日別アーカイブ: 2020年6月24日(水曜日)

全仁会入職して3ヶ月を振り返って

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さまこんにちは。梅雨の長雨が続く季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今年の4月に心理職として入職してから、早いもので3ヶ月が経とうとしています。
学生の頃は、いわゆる「カウンセリング」と呼ばれるものを中心に、心理査定や心理面接など心理臨床の分野について勉強してきました。医療分野における心理臨床というと、「うつ」や「不安」といった精神科領域に関連した事柄が多く、私自身も先に挙げたようなにように触れることがほとんどでした。このたびリハビリ部門の心理職として入職し、学生時代には経験しなかった事も多いなか、日々新鮮な気持ちで業務にあたっています。

さて、認定心理士や臨床心理士など様々な名称で呼ばれてきた心理職ですが、国家資格として公認心理師が誕生したことは、私たち心理職にとって記憶に新しい出来事です。公認心理師の法的義務のひとつとして、「他職種との連携」があります。仕事と受験勉強を並行するなかで、その重要性は日々実感するところです。たくさんのスタッフがひとりの患者様にかかわっており、スタッフ同士できちんとコミュニケーションを取ることがとても大切であると痛感しています。また連携するうえでは、リハビリで使われる用語や技術など、心理学の分野以外の、他専門職の視点も理解していく必要があるように思いました。

心理職は他の専門職と比して文系の職種であり、医療分野のなかではある意味「異質な」存在なのかもしれないと感じることは少なくありません。医療分野の、なかでも精神科領域でない部門における心理職のあり方を、私自身模索していきたいと考えています。心理の専門性が、患者様やそのご家族、あるいはスタッフにとって役に立つものなるように努めていきたいと思います。

リハビリ 公認心理師 M