リハビリテーション

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。日中は日差しが強く、うっすらと汗ばむ季節となってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

先日、参加したセミナーで「リハビリ」についてのお話があったので、少しご紹介させて頂きたいと思います。
皆さんは「リハビリ」というと、どんなことを思い浮かべますか?運動やマッサージ、電気治療などを思い浮かべる人もいるでしょうか?実はそれだけではないのです。

厚生労働省では、『リハビリテーションは、心身に障害を持つ人々の全人間的復権を理念として、単なる機能回復訓練ではなく、潜在する能力を最大限に発揮させ、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を可能にし、その自立を促すものである』とされています。
心身機能の回復だけでなく、そこから活動や参加に繋げていくこと。そして、人間らしく生きる権利の回復、つまり、その人らしい生活や人生を取り戻すことこそがリハビリテーションなのです。
生活スタイルや楽しみ、役割など、これまでどのような人生を歩んできたのか、それは一人一人で全く異なります。
患者さんが安全に安心して生活することができ、楽しみや役割、生きがいを持ってその人らしく暮らしていくために、より良いリハビリテーションが提供できるセラピストになれるよう、日々精進していきたいと思います。

リハビリテーション部 作業療法士 M

訪問看護ステーションってなに?

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

これは日頃よく受ける質問でもあり、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?今回は訪問看護ステーションについて、知って頂ければと思います。
訪問看護とは簡単に言えば、自宅に看護師やリハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が伺い、自宅で看護やリハビリを提供することです。病院の場合には、
患者さんが病院へ足を運び、診察や治療を受けます。訪問看護はこれと逆で、看護師やリハビリスタッフがご利用の方の自宅に伺います。その看護師やリハビリスタッフの拠点となるのが、訪問看護ステーションになります。病院で言えば、ナースステーションのようなものです。平成28年のデータでは、全国に9,070 箇所もの訪問看護ステーションがあり、
岡山県内では158箇所、倉敷市には36箇所のステーションがあります。全国的にもこの10年間で、2倍近くの訪問看護ステーションができています。
それだけ、在宅での看護やリハビリの必要性が高まっているとも言えます。病院の中から飛び出して、地域・在宅という、より利用の方に密着した看護やリハビリを提供するための拠点が訪問看護ステーションなのです。また、全国の訪問看護ステーションの規模はご利用者数40名以下の小規模事業所が半数近くを占めていますが、『ヘイセイ訪問看護ステーション』は、170名と大規模事業所となっています。スタッフ数も25名!と大所帯で倉敷・総社市内を走り回っています。「いつでも地域に看護師やリハビリスタッフが待機している」そんな思いで周りを見渡すと、地域を飛び回る『ヘイセイ訪問看護ステーション』のスタッフを見つけることができるかもしれませんね!
少しでも多くの方に、訪問看護について関心を持っていただけると、より安心して暮らせる地域が作れると思っています。

訪問看護ステーション  理学療法士  F

隠し切れない丸い目

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

ゴールデンウィークが終わり、5月の憂鬱な雰囲気がぶっ飛ぶ、フレッシュな話題があります!!なんと、新年度が始まり鍼灸院に新しい顔が増えました。九州出身の丸目さんです!!
背が高く、優しく、笑顔がカワイイ彼の話題で鍼灸院は持ちきりです。僕自身も、彼の魅力に癒され、初心を思い出し、良い刺激になっています。もはや、アイドルですね!!今から一緒に写真撮ってもらいます!!
さて、1人増えたことで4人体制となった鍼灸院。いままで通り場所や、ベッド数など変わりはありませんが、より患者さんにとって、気持ちの良い空間に出来るように、丸目さんとも協力していきますので、みなさんよろしくお願いします。
そして、先ほど撮った写真は掲載OKと本人から許可がでました。僕とのツーショット写真をご覧下さい。でも、我々の顔出しは、アイドルさながら事務所から止められていますので、目にモザイクがかかりますが、ぜひ新しい顔を覚えてくださいね!!
あれ…モザイクの位置がズレてる。

ヘイセイ鍼灸治療 鍼灸師 shima

 

妊婦と薬

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

「妊娠中に薬を飲んではいけない!」
なんとなくそう思っている方は多いと思います。確かに妊娠中の薬の使用は慎重にしたいものですが、すべて使用してはいけないわけではありません。また時期によって赤ちゃんに及ぼす影響も異なるので、正しい知識を持っておくことが大切です。

まず、妊娠2~4か月は赤ちゃんの体が形成されはじめるため、催奇形性において最も薬の影響が大きいとされます。

次に、妊娠5~7か月では赤ちゃんの重要な器官の形成は終わっており、催奇形性を引き起こす可能性は低くなります。しかし、薬によってはかえってこの時期から体の成長や機能に悪い影響をおよぼすことがあります。


妊娠8~10か月の妊娠後期になると、薬が赤ちゃんに移り、直接的な作用を受けやすくなります。この時期に薬がもたらす悪い作用のことを「胎児毒性」といいます。その代表的な例が鎮痛薬です。鎮痛薬には血管を収縮させる作用があり、新生児肺高血圧症の要因となるおそれがあります。鎮痛薬の中には一部の湿布薬も含まれるので注意してください。

