第21回日本臨床脳神経外科学会参加報告

 7月14日(土)~15日(日)の2日間、石川県金沢市石川県立音楽堂をメイン会場として第21回日本臨床脳神経外科学会が開催されました。当院から上利センター長、医療秘書2名、臨床工学技士1名の計4名が参加しました。西日本豪雨災害から1週間ということで、会場から温かい言葉を頂きました。
上利センター長と臨床工学技士は「チーム医療を目指した機能神経外科治療」のシンポジストとして発表しました。上利センター長は「進行期パーキンソン病に対する多職種連携による脳深部刺激療法(DBS)」として各専門職種がチームとして機能的かつ密接に患者と関わることで、患者のDBS治療の生活の質が向上することを発表しました。臨床工学技士は「ニューロモデュレーション療法における臨床工学技士の役割」としてニューロモデュレーションセンターでの業務内容や脊髄刺激療法(SCS)におけるチームでの取り組みについて発表しました。発表後はディスカッションが行われ、会場と活発な意見交換を行いました。
医療秘書は一般演題として「ニューロモデュレーション診療における医療秘書の役割」として、当院の医師事務作業補助を行うことで、医師の負担が減り、診療に集中する時間の確保につながることを発表しました。
この学会は多職種が多く参加することもあり、普段の業務では関わることができない職種の方と交流することができました。また、ニューロモデュレーションの発表が多く、他院での取り組みを聞くことができ、2日間充実した時間となりました。
来年は岡山での開催となるので、また参加できるよう業務を行いたいと思います。

 

※集合写真は金沢脳神経外科病院の方々と一緒に撮影いたしました。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 臨床工学技士 T

 

第53回のぞみの会だより-3-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

気がつけば7月も半ばが過ぎようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか?
これからもっと暑くなっていきますので、しっかりと水分補給をして、熱中症対策をしてくださいね!
さて、今年も第53回のぞみの会実行委員は、多くの参加者の皆様に楽しんでいただけるような企画を考えながら少しずつ動き出しています。
外来では、毎年恒例の医師相談コーナー・生活習慣病・健康チェックについてのコーナーを準備しております。
初めての方でもどうぞ気軽にご参加下さい☆

★第53回のぞみの会 平成30年10月28日(日) 9時30分~14時『地域へ、そして未来へ ~これからも共に生きる全仁会~』★
★ポスターはピースガーデン倉敷グループホームが作成したものです

第53回のぞみの会実行委員 外来 M

逆子の鍼灸

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

夏はまだ始まったばかりだというのに、うだるようなこの暑さに早くも音を上げております。なんとか鍼灸院スタッフは声を掛け合いながら頑張っています。
さて、今回は同期の話をしようと思います。入職してとても仲良くなり、そして頼りになる仲間です。最近結婚して子供を授かり、おめでたい事が続き喜んでいたのですが、逆子になってしまったと連絡があり、鍼灸で何とかならないかと言われました。
もちろん、治る可能性がありますし、挑戦することになった同期と、その赤ちゃん。33週目で、もっと早くだと治る可能性は高くなるのですが、治ることを信じて熱いお灸に耐えてもらいました。
鍼を数本、そして、至陰という足の小指の外側にあるツボに直接お灸をして、おしまい。施術中赤ちゃんの動きが活発になり治る事を期待したのですが、1週目はダメ。2週鍼灸してダメなら諦めようと話をしていましたが、最後の最後になんと治っていました。検診を終えた同期がすぐ連絡をくれ、とても嬉しく思いました!!合計4回施術をしましたが、ほんとに治って良かった!!
元気な赤ちゃんを産んでもらって、この暑い日々を吹き飛ばすような笑顔を2人分見せてくれる事を待っています!!

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 shima

 

西日本豪雨を受けて

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。梅雨もそろそろ明けて、蒸し暑い日が続いていますね。
先日の豪雨で、こわい思いをした方、今も大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

当院にも、被災された方が多く来院され、自然災害の恐ろしさを痛感しています。
特に入院される患者さんでは、持ってこられたお薬を薬剤師が確認させていただくのですが、お薬を継続するためには、何のお薬をどのくらい飲まれていたか、正しい情報を得ることが大切になります。お薬手帳を常に持ち歩く、飲まれているお薬について知ろうとするなど、普段から工夫してくださっている方には、安心してお薬をお渡しできます。

た、災害後においても、感染症の蔓延、食中毒、熱中症などが問題となります。
東日本大震災の際には、
・発熱や咳がある方はマスクを着ける
・食事前やお手洗いの後は手を洗う
・熱中症の兆候を知っておく(喉の渇き、めまい、筋肉のけいれん、頭痛、吐き気など)
などの対策がなされていたようです。

皆様の健康と、一日も早いご再興をお祈りしております。

薬剤部 P

楽しいひととき

こんにちは!
先日の豪雨から数日が経ちました。30℃を超える日が続いています。体調は大丈夫ですか?
動かなくても自然に汗がジワジワとあふれ出てきます…
この時期に気を付けたいことは、脱水ではないでしょうか?こまめに水分補給をして脱水の予防をしていきましょう!
ショートステイでは、15時のおやつにアイスコーヒーを提供し、水分補給を促しています。コーヒー好きの利用者さんが多く、好評です!

