日別アーカイブ: 2021年6月8日(火曜日)

栄養科通信vol.166「朝食を食べましょう」

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令和元年の国民健康栄養調査では朝食を食べていない人の割合は成人男性で15.5%、
成人女性で9.1%でした。忙しくて食べる時間がない、食欲が湧かないなど、つい朝食を抜いてしまっていませんか?
朝食には大切な働きがたくさんあります。

☆朝食は1日をはじめる大事なスイッチ
私たちの脳は“ブドウ糖”をエネルギー源として使っています。
朝起きたときに頭がボーッとしてしまうのは、
寝ている間にブドウ糖が使われて足りなくなってしまうためです。
朝食を食べないと、午前中体は動いても頭はボンヤリということになりがちです。
脳のエネルギー源のブドウ糖を朝食でしっかり補給し、脳と体を目覚めさせましょう。

☆リズムよく生活して健やかに!「体内リズム」と「生活リズム」
人間の体には体内時計と呼ばれるものがあるのを知っていますか?
体内時計は25時間の周期で体内リズムを刻んでいますが、1日は24時間なのでこのズレを修正する必要があります。朝日を浴び、朝食を摂ることで体内時計がリセットされますが、朝食を食べず体内リズムがズレたままだと体と心のバランスが保てなくなるためしっかり活動することができなくなり、感情が不安定になってしまうことさえあるのです。「体内リズム」と「生活リズム」のズレをなくすには、まず朝食をしっかりとることがとても大切です。

朝食で気をつけたいポイント!
主食、主菜、副菜が揃ったバランスの良い食事を心がけましょう。
主食・・・米・パン・麺類などの穀類で、糖質からのエネルギーをとりましょう。
主菜・・・魚、肉、卵、豆腐などのおかず。たんぱく質を十分とりましょう。
副菜・・・野菜を中心にビタミン、ミネラル、食物繊維を十分にとりましょう。

 

参考:農林水産省HP

管理栄養士Y.N