今年も一大イベントが盛大に行われました!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

日に日に空気が冷たくなり、冬の足音がそこまで聞こえてきそうな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

そんな季節の変わり目、10月28日に平成病院の一大イベント、「のぞみの会」が開催されました。予防リハビリでも、毎年恒例のリラックスタイムに皆様と体操を行い、大盛況となりました。また、ギャラリーのぞみにも職員、利用者様共に参加させていただきました。手作りの人形や風景を撮影した写真、趣味活動でされている習字など、沢山の作品を出展しました。
その中で、私が是非皆さんに知って頂きたい作品があったので、ご紹介します。

 

 

 

それがこの“木の葉タワシ”と書かれた作品です。実は複数の利用者様が作品に携わった合作作品なのです。この作品ができたきっかけが、とある利用者様の言葉にありました。
「普段、皆様にお世話になっているからお礼がしたいの。誰かの役に立てればと思って、“木の葉タワシ”を作ったの。」と、とても嬉しそうに話されていました。
そこから、その利用者様と手芸の好きな利用者様たちが、力を合わせて様々な木の葉タワシを作成されました!
タワシを編む方、用紙に絵を描いたり色を付けたりする方、文字を書く方と、分担して作られています。

 

誰かのために役に立ちたい、という素敵な想いから作成された作品。ご高齢になっても、その気持ちを忘れない姿に尊敬の念を禁じえません。来年ものぞみの会に沢山の利用者様が参加してくださるよう、スタッフ一同、より質の高いリハビリを目指していきたいと思います。

介護福祉士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:070-6690-2763 (相談担当者:大段・大島)

東京女子医科大学脳神経外科 助教 堀澤士朗先生が倉敷ニューロモデュレーションセンターを視察され、手術見学と意見交換がなされました

11月7日(水)、日本で最も機能的脳神経外科手術が実施されていると推測される(2017年度年間手術件数が191件:ホームページより)、東京女子医大脳神経外科より、助教の堀澤史朗先生が、当院倉敷ニューロモデュレーションセンターを訪問され、上利崇センター長と篠山英道副院長(脳神経外科)が行う、DBS手術(パーキンソン病に対する脳深部刺激療法)とSCS手術(脊髄刺激療法)を見学されました。

当院では、DBSを全身麻酔、レコーディング無しで実施しております。このことにより手術時間が短縮され侵襲性の低下と、脳のずれが生じにくいため手術精度の向上が期待されます。2017年、上利医師はスウェーデンウメオ大学を視察し、その際に全身麻酔・レコーディング無しの手法を学び、以後当院で実施しています。

堀澤先生からは、「全身麻酔、レコーディング無しで、DBS手術が1時間半で完了するのは、実際に立ち会うまで信じ難いことでしたが、安全性にも配慮されており大変感服いたしました。」とのコメントをいただきました。
堀澤先生は、国際定位機能神経外科学会(WSSFN)においてBoard member(役員)を務められておられる方です。
堀澤先生、身に余るほどのお言葉をありがとうございます。今後ともご指導の程宜しくお願い申し上げます。

ニューロモデュレーションセンター スタッフ

 

栄養科通信vol. 135「『こむら返り』を予防するポイント」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

 

行楽やスポーツなど、体を動かすことが心地よい季節となりました。皆さんは運動中や睡眠中、突然、足がつってしまった経験はありませんか?これから、寒くなると特に足がつりやすいと言われています。『足がつる』とは、足の筋肉が突然強い痙攣を起こす状態のことをいい、特にふくらはぎに起こることが多く、それを『こむら返り』といいます。今回は、こむら返りが起こる原因と予防方法をご紹介します。

●こむら返りの主な原因
①筋肉の疲労…過度な運動などで筋肉が疲労している場合、筋肉が急に収縮するため起こりやすくなります。逆に、運動不足での筋力低下や、普段とは違う筋肉を動かすなどして筋肉に強い刺激を加えることでも起きやすくなります。

