日別アーカイブ: 2016年8月6日(土曜日)

暑さとうまくつきあいたい!(夏のおすすめ運動メニューと注意点)

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

図1こんにちは!毎日暑い日が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?毎年思ってはいるのですが、今年の夏は特に暑い気がしますね・・・。
春の過ごしやすい時期と比べて、この時期は外に出ると暑いし、日にやけるし、ついつい家にこもってしまいませんか。私も梅雨に入るまでは、外で走ったりもしていましたが、今ではすっかりクーラーの効いた部屋に引きこもってしまっています。朝の涼しい時間に実施すれば良いのでしょうが、残念ながら早起きも苦手です・・・。
そこで、今日はそんな私のような人でも取り組みやすい、室内で行えるちょっとしたトレーニングをご紹図2介したいと思います。
まず、1つめは上半身の運動です。椅子に座り、両手を胸の前で揃えます。次に、右腕を天井に向かってしっかり伸ばして(図①)降ろします。
今度は、左腕を上に伸ばして降ろします。次は、右腕を横に伸ばして(図②)戻します。最後は左腕を横に伸ばして戻します。慣れてきたら、一連の動きを3セット連続で行ってみましょう。もっと慣れてきたら、次は速度を上げてみましょう。ポイントは腕を伸ばすときは肘が曲がらないように、しっかり伸ばすことです。
では、次は、下半身の運動です。まずは両手を腰に当てて、椅子に座ります。そのまま、右脚をできるだけ遠く前に出して(図③)戻します。次は左脚を前に図3出して戻します。
今度は右脚をできるだけ遠く横に出して(図④)戻します。次は左脚を横に出して戻します。これも慣れてきたら、3セット連続で行ってみましょう。もっと慣れてきたら速度を上げてみましょう。小さい動きにならないよう、大きく動かしていきましょう。
実は、これらの運動は、私が勤務している倉敷平成病院予防リハビリでも、実施しています。三代目J Soul Brothers の「R.Y.U.S.E.I」という曲を流し、リズムをとりながら、このような動きをいくつか組み合わせていきます。
1つ1つの動作は単純ですが、1曲分動かし続けると、結構な疲労感を得ることができ、身体の耐久性アップにつながります。まずは、テンポがゆっくりの曲を選んだり、サビだけなど短い部分から始めたり、と難易度も変えることが図4できます。最終的に1曲通して動いた後の達成感は、ウォーキングやジョギングの後と同じくらい気持ちいいですよ!みなさんもお気に入りの曲に合わせて行ってみてはいかがでしょうか。
ただ、注意していただきたいのは、室内での運動だとあまく捉えずに、熱中症対策を忘れずに行ってください!
熱中症は屋外だけでなく、室内でも起こり得るとされています。今年のニュースでも既に何人もの方が熱中症で病院にかかっています。喉が渇く前の水分補給や風通しを良くして行うなど、十分に注意をはらいましょう!
みなさんも、快適な環境でしっかり身体を動かして、暑さと上手くつき合ってこの夏をのりきりましょう!

倉敷平成病院 予防リハビリ 理学療法士 服部宏香