日々の積み重ねが大事!

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

日々の積み重ねが大事!

デイサービスドリームでは、換気や消毒、ソーシャルディスタンスを徹底し、感染対策を取りながら機能訓練を実施しています。

個別機能訓練は、ご利用の方からご自分の目標や現在困っていることなどをお伺いして、それに応じて訓練計画を立てています。訓練メニューはみなさんそれぞれ違いますが、ご自分のメニューはだいたい覚えておられます。「次は・・です」と声かけをしなくても、振り返れば、いつの間にか空いている道具や器械をみつけて取り組まれていることもしょっちゅうです(笑)

今回は、ご利用の方が日頃取り組んでいる機能訓練をいくつかご紹介しましょう。
(メニューの呼び方はドリームでの通称です。)

『膝ゴム運動』:100円ショップで売っているズボンのゴムを利用しています。写真のように太ももに巻いて、ゴムの抵抗を利用して、太ももを開いたり閉じたりする運動です。これは、お尻の筋力強化をしています。
『ゴムボール運動』:ゴムボールを太ももに挟んで、ボールが落ちないように太ももを閉じたり開いたりします。これは、太ももの内側の筋力強化をしています。
この2つの運動に取り組まれている方の中には「夜間のトイレ回数が5回から2回に減った」「夜中トイレに行かなくなってよく眠れるようになった」など訓練の効果を実感されている方もおられます。トイレ回数が多くて気になる方は試してみて下さい。

『足部ボール運動』:足底の感覚が鈍い方は感覚の再獲得になります。足の裏でボールを転がすことで血流が良くなって、この運動をされている方は「足の裏がポカポカしてくる」と言われます。また、足が浮腫んでいると足首の動きが悪くなるため、この運動をすると足首が柔らかくなったり浮腫みが引いたりするようです。
最初は100円ショップのテニスボールを使っていましたが、イボイボのあるボールを見つけて試したら、これが大好評! 今ではみなさんイボイボボールを使われています。気持ちいいみたいですよ。

『棒体操』:新聞紙を丸めて作った棒を両手で持って頭の上まで上げ下げします。これは、肩こりにいいそうです。
『ゴムバンザイ体操』:膝ゴム運動で使用しているゴムを両足に通して太ももで止めて両手で持って上げ下げします。これはゴムの抵抗があるので棒体操より力がいるのでしんどいようです。腰が曲がるのを予防する効果があります。
普段の生活の中で、頭より上に手を上げることはなかなかないと思いますが、腕や肩を上げる運動は気持ちいいですよ。

 

りっぱな運動マシーンがなくても、100円ショップに売っているようなちょっとしたものを活用することでも十分運動はできます。もちろん訓練効果は人それぞれ違います。訓練をしてちょっとしたことでも効果を感じる方もいれば、何も変わらないと効果が実感できない方もいると思います。
しかし、「何も変わらない、よくならない」のではなく、後退するのを防ぎ、現状維持できているということではないでしょうか。何もしないより、毎日20分でも、週1回でも、定期的に運動をすることが重要だと思います。

そして、デイサービスドリームの機能訓練は、体力維持だけでなく、訓練をしながら他のご利用の方と顔を合わせたり、世間話をしたりすることで、認知面・精神面にも良い効果があると思っています。
これからもご利用の方にとって、楽しい訓練の場になるよう心掛けていきたいです。

      デイサービスドリーム Y

栄養科通信vol.181「災害時の食品の備え」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

9月は防災月間です。地震、台風、水害など災害はいつどこで起こるか分かりません。災害発生からライフラインの復旧までには1週間以上かかることが多く、スーパーが機能しない、災害支援復旧物資が届かないなど、食品が手に入らないことが考えられます。そのため長期保存ができる食材を用意しておく必要があります。食品の備蓄方法として、災害用の非常食だけでなく日常で使用でき災害時にも使えるものをバランス良く備える、ローリングストックという方法がおすすめです。

ローリングストックとは普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限が切れる前に古いものから消費し、消費した分を買い足すことで常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法です。メリットとして、普段の買い物の範囲でできるので時間がかからないこと、買い置きのスペースを増やすだけで出来ることが挙げられます。
家族の人数×3日分~1週間分を目安とし蓄えておきましょう。

