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いい日を過ごせるように自宅で心掛けたいこと

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

2025年がスタートして早くも1ヶ月が過ぎ、立春を迎えました。いかがお過ごしですか?

昨年4月から新規アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の治療もスタートしています。
年齢を重ねると、認知症ある、なしに関わらず、年齢に伴う、「頭と、心と、体」の変化に対して、日々悪戦苦闘!?しながら暮らしています。
少しでもいい日を過ごせるように、自宅で心掛けていただきたいことを提案します!

大切にしたいこと…それはやはり「日々の生活」です。

体や頭、気持ちの衰えに伴い当たり前に過ごしていたの日々がだんだん「面倒」だな…と感じることはありませんか?また身体の変化に加え、バランス機能が低下し、「転びそう」になったことはありませんか?小さな変化が原因で「何もしなくてもいいわ」と思うことが増えていませんか?

ですが、何気ない毎日を自分のペースで「続ける」ことこそが大切です。自分で出来ることを、自分のペースで続けることは、身体と頭の機能を維持するのに認知症の予防や進行を防ぐ事に、大変効果があると言われています。

そこで改めて、心と体を維持するための生活のポイント!

○バランスの良い食事  肉も魚も食べましょう!脳に必要な栄養をとりましょう。
食べるだけでなく、可能なら料理をすることもおすすめします。

○運動…若い頃のように体を動かそうと思わなくていいです。全身の血流を良くするような目が覚
めたら布団の中で「大きく伸び」をする。散歩や、家の中で足踏みでも良いです。
歩くことは、周囲の様々な情報をキャッチしています。脳を働かせ活性化させます。

○睡眠…6時間くらいがおすすめ。睡眠を取ることで、脳内のアミロイドベーターの蓄積を防ぎます。夜型生活はどうしても日中うとうとが増えますね。昼寝は30分くらいまでに。

○他者交流…他者と話すことは、考えながら行動するため、脳を働かせます。一緒に喜んだり不安が軽減するなど、脳が元気になるきっかけにもなります。

○その他に…お酒とタバコは控えめにお酒の飲み過ぎは脳の萎縮。タバコは脳の血管の動脈硬化を引き起こします。

良く聞く内容ですよね^^
人は、「食べる、動く、寝る」この3つはの繰り返しですが、どれも欠かすことができません。自分自身の力で日々を過ごせるように、今一度、当たり前の毎日を見直してみてはいかがでしょうか?なーんて、私自身が、自分に言い聞かせたりして…春がやってきます。まだ少し寒いですが深呼吸して、今日も一日はじめましょう!

もの忘れ外来看護師 W

イラスト:イラストac

第12回ホスピタルデザイン研究会 研究大会参加報告

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2月15日(土)、13時~16時30分で、第12回ホスピタルデザイン研究会 研究大会「デジタル時代の今 伝える伝わる広報誌」が開催され、当院 広報課スタッフがWEBで参加しました。

ホスピタルデザイン研究会は、川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科に事務局がおかれています。
ホスピタルデザイン(病院環境における様々な問題を発見あるいは予想し、それを解決するためにデザインを応用する行為全般)に関する包括的研究の発展と知識の交流を図り、その成果を普及すること等を目的として設立運営されています(ホスピタルデザイン研究会会則より一部抜粋)。

年に一度、研究会が開催されており、今年は第12回大会で、川崎医療福祉大学とZoom配信のハイブリッド開催でした。今回のプログラムは以下の通りです
開会の辞

1【デザイン活用・広報関連 事例発表 7演題】
1)公益財団法人操風会 岡山旭東病院
「院内広報誌が育む教官と交流~職員をつなぐきっかけづくり~」
企画課企画広報室 荻野 雄大氏