②水分不足…水分が不足すると血行不良となり、その影響で筋肉が収縮して起こることがあります。

③栄養素(ミネラル)バランスの乱れ…カルシウム、マグネシウムなどのミネラルは、筋肉などの動きを調整するはたらきがあるため、このバランスが乱れると、筋肉の収縮と弛緩がうまくできなくなり、こむら返りが起こりやすくなります。

④冷え…冷えによる血行不良で、筋肉が緊張し、収縮しやすくなります。とくに睡眠時は血行不良になりやすいため、足がつることが多くなります。

⑤病気…糖尿病や肝硬変、甲状腺機能低下症、神経系や筋肉の病気、薬の副作用からも起こることがあります。※こむら返りは健常な人でも起こる事がありますが、何度も繰り返す場合には病気が原因の可能性があるため、医療機関へ受診することをおすすめします。

ちなみに、妊娠後期に起こりやすいこむら返りは、おなかが大きくなり足の血管が圧迫されることによる血行不良や胎児の成長によるミネラル不足、運動不足などが原因となります。

●こむら返りを予防する食べ物
筋肉の収縮・弛緩に関わるカルシウム、ミネラルを含み、毎食主食・主菜・副菜の揃ったバランスのよい食事を心がけましょう。
カルシウムを多く含む食品…牛乳、小魚、チーズなど。
カルシウムの吸収を良くする食品…魚介類、卵類、きのこ類など
マグネシウムの多い食品…大豆製品、魚介類、海藻類など。
食事以外の予防法としては、
・こまめな水分補給をする。(水分ばかりを摂りすぎず、ミネラルも補給しましょう。)
・下半身を冷やさないように衣類の工夫やお風呂に入って身体を温める。
・運動不足にならないよう、日ごろから適度な運動やストレッチを行う。
などがあります。ご紹介した予防方法を日常に取り入れ、こむら返りになりにくい健康な体作りを目指しましょう。

管理栄養士 K.M

通所リハビリの共同作品「みのむしの合唱団♪」(平成30年11月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

11月になりました。秋晴れの快晴が続いています。今回は本物の落ち葉を使って作品を作りました。
落ち葉の上に紙を置き、色鉛筆で上からこするときれいに紙に葉っぱがコピーされます。皆さんきれいにこすってステキな葉っぱができました。

そして紙コップを使って「みのむし」を作りました。
「最近は、みのむしを見ることもなくなったなぁ」と言いながら、どんな顔にしようか。
みのむしはどんな顔しとんかなぁ(笑)
とみんなで話しながら楽しく作りました。

是非皆さん倉敷平成病院外来で実物をご覧になってください。

通所リハビリ 介護福祉士 K

風疹の予防接種

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

今年は風疹の流行が拡大しています。
首都圏を中心に始まり、日に日に増加し (昨年の12倍近く)今や全国各地に広がっています。

風疹ウイルスは感染力が強く (くしゃみ、飛沫感染などで感染する)、潜伏期間は2~3週間、倦怠感・微熱から始まり、発熱・発疹・リンパ節の腫れなどの症状が出ます。成人した大人の方が小児よりも重症化することが多く、特に注意しなければならないのが妊娠初期 (妊娠5ヶ月未満)の女性です。妊娠中の感染が原因で、胎児の目や耳、心臓に障害が起こる「先天性風疹症候群 (CRS)」を引き起こす場合があります。
CRSの三大症状は先天性心疾患、難聴、白内障で、それ以外には網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球など多岐にわたります。

風疹はワクチンで予防できますが、妊婦は接種できません。そのため、予防には妊娠前の接種や周囲の家族の接種が大切になります。
当院でも風疹の予防接種の受付 (要予約)を行っています。まだ受けられていない方は是非 受診してみて下さい (自分が風疹にかかった覚えのない方も、感染歴がわかる抗体検査を実施しています。

