簡単にできるお口の運動をご紹介します。

☆ブクブクうがい
<方法>口の中に水を含み、頬を膨らませて10秒程度ブクブクとうがいをして吐き出す。

☆パタカラ体操
<方法>
①「パパパパパ」「タタタタタ」・・・とそれぞれの音を5回くらい繰り返し発音する。
②「パ・タ・カ・ラ」 としっかり唇や舌に力を入れて発音しましょう!これを何度か繰り返して行いましょう。
・「パ」 ⇒ 唇に力を入れ、しっかり唇を閉じて発音
・「タ」 ⇒ 口の天井に舌を押し付けて発音
・「カ」 ⇒ 口の天井に舌の付け根を押し付けて発音
・「ラ」 ⇒ 巻き舌にして口の天井に舌を押し付けながら発音
これらの運動を継続する事がお口の機能を保つことに繋がります。
食事前や洗面台の前に立った際などに是非実施してみてください。この他にも、舌を動かす運動や早口言葉などもお口の機能低下予防にはとても有効です。コロナ禍では口を動かす機会が減っているということを頭の片隅に置いていただき、少しでも多く口を動かす時間を普段の生活の中に作っていただければと思います。

予防リハビリ 言語聴覚士 N

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