妊娠中の方、また妊娠を考えている方は、薬を使用する前に、医師や薬剤師に相談してください。また、厚生労働省による「妊婦と薬情報センター」という妊娠中の薬に関して相談できる機関もあります。いざというときにこのような機関があることを知っておくだけでも心強いですね。

 

薬剤部 K.Y

ショートステイのゴールデンウィーク

5月はゴールデンウイーク♪がありましたね☆旅行に出かけられる方もこの時期は多いのでショートステイでは、毎年ご利用いただく方が多く満床になることもあり心構えをしておりましたが、キャンセルもあり、予定よりも穏やかに過ごしました。

5月5日はこどもの日でしたね。最近では在宅事情もあり、昔に比べ街中に「屋根より高く泳ぐ鯉のぼり」が 減ってきたような気がします(^_^;)
皆さんのおうちの近くでは鯉のぼりは上がっていましたか??
なんと!!ショートステイでは鯉のぼりが天井を元気に泳いでいます★
朝は涼しかったり、昼間は暑かったりしますが風邪など引かれていませんか?? ショートステイでも水分を進め、脱水にならないように注意しています!!

ケアセンターショートステイ  介護福祉士  o

臨床検査部より

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

すっかり暖かくなり、春から初夏へとうつりゆく今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。
今年は検査部にも4月から新入職員が3名入ってきました。
学校を卒業したばかりでまだまだ初々しさが残る彼らを見ていると、自分の社会人1年目のことを思い出します。仕事を覚えることに必死で失敗ばかりでしたが、周りの先輩方に助けられながら徐々に慣れていった気がします。そしてこれからの社会人としてのスタートに胸をおどらせ、一人前の検査技師になるぞと意気込んでいました。

あの頃思い描いていた検査技師になれているのか、もう一度初心に戻り、患者さんのお役にたてるよう日々精進していきたいと思います。そしてまだまだ不慣れな新入職員をサポートしつつ、検査部一丸となってより良い検査室にしていきたいと思います。

臨床検査部 H・K

造影剤を使用する検査について

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

今回は、造影剤を使用した検査についての注意点についてお話ししたいと思います。
皆さんの中にも受けたことのある方がいらっしゃると思いますが、造影剤とは、体の異常をわかりやすくするお薬で、おもに腕の静脈から注入します。病気の中には造影剤を使用しないと見つけることのできない病気がたくさんあります。
とはいえ、薬を使用する上でやはり心配な点がいくつかあると思います。
代表的な点についていくつかお答えします。
① 造影剤は体に害はない?
ほとんどの人は異常なく検査が終わりますが、稀に下記のような副作用が検査中もしくは検査後に生じる方がいます。
・軽い副作用
吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、発疹、かゆみ、発熱、せき など
・重い副作用
重い不整脈、ショック、けいれん、腎不全、意識消失 など
・血管外漏出
稀に造影剤が血管外に漏れ、痛みや腫れが生じ検査ができない場合もあります。
② 遅発性副作用について
造影剤を用いた検査を受けられた方の中で、検査終了後1時間程度から数日後に、遅れて上記症状の造影剤副作用が見られる場合があります。もし造影剤検査を受けられ遅発性副作用と思われる症状がありましたら、病院までお問い合わせ下さい。
③ どんな人に副作用が起こりやすい?
次のような既往歴がある方は、造影剤副作用が比較的起こる頻度が高いので、必ず検査の前に担当者に申し出てください。
・今までに造影剤による副作用を起こしたことのある方
・喘息などアレルギー性疾患をお持ちの方(アレルギー体質の方)
・心臓の病気、腎臓の病気、糖尿病、甲状腺の病気をお持ちの方
④ 造影剤の副作用は防ぐことはできない?
造影剤による副作用発生をあらかじめ予知する事はできません。
ただ、検査前に水分を多めに摂ると副作用の発生頻度が少なくなると言われています(検査によっては水分を摂れない場合があります。担当者にご確認ください)。
※造影検査をお受けになる場合には、検査説明に納得された上で検査同意書の記入をお願いしています。
⑤ 糖尿病薬の休薬が必要
ヨード系造影剤(造影CT検査)使用前後の糖尿病薬の一部(ビグアナイド剤)に休薬が必要になります。 期間は造影検査前後3日間です。
但し、造影後の腎機能回復に不安がある場合には医師の判断で再開時期を検討致します
⑥ 検査前の食事について
造影剤を使った検査の場合、検査前の一食は摂らないようお願いします。検査部位によっては飲水も不可の場合がありますので、ご了承ください。
※ 検査により内容が異なりますので、詳しくは病院スタッフにおたずねください。
⑦ 検査後の注意事項
帰宅後は入浴や食事、運動などの日常生活は普段どおりでかまいませんが、以下の点に注意してください。
・検査終了後、造影剤を早く体から出すために、水分を多めに飲んで下さい。アルコール以外であれば何でもかまいません。
・帰宅後、皮膚のかゆみや発疹がでたり、気分が悪くなった場合には、夜間でもすぐに病院までご連絡又は来院してください。