参考文献:山陽新聞

臨床検査部 K.K

お気軽にご相談ください

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

秋が深まり、特に朝晩は冷え込む季節となりました。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋などと言われますが、皆様は
どのようにお過ごしですか?
私たちケアマネジャーは、毎月1度はご利用者様のお宅に、
サービスの利用状況・自宅でのご様子・お困りごとはないかなど、
モニタリングの為の訪問に伺っています。
中にはとても素敵なガーデニングで彩られ、訪問車から降りるなり見入って
しまうお宅もあります。
「毎日の介護のなか、デイサービスに行ってくれている時間が庭のお花と
向き合える癒しの時間です。」と話して下さる娘様。
「うちのおばあちゃん、『腰が痛い足が痛い』と言って家の中では思うように
歩けないのに、お花の世話だけは出来るんですよ。」と苦笑されるお孫様。
お忙しい中でも、とても素敵に日常を楽しまれています。
実は、お花に囲まれて生活されているご利用者様の影響を受け、私もこの春から
プランターに花を植えて楽しんでいます。
この夏の暑さは異常で、初心者の私の植えた花たちの中には持ちこたえられなかった子もありますが、その都度経験豊富なご利用者様やご家族から助言を頂き、今、秋色の
プランターが庭の一角を彩ってくれています。
皆様から助言を頂きながら、これからは寒さとの戦いです。

ケアプラン室には現在14名のケアマネジャーが在籍しており、ご利用者様が
住み慣れたご自宅で安心して生活できるよう、お手伝いさせて頂いています。
介護でお困りの事があれば、お気軽にご相談ください。

倉敷在宅総合ケアセンター
☎ 086-427-0110

ケアプラン室 Y.I

通所リハの作業療法士の仕事

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

ヒヤッと肌寒くなってきました。「冬はもうすぐそこ」。季節の変わり目で体調を崩さないようにして下さいね。
今回は通所リハビリで働く作業療法士の仕事についてご紹介したいと思います。

みなさん:「みんな足や腰の運動もしてくれるよー。理学療法士とどう違うの?」
私:「うーん。難しい質問ですねー。」

そうなんです!!同じ運動をさせて頂く事もあります。
みなさんの生活は、しっかり座ったり、立ったり、移動したり(歩きや車いすへの乗り移り)する動作が基本となって、通所リハビリで過ごしたり、ご飯を食べたり、トイレに行ったり、お風呂に入ったり、家事をしたり、散歩に行ったりすることができています。
そのために、腰がかがみやすい人は伸ばす運動、足の踏ん張りが弱い人は筋力トレーニングや歩く練習、痛みがある人や関節が硬くなりやすい人はストレッチ、玄関の段差を上らないといけない人や敷居につまずきやすい人は段差の練習、家事をする人は家事動作に近い動作の練習など、その方にとって必要なリハビリを理学療法士と同様に行っています。

「じゃあ作業療法士はいなくてもいいんじゃない?」とならないように、作業療法士がすこし得意とするところをご紹介したいと思います。

①片麻痺の方の上肢機能訓練や自主トレーニングメニューを考えること

 

 

 

 

 

 

②日常生活動作の工夫点を考えること

 

 

 

 

 

 

 

③認知機能が低下している方や手の使いづらい方が創作活動や脳活性プリントへ取り組まれる時に、「少し頑張ればできる」ように手助けをして、楽しく行えるようにすること
こういった関わりの中でも、作業療法士はリハビリを行っています。

しっかり歩きたい。転倒を予防したい。関節が硬くならないようにしたい。今の生活を続けていきたい。といった目標に向かってのリハビリに加えて、
もう少し麻痺のある手の練習がしたい。家のトイレや着替え・家事動作などのこの動作がうまくできるにはどうしたらいいのか知りたい、練習したい。通所リハビリで色々な人と話したり、創作活動をしたり、脳活性課題を楽しく行いたい、という目標に向かってのリハビリも他の職種の方と話し合いながら行っています。

