予防接種(ワクチン)について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

11月も半ばを過ぎ、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。体調を崩していませんか?

今日は予防接種(ワクチン)についてお話したいと思います。

予防接種は、様々な病原体(ウイルスや細菌など)に対して免疫を持たない方への免疫を与える効果、あるいは免疫の増強効果(ブースター効果)を目的に行われるもので、感染予防、発病予防、重症化予防、感染症のまん延予防、感染症の排除・根絶等を目的として行われます。

 

<代表的なワクチンの種類>

①生ワクチン:おたふくかぜワクチン、水痘ワクチン、麻疹ワクチン、風疹ワクチン

②不活化ワクチン:インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン

③メッセンジャーRNAワクチン:新型コロナウイルスワクチン

 

<異なるワクチンを接種する場合の接種間隔>

2 種類以上のワクチンを同時接種または近い時期に接種する場合には、下のような接種間隔で行うことが定められています。

・生ワクチン⇔生ワクチン:27日以上あけること

・生ワクチン⇔不活化ワクチン:間隔に関する規定はない

・不活化ワクチン⇔不活化ワクチン:間隔に関する規定はない

・新型コロナワクチン⇔他のワクチン:14日以上あけること

 

最近では新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、厚生労働省が12月1日から開始することを正式決定したようです。接種間隔は原則、「2回接種の完了から8カ月以上後」が目安とされていますが、感染予防効果から「2回目から少なくとも6カ月後」の接種も可能となるようです。※現在当院での新型コロナウイルスワクチン3回目接種予定は対応検討中です。

参考文献:予防接種に関するQ&A集2020(一般社団法人 日本ワクチン産業協会)