2)医療法人平病院
「病院広報誌とSNSで広がる地域との絆」
事務部総務課 小山 乃愛 氏

3)社会福祉法人岡山博愛会 岡山博愛会病院
「広報誌を活用したブランドイメージアップ戦略」
法人本部 経営企画課 磯野 佑衣 氏

4)社会医療法人石川記念会 HITO病院
「メールマガジンで人と繋がる広報活動」
総務人事部 総務・人事・広報課 古西 泉瑚 氏

5)公益社団法人日本会員掖済会 名古屋掖済会病院
「笑顔あふれる記念誌の制作」
広報部 渡邉 志保 氏

6)社会医療法人岡村一心堂病院
「つながりをデザインする―職員ホームページで創る新しい関係性―」
広報部 山田 貴史 氏

7)パナソニック健康保険組合 松下記念病院
「市民のくらしに寄り添う広報活動」
経営企画室広報担当 清水 由香 氏

2【特別講演】
広報誌「hesso」を通じた社会とのコミュニケーション
東北大学病院 広報室長 病院長特別補佐 溝部 鈴

閉会の辞

今年度は、病院広報の第一線で活躍されている方々による実務事例が発表され、非常に刺激を受ける内容でした。特に、人材募集のためのSNS活用、LINEアカウントを利用した市民講座の参加募集、広報誌を勉強会の資料として活用する事例など、医療機関が地域活動に積極的に参画し、相互交流を深める取り組みが多数紹介されました。
特別講演では、日本グッドデザイン賞にも選ばれた広報誌hesso」の担当者である溝部氏が、創刊の背景やコロナ禍を経てのデザインリニューアル、イラストに込められた想いについて語られました。現場の視点だからこそ語れる熱意や工夫を学ぶことができ、広報活動への意識が一層高まりました。
今後、医療・介護の人材不足や2025年問題といった社会課題に対し、私たちも広報を通じてどのように貢献できるかを考え、取り組んでいく必要性を改めて感じました。

【主催】ホスピタルデザイン研究会
https://w.kawasaki-m.ac.jp/design/hd/

【過去の参加報告】
第7回

第7回ホスピタルデザイン研究会総会・研究大会 参加報告

第8回

第8回ホスピタルデザイン研究会参加報告

第9回

第9回ホスピタルデザイン研究会参加報告

第10回

第10回ホスピタルデザイン研究会 参加報告

第11回

ホスピタルデザイン研究会10周年記念大会 参加報告

 

※昨年に引き続き今回もスマートフォンで参加しました。会に参加している様子の写真がありませんのでご了承下さい。

広報課 M

新しいマッサージ器をご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

通所リハビリでは1月より新しく下腿のマッサージ器を導入致しました。導入にあたって利用を楽しみにされていた方々もいらっしゃいました。

使用目的としては大きく分けて2つあります。

①筋肉の“こり”をほぐし筋肉の疲労を軽減すること

②血行の改善
血行が良くなると浮腫みの改善にもつながります。

実際に利用してみた方々からは、「足が軽くなった」、「血流の流れが良くなって浮腫みが減った」、「慣れるまでは足がかゆくなるような感じがあるけど、歩く時に足がスムーズに出るわ」と言ったお声を頂戴しました。

また、振動は4段階で設定でき、皆さまの症状や好みにあった強度を、リハビリ担当者と直接相談しながら選択できます。
ただし、使用にあたっては注意が必要なケースがあります。
例えばペースメーカーなどの電磁障害の影響を受けやすい方には制限があるため、使用の可否について確認をしながら使用を進めていきます。

倉敷老健通所リハビリは介護認定を受けられている方が利用対象となりますが、ご不明点やブログをご覧いただき興味を持たれた方は、通所リハビリまでお問い合わせください。

通所リハビリ M

◎問い合わせ◎
倉敷老健通所リハビリテーション(倉敷在宅総合ケアセンター2階) 
TEL:086-427-1192

 

病院機能評価受審の報告

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

1月28日から30日までの間、当院では病院機能評価を受審しました。
初日は本体審査と副機能の評価が行われ、サーベイヤーとして看護の研修員(OJT)を含む8名が来院しました。2日目は引き続き本体審査が行われ、3日目には高度専門領域(リハビリ)の評価が行われました。

今回の受審では、初めて「副機能」と「高度専門」の評価を受けることとなり、さらに機能評価のバージョン3.0も初めての受審となりました。
特に回復期病棟での対応には多くの工夫と時間が必要でしたが、職員が一丸となり、評価にふさわしい体制を整えることができました。また、今回初めて実施されたカルテレビューも、皆さんの努力の甲斐もあって順調に進み、適切な記録・運用が行われていることが確認されました。


サーベイヤーからの評価は概ね良好であり、職員の頑張りが確実に反映されていました。一方で、事務領域の面接や評価では、これまで以上に詳細な確認が行われ、限られた時間の中で十分に対応することが難しい場面もありました。
とはいえ、得られた指摘は今後の改善に向けた貴重な機会となり、次につなげるべき重要なポイントとして受け止めています。
次回受審はロサンゼルス五輪のある4年後の令和10年(2028年)頃の予定です。この度の受審を通じて得た気づきを活かし、医療の質向上とより良い病院作りに向け、今後も職員一同で取り組んでまいります。

病院機能評価 事務局 総務課 科長 M

倉敷老健、栄養サポートチーム(NST)が頑張っています!