ローリングストックに適しているものは常温保存ができ、期限が1年程度のものです。
災害直後の支援物資はおにぎり、パンなどの炭水化物が多いことが想定され、たんぱく質(魚、肉など)、野菜類の摂取が難しい状態になると思われます。大きな災害ではビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がとれず、便秘や口内炎などを起こしやすかったようです。不足しがちなたんぱく質、野菜を摂取できるよう、水やパックご飯、カップ麺などだけではなく、ツナ缶や鯖缶などの缶詰やレトルト食品、切干大根やひじきなどの乾物がおすすめです。

いつ、もしものことが起こっても大丈夫なように普段から食品の備蓄をしておきましょう。

 

参考:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html

 

管理栄養士 Y.M

貸し出し本のご紹介

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

まだまだ残暑が厳しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
9月は初秋。「○○の秋」と良く言われますが、読書の秋を楽しまれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、認知症疾患医療センターの貸し出し本『認知症を楽しく生きる』を紹介させていただきます。この本は著者の姑が多発性脳梗塞による老人性の認知症に罹り、92歳で亡くなるまでの十五年半に渡る闘病生活について書かれています。千葉県で暮らす著者と茨城県で暮らす姑。当初5年半は茨城県での生活を望み、周囲の温かい協力のもと独居生活を送りますが、その後十年間は著者の家へ引き取られます。初めての神経内科受診、介護サービスの利用、そして老人ホームへの入所に至るまで、家族の日常の様子が細かく描写されています。
著書はあとがきで、驚くまいとしても驚くことばっかりだった、姑は認知症とはどういう病気なのかと実演して見せてくれているようだったと語っています。認知症の人の家庭での介護に少しでも役に立てば、そんな著者の願いがこめられた1冊です。一見500ページ近い分厚い本にはなりますが、一つひとつのお話が4ページ程で書かれており、とても読みやすくなっています。

認知症疾患医療センターでは他にも認知症に関する本の貸し出しを行っています。ご興味のある方はお気軽にお声かけ下さい。

精神保健福祉士 A

老松・中洲高齢者支援センター教室のご案内

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

老松・中洲高齢者支援センターでは、介護予防・転倒骨折予防・食事栄養などに関する教室を開催しています。

5~7月は介護予防教室として、運動・栄養・口腔に関することを理学療法士や栄養士がお話しました。

運動についてでは、理学療法士が運動とフレイル予防について説明があり、簡単にできる体操をみんなで実施しました。

栄養については、栄養士から栄養とフレイル予防について説明があり、栄養とフレイルについてのクイズや脳トレを楽しみました。

口腔については、口腔体操を動画で見ながら、マスク下で実施しました。

毎回30人くらいの参加者があり、和気あいあいとした雰囲気です。
今後の予定としては、9月から転倒骨折予防の教室が始まります。予約不要、参加費無料です。気になる方はぜひ参加してみてください。不明な点は老松・中洲高齢者支援センターまで問い合わせください。

支援センター T

通所リハビリ 新しい「体操」をはじめました!

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは!9月に入り、暑さも峠を越え夏の疲れが出る頃ですので、体調変化に気を付けながら元気にお過ごしください。
通所リハビリにはご利用の皆様の身体機能、認知機能に合わせて、たくさんのフロアがあります。
今回、紹介するフロアは、主に怪我や病気により、日常的にサポートが必要ですが、歩行がご自分で行える方を対象としています。

コロナの影響で、皆さまが楽しみにされている地域参加行事や旅行等の趣味活動が制限されたり、中止になったりする中で、身体機能、認知機能の低下が見られています。実際にリハビリスタッフが定期的に行う身体、認知評価でも値が下がっているのは著しく分かります。これではではいけないとリハビリスタッフと介護スタッフと話し合い、日々皆さまとの会話の中でうかがい知る、お困りごとをヒントに新しい体操を作りました!

新しい体操では手指の運動を取り入れたコグニサイズ、膝や腰痛、肩に痛みや可動域制限がある方と麻痺がある方のケアとして自主トレーニングで出来る運動を取り入れたり、全般的に落ちやすい上肢、下肢の筋力にアプローチできる体操も取り入れています。 体操する際にスタッフからの説明はもちろん、お手本になるDVDにも体操の効果や体操のポイントなどを詳しくいれて編集し、どなたにご覧いただいても興味を持って取り組んでいただけるようわかりやすく解説しています。

最後になりましたが皆様、体操を通じて筋力を維持し、コロナの終息が来る日に楽しみにしていた趣味活動や様々な行事にいつでも復帰出来るようにしませんか?

