第43回 高齢者のお薬を考える会 発表報告

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

2022年3月3日(木)、20時15分~21時、第43回高齢者のお薬を考える会で発表を行いました。

「多職種連携による内服薬整理とアドヒアランス改善」という演題で、倉敷ニューロモジュレーションセンターや病棟での患者さんとの関わり方について紹介しました。当院では多職種連携を積極的に行っており、患者さんやその家族、介護者の困っていることに寄り添いながらその解決に努めております。今回の連携では、お薬と介護サービスの調整を行い、処方通り服薬することの重要性を介護者に共有したことで、退院後のアドヒアランス改善につながりました。

今回の発表は貴重な経験となり、今後の業務の励みとなりました。他施設の方々から、当院で行われている多職種連携について知ることができた、スタッフの丁寧な介入が素晴らしい等、ご好評いただきました。発表に際して、ご助言・ご指導いただいた方々に厚く御礼申し上げます。

薬剤部 K

訪問看護をご利用の方々へ

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。3月に入ってやっと暖かく感じる日が多くなってきましたね。ついこの間2022年を迎えたと思っていましたが・・・。年始からコロナ禍に入り気持ちが落ち着かなかった日が続きモヤモヤした日々を過ごしている中で感じた事。コロナ禍第6波の中で私達訪問看護での感染対策の日ごろの取り組み、日々の様子についてとその中で感じている事を少しお話したいと思います。

①自分の体調管理。これはもちろんですが出勤前の体温、出勤後、仕事中と何度か体温測定を行う事、又体調変化はないか?健康管理表に毎日記入しています。(休みの日も同様に)日ごろの小まめな手洗いや消毒、うがいの習慣が普通になり、その甲斐あってでしょうか?風邪もひかず、ましてや熱も出ることもなくなりました。日ごろの習慣の効果ですね!

②パーテーションを使い食事中は黙食。少人数での壁に向かっての食事。以前はみんなで休憩中は話をしながら楽しく食事をしていたのにね。そんな日が早く訪れて欲しいです。

③部署内での部屋の換気、消毒。これは30分毎に窓を開けて5分間換気をします。冬は寒いけど毎日続けています。消毒は、共同で使っているもの、電話やパソコンなど触る機会の多い場所の消毒を行っています。

④部署内で蜜にならないように会話も短時間で。特に対面で話す時は距離を保って。普通におしゃべりしたいですね。

⑤訪問先での訪問前後の手洗い、ガウン、ゴーグル着用。マスクだけでも顔がわかりにくくなったのにゴーグルまで着用すると誰かははっきりしません。会話も表情もわかりにくくなりました。自分もマスクで口がさえぎられ、顔の筋肉が動かしにくくなった?感じがします。

⑥3回目のワクチン接種済み。これも予防ですよね。

などなどまだまだ細かな対策はありますが・・・。なぜ今回このような事を書いたかというと、今これが日常なのだと改めて感じたからです。そして私達、訪問スタッフはご利用の方々のご自宅に訪問しているということは、自分自身の感染予防もそうですが、ご利用の方のご自宅に感染を持ち込まない為に可能な対策を行わなければならない、それを日常化しつつこれからも継続して過ごさないといけないのだと強く感じたからです。

しかし、この第6波では自分もいつどこで感染してもおかしくないと考える状況になっています。それを最小限に抑えられるように可能な対策を続けていかなければと思っています。

こういう状況でも、私達の訪問を受け入れてくれているご利用の方々に感謝しています。人との接触を減らさなければならない状況で、私達の訪問に「また来てよ!」の言葉、それを支えに、近い未来にコロナが終息に迎えられるように、普通の日常が戻ってくるように。日々、元気に過ごしましょう!!

ヘイセイ訪問看護ステーション 訪問看護師 Y

ケアセンターショートステイ誕生日会

3月生まれの利用者様のお誕生日会を開催致しました。
お誕生日会では、今月100歳になられた利用者様を含め、4名をハッピーバースデーの歌でお祝いし、お誕生日カードを贈らせていただきました。
100歳の利用者様に長生きの秘訣を聞くと、『美味しく頂き、よく寝ることです。』と
答えてくださいました。まだまだ、元気に過ごして頂きたいです。

今月は、ホールに雛人形を出し、塗り絵、貼り絵で飾り付けを行っています。
ご利用の皆様にも協力して頂き、とても素敵な飾り付けとなりました。
4月の行事では、お花見も予定しております。

倉敷在宅総合ケアセンター ショートステイ 介護福祉士 A

花粉症について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

花粉症の季節になりました。花粉症の症状がでている方もいらっしゃるかもしれません。

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。医学用語では、季節性アレルギー性鼻炎といいます。
花粉症を引き起こす植物といえばスギ花粉がよく知られていますが、このほかにも日本では約60種類あるといわれています。春先のスギやヒノキ、初夏のシラカンバ、秋のブタクサやカナムグラなどです。