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

高齢になると、老化により噛む力が衰えて食べられない、味覚が鈍くなり食欲がわかないというようなことが起こります。またこのような状態が続くと、食べ物を飲み込む力も弱くなってしまいます。このように、十分な栄養がとれないと、健康を損ね、ひどい場合は寝たきりになるなど、生活の質(QOL)にも大きく影響します。

倉敷老健では、80歳以上の方が入所者の約8割程度いらっしゃいます。栄養状態が低下している方もおられるため、栄養サポ-トチーム(NST)が入所者の栄養改善に一役かっっています。

栄養サポートチームは、管理栄養士、看護師、薬剤師、言語聴覚士などの多職種で構成され、毎週木曜日に会議を開き、その方に合った食事内容への変更、嚥下状態を評価して必要なリハビリを考え、場合によっては栄養補助食品の提案もしていきます。

取組の一例をご紹介します。
病院を退院され老健に入所された時には、吐き気が続き、主食が半分しか提供されていませんでした。このままでは栄養状態の改善は見込めないため、栄養補助食品の高たんぱくのゼリーを食事に追加して摂取してもらうようにして、少しずつ体力がつき、自力でゼリーが食べられるようになってこられました。その後、この方が甘いもの好きとの情報があったので、高栄養ドリンクと高蛋白ゼリーを中心とした食事に変更してみたところ、食事量がアップしていきました。次第に身体機能の回復にもつながり、入所した時に比べて、何より表情が明るくなられました。

倉敷老健NSTはお一人お一人の健康管理とご自宅での生活環境を想定した支援も大切にしております。ご自宅での生活に向けてお悩みや不安など些細なことでもございましたらご相談いただけたらと思います。
暦の上では2月初旬の節分後に立春を迎え春が始まります。例年に比べ今年は厳しい寒さが続きますがどうぞ皆様に幸多き春が訪れますように体調にはお気をつけてお過ごし下さい。

 

倉敷老健 介護福祉士主任 F

脳神経内科菱川望先生が講師をつとめる【ヨガで楽しく認知症予防・介護予防】講座開催 参加者募集のご案内

カテゴリー: 医師, お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

ヨガで楽しく! 認知症予防・介護予防

「ヨガは身体に良いと聞くけれど、本当に効果があるの?」
「難しそうだけど、高齢者でもできるの?」
そんな疑問をお持ちの方へ、ご高齢の方でも無理なく取り入れられるヨガをご紹介します。椅子に座ったままできるバージョンもあり、初心者でも安全に行える基本的なヨガのポーズと呼吸法を学びます 。高齢期の健康維持を目指す方、認知症や介護予防に関心のある方、またはご家族や支援者として学びを深めたい方も、ぜひご参加ください。

✦ 開催概要
日時:令和7年3月9日(日)10:00~11:30
場所国民宿舎サンロード吉備路 コンベンションホール(総社市三須825-1)
講師:倉敷平成病院 脳神経内科部長 菱川 望 先生(倉敷平成病院 理学療法士も参加)

参加費無料
年齢不問
先着70名
当日は動きやすい服装でご参加ください。

✦ お申込み方法
締切:令和7年2月28日(金)

専用申込フォーム(QRコード・URL)
https://apply.e-tumo.jp/pref-okayama-u/offer/userLoginDispNon?tempSeq=44461&accessFrom=

FAXでお申込み(PDF裏面ご覧ください)FAX:086-427-5304

TEL:086-434-7022(岡山県備中県民局 健康福祉課)
※岡山県ホームページでの案内
※ 緊急時のご連絡のため、電話番号を必ずご記入ください。
※ ご提供いただいた個人情報は、本研修会の目的以外には使用しません。
※ 発熱・体調不良の際は、ご来場をお控えいただきますようお願いいたします。

楽しく身体を動かしながら、健康づくりを始めませんか? 皆さまのご参加をお待ちしております!是非ご参加ください。

チラシ案内PDF

脳神経内科部長菱川望先生が実践する「認知症予防ヨガ」の動画ができました。是非ご覧ください。

「歯ブラシのベストな交換時期」について

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さん、
「この歯ブラシ、いつから使っているんだろう」
「どれくらいで替えなくちゃいけないんだろう」と考えたことはありませんか?