今日もみなさんの様々な目標に向かって、作業療法士は仕事をさせて頂いています。
通所リハビリテーションに興味がある方はお気軽にご連絡ください。ぜひ見学・体験をお待ちしております。

通所リハビリテーション 作業療法士Y

 

倉敷ニューロモデュレーションセンターにおける理学療法士の役割

11月に入り、寒さがより一層体に応えるようになりました。皆様、体調崩されたりしていませんか?今年は暑かったり、寒かったりと、季候に悩まされる年だったように思います。これから寒さも本格的になると思います。皆様、体調管理には十分注意してお過ごしください。

倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、パーキンソン病や本態性振戦、ジストニア、慢性疼痛などの病気、症状に悩まれている患者様に対して、DBS(脳深部刺激療法)、SCS(脊髄刺激療法)、さらに今年は、脳卒中後疼痛の麻痺患者に対してバクロフェン療法(筋の痙性を軽減させ、除痛を図る手術)などの様々な治療を実施しています。その中で、私たち理学療法士は、状態の経過を評価、リハビリテーションにて身体機能の維持または向上を図る役目を担っています。
倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設されて、早2年が経とうとしています。この約2年の間で、様々な患者様が手術を受けられ、私たちも様々な患者様に関わらせて頂きました。皆様リハビリも大変意欲的に取り組んでくださるため、私たちセラピスト一同とてもやりがいを感じていますし、日々奮闘しています。同じ病気や症状で悩まれている患者様が多いですが、実は患者様一人一人でニーズが違ったり、今後の展望について不安を感じていたり、希望を持たれていたりと、多種多様のように思います。そんな中、まずは患者様のニーズ、困っていること聴取・理解し、信頼関係の形成を大切にしています。

手術前は症状が強くて歩くことさえ困難だった患者様が、退院時には歩けるようになったり、痛みが強くて常に苦痛表情を浮かべていた患者様が、退院時には痛みが軽減し笑顔がみられるようになったりと、様々な患者様をみてきました。形は違いますが、それぞれの患者様のニーズに沿ったリハビリを提供出来た時が、何より最高な瞬間です。
今後も、さらに患者様の笑顔を増やすため、ニューロモデュレーションにおけるリハビリを多くの人に知って頂けるため、日々研鑽を積んでいこうと思います。

 

倉敷ニューロモデュレーションセンター 病院PT Y

※許可を得て写真を掲載しています。

第67回院内コンサート開催報告

カテゴリー: 院内コンサート | 投稿日: | 投稿者:

10月29日(月)10時30分~、第67回院内コンサートが開催されました。演奏は折井ユミコさん(オカリナ)と原巧一さん(コントラバス)、渡谷元子さん(箏)の3名でした。

秋の晴天に恵まれた光一杯の外来ホールでのコンサートは格別でした。「紅葉」が演奏された際には、思い思いに口ずさんでおられる方もみられました。

演奏曲目は
・浜辺の歌
・砂山
・紅葉
・白い恋人たち
・海の見える町
・糸
・スカボローフェアー
・涙そうそう
の8曲でした。次回、第68回院内コンサートは 12月17日(月)、少し早めのクリスマスコンサートを予定しております。詳細が決まり次第ご報告いたします。是非ご来場ください。

秘書広報課

第43回のぞみの会ありがとうございました!~歯科より~

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

10月28日(日)にのぞみの会が開催されました。
毎年、行われている恒例の行事で大勢の方に参加していただいています。

今年も、歯科のブースは相談コーナーでした。
日頃、なかなか聞くことのできない悩み等、一緒にお話し出来るいい機会となりました。

私は、スタンプラリーも担当させてもらいました。
5種類のゼットくんのシールを集めてもらい、集まったら景品と交換できます。
今年も、頑張って集めている方と楽しくお喋りさせていただきました。多くの方と
ふれあう事ができ、私も楽しませてもらいました。

お口の悩み、相談は随時受け付けております。
皆さん、お気軽にお越しください。

歯科衛生士  I