平成27年10月1日付で、日本体育協会公認アスレティックトレーナーに認定されました。
アスレティックトレーナーとは、日本体育協会が認定している資格で、トレーナーやスポーツ指導者の中では最もポピュラーな資格です。主な仕事内容は、スポーツ現場において、ケガが発生した場合に障害の程度を評価し応急処置を実施する。また、ケガの予防の為のトレーニングや選手への教育、再発予防のためのテーピングなども必要に応じて行います。
チームスタッフの一員として、選手の体調管理やケガからの復帰に関する情報を監督、コーチと共有する役割を果たしています。
また、アスレティックトレーナーの合格率は40%に満たない程度で、資格取得は非常に難しいのが現状です。
資格取得の為には5回の講習会への参加、筆記及び実技試験に合格しなければなりません。講習を受講するには各中央競技団体(各スポーツ競技団体)か各県の体育協会からの推薦が必要になります。
私は、事業実績を重ね、岡山県体育協会から推薦を頂きました。講習は1週間程度、施設に缶詰状態で実施されることも多く、体力的に厳しいこともありましたが、同志の仲間と一緒に何とか乗り越えることができました。
筆記試験対策は9冊のテキストと、莫大な範囲から出題される為、理学療法士の国家試験より勉強した気がします。実技試験対策はDr.に夜遅くまで練習に付き合って頂いたことや、睡魔と戦いながら被験者をしてくれた後輩や友人がいてくれて本当に助かりました。
よく、「免許を取得したらどうなるの?」と聞かれますが、特にこれが出来る様になるということはありません。しかし、トップアスリートを診療するにはこの資格が必要になってきています。現にJリーグなどはアスレティックトレーナーの資格がないと採用しないチームも多くなっており、徐々に世間でも認知され始めています。
2020年、東京オリンピックの日の・・・の舞台で何らかの形で関われるように、今後も研鑽に励んでいきたいと思います。また、自分以外にもアスレティックトレーナーの資格を取得したいという後輩が出てくることを期待します。
最後に、資格取得に際し、ご協力頂いた病院スタッフの方々に深謝致します。
リハビリテーション部 理学療法士副主任 小畑貴章