8日には、行事会を行いました。利用者さんの中に今月誕生日の方が数名おられ、他利用者さんとともにお祝いをしました。バースデイカードを贈り、チーム対抗のボーリング大会を行いました。皆さん大きな声で応援し、笑い、喜ぶ声が響き渡りました。とても楽しんでいただけて良かったです。
さて、来月の8月5日は、ショートステイで「夏祭り」を開催いたします!!
大きなイベントで、思い出に残る楽しい祭りになるように着々と準備を進めています。
日ごろお世話になっているボランティアの方々もお招きし、より楽しんでいただけるように計画をしています。
車椅子の方でも参加できるゲームや豪華景品を用意いたします。
当日まで、楽しみにしてください。

ショートステイの職員だけではまだまだ盛り上がりません!
参加される利用者さん、家族さんの募集を受け付けています!
参加のご連絡お待ちしております。締め切りは、7月25日です。

 

ケアセンターショートステイ 介護士 ペーペー

倉敷老健通所リハビリテーション(6フロアのご紹介)

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

先週の週末にかけての記録的な豪雨のなか甚大な被害が各地で起こっています。 ご利用者様ならびにご家族・ご親族の方など被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

梅雨が明け、暑い日が続き始めましたが、体調お変わりなく過ごされていますか?
7月は介護予防を目的とした生活動作が自立している方にご利用いただいているフロアのご紹介です。
こちらのフロアでは地域の方から「あそこで運動したら楽しそう!」と思っていただけるようなプログラム作り、スケジュールの調整を行っています。前年度に引き続き、健康意欲が高く、ジム感覚で過ごしたいと思われている方を対象に体操の時間を充実させ、内容も部位別に筋力をつけるトレーニングや痛みの緩和を図るストレッチ、転倒予防や、排泄トレーニングなどの介護予防に着目したものとなっています。
また、脳活性プログラムとして脳トレプリントやコグニサイズを行っています。コグニサイズとは、運動と認知課題を同時に行うことで、脳をより活性化させ認知症予防を図るというもので、皆様に前向きに取り組んでいただき‘笑い’を共有出来たらと担当職員は小ネタ探しの日々です(笑)失敗しても笑いが生まれ、成功したら嬉しく次の課題に挑戦する!!当フロアおすすめの有意義な時間です。♪今後は栄養面へのアプローチも考えています。

運動だけではなく、夕方は落ち着いて過ごせるよう、選択式でプログラムを提供しています。賢人パズルと呼ばれる脳を鍛える積み木やブロック、大人のぬりえ、造花でフラワーアレンジメントも始めました。

フラワーアレンジメントは作る際に花の配置を考えたり組み合わせを考えたりとたくさんのアイデアが必要となります。製作を通して認知機能の維持や改善のためのリハビリ効果が期待できます。そして、花の形や色、香り(今回は造花の紹介なので香りはありませんが)は人間の心理に大きく関わっているとされます。例えば、赤は脳を刺激する、青は自律神経のバランスを整える、白は血圧を安定させる、ピンクは優しさや幸福をイメージするとされる色でリラックス効果が期待できます。このように、脳活性だけでなく色によって心理状態などを落ち着かせるといった効果もあります。

 

運動、脳トレ、リラックス効果など、ご自身の目的や目標、時間に合ったプログラムが選択しやすいフロアとなっているのではないかと思います。
ぜひ、お気軽にご連絡ください。見学、体験等お待ちしております☆

介護福祉士 S.H

 

第53回のぞみの会だより-2-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:


この度の豪雨災害に謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。私たちも共に力を合わせてまいります。

さて、梅雨も明け、暑い日が続いています。
こまめに水分補給をして、体調不良にならないように気をつけてくださいね。
さて、10月28日(日)に、「第53回のぞみの会」が開催されます。
のぞみの会は、倉敷平成病院と地域の皆様の交流の場として、1年に1度開催しており、毎年たくさんの方に来ていただいています。お昼には、健康を考えた手作りお弁当やおやつを用意しています。
ローズガーデン倉敷では、例年通りブースを設置し、皆様のお越しをお待ちしています。お気軽にお立寄りくださいね。皆様の笑顔にお会いできる日を楽しみにしています。
ローズガーデン倉敷ものぞみの会のポスターを作成しました。倉敷平成病院30周年と瀬戸大橋30周年を1枚の中に表現しています。是非、ご覧下さい!