私たちスタッフも全力でご支援してまいります。

通所リハビリテーション 介護福祉士 S・Y

 

最近治療をはじめた方、継続して治療している方へ

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

私が外来で服薬指導をする時、いつも心がけていることがあります。
それは、受診してくださったことに「ありがとうございます」と言葉で伝えることです。頑張っていること、頑張ろうとしているけどなかなかうまくいかないことにも傾聴するよう意識しています。

糖尿病と診断されると、食事療法や運動療法、薬物療法を指導されます。
はじめのうちは、我慢すること、続けるのがしんどいことがあると思います。
次第に治療に慣れてきても、お正月や誕生日にごちそうに呼ばれて血糖コントロールが悪くなり、がっかりすることもあるかと思います。そういったことがあっても、継続して受診・治療してくださる患者さんを尊敬しております。患者さんがまた次の外来に来ていただけるような服薬指導を行えるよう、日々精進しております。

治療をはじめた頃は三日坊主になることがあるかもしれません。
4日目にやり忘れたとに気づいた5日目から再開すればいいのです。これを7~8回続ければ、1ヶ月間続けられたこととほぼ同じになります。治療は毎日続くので、長い目で取り組む根気が必要です。最後に、意識や行動の変化に関わる6つのステージを紹介します。(参考文献:糖尿病療養指導ガイドブック2022)

①前熟考期
知識や意欲が不十分で、問題に抵抗や否定をしている。
②熟考期
自己の問題に気づいたが、まだ行動に移せていない。6ヶ月以内に行動を変えようと考えている。
③準備期
1ヶ月以内に行動を変えようとしている。行動に取りかかろうとしている。
④実行期
自己の問題に取り組んでいる。行動を変えて6ヶ月未満である。問題行動に逆戻りしそうな気持ちや誘惑に立ち向かっている。
⑤維持期
行動を変えて6ヶ月以上経過した。まだ、意識していないと一時的なつまずきや問題再発が起きることがある。
⑥完了期
行動が習慣化し、誘惑も存在しない。落ち込み、ストレスを感じることがあっても不健康な習慣に戻ることはない。

糖尿病療養指導士 薬剤師 K

行事を少しずつ再開しています

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

毎年暑い、暑いと言われていますが今年はまた特別暑かったように思います。暑い夏を乗り切るため、ご入所の方に、こまめな水分補給や、睡眠・栄養を十分にとっていただくように心がけてきました。

老健では、新型コロナウイルスの感染対策を徹底しながら少しずつ行事を再開しています。6月からは毎月第4水曜日に、30分程度ではありますが歌会を再開し、みんなで体を動かしたりと楽しい時間を持てるようにしました。参加されているご入所の方は、マスクをしていても分かるくらい笑顔でリズムに乗っている人、手拍子をする人など、とても和やかな時間を過ごすことができています。

 

入所者の方が作成してくれた海の仲間たちのちぎり絵です。 かわいい海の仲間たちに毎日癒やされています。

朝・晩に鈴虫の鳴き声が聞こえ始め、少しずつ秋の訪れを感じはじめました。
今年の十五夜は9月10日。一年で最も月が美しく見える特別な日です。心豊かで楽しい時間をお過ごしください。

倉敷老健:看護師K

虫歯と唾液の関係

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

虫歯ができやすい人には唾液の量が少ないことが多いのはご存じですか?
今回は唾液の量が少なくなると起こりうるトラブルについてお話いていきたいと思います。

1. 虫歯が増える
唾液には虫歯菌が放出している、歯を溶かす酸を中和させる力があるため
酸で溶かされた歯を再生させることができます。唾液が減ると歯はより溶かされてしまい、再生もできないため虫歯が増えてしまいます。

2. 口臭が強くなる
口の中には多くの細菌が住んでいて細菌が発酵すると口臭が強くなります。唾液には細菌を洗い流す作用があります。唾液が少なくなると細菌を洗い流す力がなくなり、細菌が増殖し発酵して口臭が強くなります。

3. 歯周病になりやすくなる
唾液の中には殺菌作用を持つリゾチームという成分があります。唾液が少なくなると
歯周病菌に対抗する力が弱まり歯周病になりやすくなってしまいます。

