老健では薬剤師も働いていることをご存じでしょうか?
医師や他のスタッフ(看護師、介護士、リハビリスタッフ、栄養士、相談員など)と協同して、在宅に向けて適切に薬剤管理ができるようにすることが主な役割です。
老健薬剤師の仕事の内容として具体的には以下の通りです。
- 老健に入所される前に、特殊な薬の有無など老健で対応可能かを検討するために薬の内容を確認する。
- 入所時に改めて薬の内容やきちんとお薬を使えているかを確認し、注意することをスタッフにお伝えする。
- 入所中に使用している薬について、医師と腎機能や肝機能による薬の量を調節したり、副作用の有無などを確認。必要に応じて入所者様の状態や薬の効果を確認するために検査を依頼する。
- 栄養サポートチームや褥瘡、リスクマネジメントなど多職種で関わるチーム医療において薬についての情報を提供する。
- 老健での医薬品の在庫を管理する。
- 在宅に向けての薬の管理方法を検討する。(用法用量、調剤方法など)
- 他医療機関や調剤薬局に対して適切な医療や薬剤が継続使用されるように退所時に薬の情報提供書を作成する。
- 退所時にご本人やご家族に薬の説明をする。
老健は介護保険のため、一部の薬剤を除いてお薬代を頂くことはできません。新しく発売される優れた効果がある薬の使用の継続が難しい時もあり、薬剤師として心を痛めることもあります。保険制度を理解して医薬品による費用を抑えつつ、入所されている患者さん個々の健康に影響が出ないように最も適切な医薬品を提案することも老健薬剤師の重要な役割と考え日々奮闘しています。
老健薬剤師M

現在、薬剤部にて薬剤師の業務補助として働いております。仕事の一つとして、卸業者から薬を仕入れ、それを薬の棚に保管する仕事があります。そんな業務を通して薬の名前などを自然と覚えるようになりました。
日本糖尿病学会から、SGLT2阻害薬について、「周術期におけるストレスや絶食により、ケトアシドーシスが惹起される危険性があるため、手術が予定されている場合には術前3日前から休薬し、食事が十分摂取できるようになってから再開する」と2020年12月に提言されてから1年が経過しました。「ケトアシドーシス」というのは、どのような状態のことでしょうか。
11月も半ばを過ぎ、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。体調を崩していませんか?
一日の寒暖差の大きい季節の変わり目の時期ですが、鼻がムズ痒かったり、くしゃみが止まらなかったりしませんか? 寒暖差によって起きる鼻炎の症状を「寒暖差アレルギー」といいます。
9月になり秋を少しずつ感じられるようになってきました。先日東京オリンピック・パラリンピックも閉幕しましたね。たくさんの熱戦に胸を打たれました。今回はオリンピックにも関係の深いドーピングについてお話ししたいと思います。
て、変化していくかの過程)が既に確認されている既存の医薬品、あるいは、世の中に出回る前に開発が中止となってしまった薬剤から、新たな薬効を見つけ出し、実用化につなげていこうという研究手法のことを言います。