推奨する歯ブラシの交換頻度は、『1本/1ヶ月』です。
1ヶ月ほどすると歯ブラシの毛先が開いてきたり、傷んできたりします。
毛先がダメになった歯ブラシで磨くと、約40%汚れの除去率が低下すると言われています。

歯ブラシを交換するタイミングとして、
歯ブラシを後ろから見たときに毛先がはみ出ている場合は、交換のサインです。

歯ブラシの交換を怠り、毛先の開いた歯ブラシを使用すると毛の側面が歯に当たることになり、うまく汚れが落とすことができず虫歯や歯周病のリスクが高まります。
是非ご自分の歯ブラシをチェックしてみてください。

歯ブラシを使用した後はしっかりとすすぎ、汚れを落とします。
濡れたままにしておくと雑菌が繫殖してしまうので、しっかり乾燥させてくださいね。

皆さん、きれいな歯ブラシで清潔なお口を保ちましょう。
そして、歯科医院での定期的な検診をおすすめします。

歯科衛生士I

イラスト:イラストac

倉敷平成病院が2024 職場における腰痛予防宣言 金メダル施設に認定されました

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

このたび、当院が、日本理学療法士協会(厚生労働省後援)が主催する「2024 職場における腰痛予防宣言!」において、金メダル施設として認定されました。

この認定制度は4年前から始まっており、理学療法士が専門性を活かし、継続的に研究・発表を重ねたことによより認定されるものです。当院では、特に一昨年から理学療法科で、全仁会研究発表大会を通じて職員の職業性腰痛についての取り組みを継続しています

第30回大会(令和5年度)「当グループ職員の職業性腰痛の実態調査」 理事長賞 受賞
第31回大会(令和6年度)「当院事務職員に対する職業性腰痛の予防効果の検証」 優秀賞 受賞

日本では、業務上の疾病の約60%が腰痛によるものであり、特に医療・介護職を含む「保健衛生業」では81%を占めるとされています。腰痛の予防対策は喫緊の課題であり、当院でも積極的に取り組んでいます。

ランクごとの参加施設一覧(掲載希望施設のみ)によると、金メダル施設は全国で37施設あり、岡山県では唯一の金メダル施設となっています。
また、当院は外部施設からの腰痛予防事業にも対応しており、日本理学療法士協会サイトに「チャンピオンステージ」でも掲載されています。

まずは、私たち医療従事者自身が健康を維持し、適切な体調管理に努めることで、患者さんに最善の医療を提供できるよう引き続き努力してまいります。

PT科 川元

※日本理学療法士協会のサイト

金メダル施設一覧

※チャンピオン施設一覧

 

 

ドリームカフェ リニューアルオープン!

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

昨年12月より、施設内のイベントとして「ドリームカフェ」を実施しています。
新型コロナの流行以前は「抹茶を楽しむ会」を開催していましたが、お抹茶以外にもいろいろと楽しんでいただけるように、リニューアルオープンしました!

12月は洋菓子でクリスマスっぽく、1月は「新春・縁物カフェ」として、和カフェを開催しました。ご案内の掲示後すぐに「もう申し込みしている?」と参加を希望してくださる方もいらっしゃって嬉しいかぎりです。飲み物は甘酒・おしるこ・生姜湯の3つからの選択で「やっぱりおしるこかな」「甘いのはダメなんよ」と思い思いに選ばれて楽しまれていました。お口が甘いかと思い、フリードリンクの緑茶も用意したのですが、どれもが熱々のご用意だったので、冷たい緑茶もあっても良かったなと次回へのヴァージョンアップを胸に秘め、また企画をしていきたいと思います。

ちなみに豆菓子はちょこっとこだわって、美観地区の豆菓子専門店のものです。豆菓子には富と子孫繁栄の意味があり、甘酒とおしるこには無病息災の意味があるそうです。
2025年が皆様にとって健康に楽しく過ごせる年になりますように。

ケアハウス  ドリームガーデン倉敷 Y

【肩関節理学療法実技セミナー開催報告】

2025年2月2日(日)、倉敷平成病院に小野志操先生(株式会社運動機能医学インスティチュート、理学療法士)をお招きし、「肩関節理学療法実技セミナー」を開催しました。

本セミナーでは、肩関節の機能解剖学、触診、評価、治療アプローチまで、幅広い内容について実技を交えてご講義いただきました。特に、実際の臨床に即した具体的な手技や治療法について手技を学ぶことができ、明日からのリハビリテーション業務に早速活かせる実践的な内容となりました。

今回の研修は、肩関節機能の向上を目指す上で、理学療法の重要性を再認識する機会となり、大変有意義な時間となりました。今後も、患者さまの治療効果を高めるため、学びを深め、質の高いリハビリテーションを提供してまいります。

小野志操先生のホームページ
https://www.shiso-ono.com/profile-1/

株式会社運動機能医学インスティチュートのホームページ
https://www.wow-factor.info/

倉敷平成病院 スポーツリハビリテーションセンター PT 副主任 H