4. 口内炎ができやすくなる
唾液は歯が舌を傷つけないよう、潤滑剤の役目を果たしています。唾液が少なくなると
お口の中で滑りが悪くなり口内炎ができやすくなります。唾液が減少してしまう原因として考えられるのは
① 薬の副作用
自律神経、花粉症、高血圧などの薬には唾液の量を減少させてしまう副作用を
持っています。特に精神科で出される薬に多いといわれ、急に虫歯が増えてしまう
ことが多いのです。
② ストレス
ストレスによって自律神経が乱れ唾液の分泌量が低くなります。もし、
唾液が少ないな。と感じたらチューインガムなどを噛んでみましょう。
噛む回数を増やすことで唾液腺が刺激されて唾液の分泌は増えます。
それでも改善されない場合は、お口の中に何かトラブルがあるかもしれません。

定期的にお口の中も検診されることでこういったトラブルも
早期発見につながりますので検診を受けてみてはいかかでしょう。
初めての方もぜひご相談ください。

歯科衛生士 N

【小児がん経験の小中高生を対象にした食育イベントに倉敷平成病院 管理栄養士が講師をつとめました】

カテゴリー: 栄養科, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

8月28日(日)、就実大学(岡山市中区)にて、小児がんを経験したお子さんの成長過程で問題となる生活習慣病など晩期合併症を知り、予防しようという食育クッキングイベントが開催され、当院小野栄養科科長(管理栄養士)が講師をつとめました。
小児がん患者家族会「あゆみの会」の小中高校生計6名が参加され、栄養バランスの取れた昼食メニューを考案し、共に調理することを通じて、規則正しい食事や生活を整えることが予防には大切だということを紹介しました。
生活習慣病予防のために、魚と野菜を食べる・バランス良く・減塩に慣れるをテーマにしたメニューとして、【おにぎらず・味噌汁(塩分濃度測定)・サバ缶ハンバーグ・サラダチキン・フルーツ寒天】の5品を紹介されたそうです。
「おにぎらずはご飯と肉、卵、野菜をまとめて食べられ、フルーツ寒天もラップで包んで一緒にお弁当として持って行けます。将来一人暮らしをした時のために、簡単に作れてバランスよく食べられるものを考えました。子どもたちは手際よく調理でき、驚きました。作った味噌汁の塩分濃度を測ってみると、0.3~0.7%と薄味で(標準0.8%)、自分の身体は自分で守るという意識があるのだと思いました。」とお話されていました。
料理は子どもたちだけで作り、出来上がりをお弁当箱に詰めて親御さんに見てもらい、一緒に食べられたそうです。

このような活動を通じて、子ども達の力になれればと思います。
この様子は、8月29日(月)の山陽新聞にも紹介されました。

※晩期合併症とは
現在、⼩児がんは治癒する病になってきました。しかし、子どもは発育途中であることなどから、成⻑や時間の経過に伴って、がん(腫瘍しゅよう)そのものや、薬物療法、放射線治療など治療の影響によって合併症が起こることがあります。これを「晩期合併症」といいます。晩期合併症は、⼩児や若年のがんで特に問題となる現象です。
国立がん研究センターHPより)

 

秘書広報課

くじ引き大会 開催

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

日々発表される新型コロナウイルス新規感染者数の増減に一喜一憂する今日この頃ですが、ケアハウスでは真夏の風物詩となっている「夏まつり」に代わって、7月29日(金)、コロナ禍での「くじ引き大会」を実施しました。
事務所前のロビーに急遽設置されたくじ引き会場で、初めての試みにご入居の皆様も「何をどうするんかな?」と戸惑い気味ではありましたが、まずは手指消毒をして頂きます。続いて割り箸で作ったくじを引いて頂き、色ごとに決まった豪華景品?を受け取って頂きました。ハズレは無しとして、参加賞をご用意させて頂いたのですが、前半では何故かほとんどの方に「参加賞」ばかり当たってしまい、職員はちょっと焦ってしまいました。それでも、くじを引く際の皆様の真剣な眼差しや、景品を受け取るときの嬉しそうな笑顔が見られ、盛り上がったイベントとなりました。ささやかなくじ引き大会ではありましたが、久しぶりに感じた、この「施設での楽しいひと時」について、ふと、施設の職員としてコロナ以前の懐かしい感覚が蘇るのを感じました。この度は、ちょうど実習中の倉敷中央高校の学生さんも参加され、ご入居の皆様にとって、そして職員にとっても心和むイベントとなりました。
引き続き、コロナ禍での取組みについて、少しでも皆様に前向きな気持ちになって頂けるようなイベントや活動を企画したいと思います。

 

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 施設長