当院の言語聴覚士3名が「失語症者向け意思疎通支援者指導者」の認定を取得し活動を行っています

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

失語症者向け意思疎通支援者は、失語症者に対して日常生活で必要な買い物・書字記入などコミュニケーションを必要とする場での意思疎通支援を行い、失語症者の社会参加を促進する市町村サービスです。

意思疎通支援サービスは平成27年に、厚生労働省より支援事業に追加されたものです。
この失語症者向け意思疎通支援者を養成するにあたり、失語症者向け意思疎通支援者指導者を各県に配置する必要があるため、厚生労働省と日本言語聴覚士協会の共同事業として指導者養成研修が開催され、県から指名を受け当院では言語聴覚士3名が研修を修了し、指導者となりました
岡山県では全6名の指導者がおり、この6名で、講義12時間、実習28時間の失語症意思疎通支援者の養成講座を市町村より委託を受け、運営しています。
この事業は業務時間外となりますが、大変やりがいのあるものです。

初開催となった令和元年度は、県南会場のみの開催で計21名が養成講座を修了しました。
令和2年度はコロナ禍で、会場とzoomでのハイブリッド型の開催となりましたが、県南・県北会場に分かれ、計29名に講義を実施しました。実習は、来年度に持ち越しとなりました。

令和3年度より開始予定の事業では、この養成講座を修了した者は失語症者向け意思疎通支援者として失語症者の要請を受け、実際に派遣される予定となっています。

この新しい支援制度についてご説明してまいります。よろしくお願いします。

言語聴覚士 平垣