上記のように気を付けて頂かなくてはならない点が多いため、若干煩わしくもあると思いますが、病気の発見率の上昇に繋がる検査法ですので、もし、造影検査を受ける機会がありましたら、ぜひご協力頂きたいと思います。
放射線検査、または造影検査について分からないことがありましたら遠慮無く当院放射線部スタッフにお尋ねください。

放射線部 千

1)認知症疾患医療センターの役割について①

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

認知症疾患医療センターには5つの役割があります。①各種検査データや事前相談など多くの情報を元に診断を行い、②適切な治療方針を決定し、③内科的異常の早期発見・治療し、④かかりつけ病院との情報共有を行い、連携して治療にあたります。また、地域や行政など、関連機関などの部門とも連携し、よりよいケアの方法を患者様、ご家族の方々と共に考えていきます。また、⑤認知症に関する教育・啓発機関として機能することも、患者様と患者様の援助に携る方々を総合的にフォローしていくために、とても重要な役割となります。
まず、今回は役割①:鑑別診断について、ご説明します。
①鑑別診断
もの忘れを引き起こす原因には様々なものがあり、数十種類もの疾患が、もの忘れを引き起こすことがわかっています。

かならずしも脳の問題とも限らず、ビタミンB群の欠乏であったり、甲状腺の機能低下であったり、服用している薬剤による影響や、肝臓、腎臓など臓器の働き具合によっても、二次的に脳の働きが影響を受けることがわかっています。原因と考えられる疾患が多数存在するために、種々の専門的な検査や、もの忘れ専門医による問診など、さまざまな情報をもとに、患者様のもの忘れの原因を鑑別することが、認知症疾患医療センターの重要な役割の一つとなっています。
「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはご相談を!
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

認知症疾患医療センター CP阿部

乳がん検診のすすめ

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

新しい年度が始まり、平成脳ドックセンターの受診者数も増えてきました。

行政が行う特定検診やガン検診も6月からスタートします。
当センターや倉敷平成病院の乳腺外科で行っている乳ガン検診も、毎年大勢の方に利用していただいています。

乳ガンは早期発見・早期治療でほとんどが治るガンであり、患者さんの約半数がご自分で乳房の異常を見つけているそうです。だからこそ年一回、病院での検診と自己検診をお勧めします。

そこで今回は自己検診ができる乳ガンのチェック方法をご紹介したいと思います。

月に一度のペースで行ってみて下さい。
閉経前の方→月経終了後の1週間~10日の間
閉経後の方→一定の日にちを決める

1.「見て」くぼみ・ふくらみ・ただれ・変色・ひきつれなど確認
2.「さわって(立位と横位)」しこりがないかどうか、ワキの下も確認
3.「つまんで」血が混じったような分泌物が出ないか確認

※異常を見つけたら、乳腺外科への受診をお願いします。

《 こんな人は要注意 》
遺伝:母親や姉妹に乳ガンになった人がいる
出産:出産歴がない、初産年齢が遅い、授乳歴がない
月経:初経年齢が早い、閉経年齢が遅い

毎月の自己検診と年一回の病院での検診で乳ガンを予防しましょう。

参考:認定NPO法人J.POSH事務局

脳ドックセンター Y.K

 

介護予防の必要性

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

『平均寿命』と『健康寿命』という言葉をご存知でしょうか。

平均寿命は、平均的に何歳までに寿命を迎えるかを表すもので、健康寿命は、健康上の問題がない状態で日常生活を送ることができる期間を表しています。平成25年の日本人の平均寿命は、男性が80.21歳、女性が86.61歳。健康寿命は、男性が71.19歳、女性が74.21歳となっています。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。男女ともに、約10年介護が必要な状態や寝たきり状態となり、何らかの介護サービスを利用する必要があると言われています。平均寿命を延ばすことはもちろんですが、今後は健康寿命をいかに延ばすかが大切になると考えられます。

そして、これからの日本は若い人の数が減り、高齢者の数が増える『少子高齢化』がますます進むと言われています。若い人の数が少なくなるということは、将来的に介護の担い手の数も少なくなるということが考えられます。「今はまだ元気だから自分には関係ない。」と思われている方も少なくないと思いますが、いざ自分に介護が必要となったとき、十分な介護を受けられなくなる可能性が高くなります。できるだけ長く、元気で自立した生活を継続するためには、早期からの介護予防が必要となります。「まだ大丈夫」と思っているときから、定期的な運動習慣を身につけることが大切です。

しかし、いざ自分で運動習慣を身につけようと思っても、「運動はしないといけないと思うけれど、何をすればいいかわからない。」、「自分1人ではなかなか長続きしない。」、「どんな運動が介護予防に繋がるかわからない。」と感じる方も多いと思います。

介護予防に効果的な運動習慣や知識を身につけるために、専門家による指導を受けてみてはいかがでしょうか。

《 問い合わせ先 》
社会医療法人全人会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL0864271128 あいやま