★第53回のぞみの会 平成30年10月28日(日) 9時30分~14時『地域へ、そして未来へ ~これからも共に生きる全仁会~』★
★ポスターは総務部が作成したものです

第53回のぞみの会実行委員 ローズガーデン倉敷 H

食中毒予防のポイント

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

これからどんどん気温が上がり暑くなってきます。食中毒には十分気を付けましょう!
食中毒の原因となる細菌は様々なところに潜んでいますが、残念ながら肉眼では見ることはできません。しかし、私たち臨床検査部ではグラム染色という染色方法で染色をして顕微鏡をつかうことで細菌を観察することができます。
細菌性食中毒の原因で有名な腸管出血性大腸菌やカンピロバクターですがグラム染色をしてみるとこのような姿で観察されます。

左の画像が大腸菌、右の画像がカンピロバクターです。よく見ると形が違っているのがわかりますね。
こういった細菌が食物中で繁殖し、それを食べてしまうと食中毒になってしまいます。
食中毒予防は、細菌を「つけない」「増やさない」「殺菌する」が3原則です。
「つけない」
手洗いの習慣をつけましょう。外出後や食事の前、調理の前後などは特に丁寧に手洗いをしましょう。指の間や指先、手首は特に汚れが残りやすいのでしっかり洗いましょう。
「ふやさない」
食品を長期にわたって保存しないようにしましょう。見た目や臭いが大丈夫そうでも菌が増殖していることがあります。冷蔵庫に入れていても繁殖する菌もいますので油断は禁物です。
「殺菌する」
加熱調理を心掛けましょう。食品の中央部の温度が75℃以上で1分以上の加熱が必要です。惣菜や作り置きなどの調理済みの物でも食べる前は再び加熱をしましょう。
日頃から上手に食中毒対策を取ることで、食中毒の発生を未然に防ぐことができます。
これからの季節は特に気を付けたいものですね。

臨床検査部 N.K

 

Version upgrade!!!!!!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

予防リハビリで行っている午前中のプログラム『エアロビクス』が6月よりリニューアルしました。エアロビクスは毎日10時からスタートします。1曲目がWANIMA(ワニマ)の“やってみよう” というとても元気のでる曲になっています。少し早い曲調ですが,いつも利用者さまの笑い声が耐えないため,私達職員もとても楽しく実施することができています。そして,2曲目は星野源の“Family song”です。1曲目とは全く違う,ゆっくりした曲調になっています。こちらの曲は長めですが,体操の中で脳活性もできる内容です。リニューアルして早1ヶ月,最初は「できんわー。」と言われていた利用者さまも徐々にリズムに合わせて体を動かせるようになってきています。
エアロビクスは有酸素運動に位置づけられており,内臓脂肪量が減少すると言われています。内臓脂肪の減少は,高血糖,脂質異常,高血圧,動脈硬化の予防・改善に効果があり,様々な生活習慣病の予防・改善にも繋がります。また,認知症予防にも効果があると言われているため,ぜひ皆さまにも取り組んでいただきたいと思います。
今後も予防リハビリでは楽しく笑って運動し,元気に体作りが行えるようなプログラムを考えていきたいと思っています^^

【参考・引用文献】
健康長寿ネット,公益財団法人長寿科学振興財団

◎ お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:070-6690-2763(相談担当:大段・大島)

予防リハビリ PT  S

第28回 看護セミナー 開催報告

カテゴリー: お知らせ, 看護部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

6月23日(土)に看護セミナーを開催いたしました。

今回のテーマは『本人の意思を尊重した選択の支援  ~ 多職種でつなぐ ~』。

特別講演では調布市医師会訪問看護ステーションの訪問看護認定看護師である井上京子先生をお招きし、「医療や介護の現場でのもやもやにちょっと立ち止まってみませんか?」というテーマでご講演いただきました。

倫理的問題にも気づかない「するーさん」を滅らし、「何か変」と感じる「もやもやさん」という倫理的視点をもった仲間を増やすことが第一段階で、自主学習グループについてのお話がありました。話し合いができる職場の雰囲気づくりが大切だと感じました。

意思決定支援に関しては、日頃から「人生の最期をどう過ごすか」を話し合っておくこと、ご家族に判断を委ねられた場合、本人にとっての最善を考えること、どの選択肢を選んでも正解はないとのことでした。


また会の後半では、当グループの訪問看護ステーション、通所リハビリからそれぞれ事例を発表していただきました。ご本人の意思を尊重しながら、ご家族も含め、多職種で在宅生活をサポートした事例でした。

参加者の皆さんも自分自身の将来のこと、ご家族のことと重ね合わせて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

セミナーの参加者は395名。今回のテーマに多くの方々が関心を持っていたということが実証されました。このセミナーが無事終了できましたことを心より感謝いたします。

3東  I