日別アーカイブ: 2020年6月15日(月曜日)

ハーブの効果

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

自粛期間中にバジルの苗を買った家庭菜園初心者です。料理のアクセントにと思い、毎日水を与え育てていますが、物凄い勢いで成長し収穫が追いつきません(笑)。バジルの他にもミントやローズマリー、柑橘類などを料理に取り入れることで、リラックス効果が得られるような気分になります。アロマテラピーという自然療法があるように自宅で過ごす期間が長くなったこの時期、自然のパワーを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

バジルにはビタミン、ミネラル、鉄分、食物繊維、亜鉛など含んでおり栄養価が高く、βカロテンが多いため抗酸化作用があるとも言われています。古代ギリシャの王家の薬草として利用されるなど古くから効能が知られており、インドでは聖なる力を秘める神聖な植物として崇められているそうです。心身及び中枢神経の強壮作用や鎮静作用もあり、イライラをしずめて神経を落ち着かせる効果や、腹痛や吐き気、胃痙攣といった症状を鎮めてくれる効果があります。

ペパーミントには鎮静効果があり、精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、心身をリラックスさせてくれます。無気力や抑うつを改善する精神安定化作用もあり、神経症などにも利用されているそうです。乗り物酔いしやすい人はミントティーを飲んだり、乾燥したミントを携帯することで予防する効果もあるみたいなのでぜひ試してみてください。

ローズマリーは血管を強くし、血行をうながし、消化機能を高めることで新陳代謝を促進する作用があります。細胞の老化を防止する抗酸化作用があることから若返りのハーブとも言われています。記憶力や集中力を高めるのにも良いそうなのでオイルを体に塗ることや、アロマミストを使用するのも良さそうですね。

今回紹介したハーブはほんの一部ですが、一つ一つのハーブにいろいろな効能効果があります。妊娠している方や持病がある方は注意が必要なものもあるため、気になることがあれば気軽に相談してください。いろいろな場面で使用でき、気軽に楽しめるため是非試していただけたらと思います。ちなみに、私は茶とスパイスがブレンドされたチャイティーがマイブームです。

薬剤師 AAA