症状として現れやすいのが、鼻と目です。鼻の三大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり。目の三大症状は、目のかゆみ、充血、涙です。
花粉が目や鼻から入ってきて、体内の免疫システムによって「異物=敵」とみなされると、敵に対抗するための抗体(IgE抗体)が作られます。
このIgE抗体は、花粉に接触するたびに作られるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状を起こします。
去年までは大丈夫だったのに急に花粉症になってしまうのは、これまで蓄積されていたIgE抗体が一定量に達してしまったからです。

花粉症を起こしている原因植物も、症状の出方も人によってさまざまです。まずは原因を探り、自分にあった治療方法を見つけることが大切です。

本当に花粉症なのか、花粉症ならば何が原因なのかは、血液検査で分かります。
血液検査には、血中の総IgE抗体が多いか少ないかを調べる検査と、花粉に反応するIgE抗体(特異的IgE)を調べる検査があります。当院でも実施出来ますので、ご相談ください。

花粉症の治療法のひとつに、舌下免疫療法があります。
舌下免疫療法の治療期間は3~5年が推奨されていて、内服薬や点鼻薬が不要になる、あるいはその必要量が減る可能性はあります。必ずしも全員に効果があるものではないですが、私の息子も花粉症で、この時期になると鼻水や目のかゆみに悩まされていましたが、舌下免疫療法を2年半前から実施して鼻水の症状はずいぶん改善されました。もし興味がある方は、当院耳鼻咽喉科に相談していただけたらと思います。

     (参照:みんなの医療ガイド「花粉症について」:公益社団法人全日本病院協会)

                              臨床検査技師R.A

コロナ禍でも楽しみの場を

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今回は予防リハビリで行っている、コロナ禍でも楽しんでいただける取り組みをお伝えしたいと思います。

昨今のコロナ禍で外出頻度が減少し、季節を感じることが減った、刺激になることが減ったというお話を伺うことが増えています。感染対策で、習慣にしていた買い物や散歩を控えている方もおられます。そういった活動機会が減少してしまうと、意欲や認知機能の低下を引き起こす恐れがあります。

予防リハビリではご利用のみなさまに少しでも季節の移ろいを感じてもらおうと思い、プログラムの合間の休憩時間を活用して、スタッフが県内の名所をカメラで撮影したものをスクリーンに映すという時間を時折設けています。

昨年の11月頃には、紅葉が見たいというご利用者の方の声が多かったため、備前市の旧閑谷学校の紅葉をお見せしました。

みなさん行ったことがある場所のようで、スクリーンに映した際に「若い時分にここまでバイクで行ったんよ!」「昔はよくここで歩いたな」と懐かしむ声が多く聞かれました。

また、丁度紅葉時期だったため、総社市の豪渓の写真も映すと、同様に「ここも良く行ったなぁ」「私もカメラが好きじゃったから、同じように撮っとったわ」と思い出話を伺うことができました。
写真を見ながら、普段はトレーニングに集中されているご利用の方も会話に加わってくださったり、新たな会話の輪が広がるきっかけになっていました。

現在新型コロナウイルスのオミクロン株が流行しており、スタッフが新たに名所の写真を撮ってくることは難しくなりました。しかし、すぐ身近なところにも季節を感じさせてくれるものがあります。これからも自然の美しい景色などをご利用のみなさまと共有していきたいと思います。

介護福祉士 S・K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

平成病院の桜をご存じでしょうか

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

春の暖かさが待ち遠しい今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

突然ですが、平成病院の桜をご存じですか?

駐車場の周りに植わっている木、あれが桜です。

毎年、かわいらしいピンク色の花を咲かせて、私たちの目と心を楽しませてくれます。

ところで、岡山県の桜(ソメイヨシノ)の標本木は後楽園にありますよね。『開花』はその標本木の花が5~6輪以上咲いたら発表されます。去年は3月20日に発表され、観測開始以来最も早い開花宣言となりました。今年の開花は平年並の見込みだそうです。

しかし、ご存じでしょうか。これから開花するはずの平成病院の桜の木が、実はひっそりと花を咲かせていたことを。

年の瀬が近づく、寒さ厳しいある日の夕方。『倉敷平成病院』の看板のすぐ側の桜が、枝の先にひと塊の花を咲かせていました。

気がついた方もいらっしゃるかも知れません。

いわゆる『狂い咲き』です。

狂い咲きは、虫に葉を食べられたり、台風などで葉が落ちてしまったりして起こるそうです。

サクラの花芽は夏の間にできます。そして冬の低温に備えるために葉から休眠ホルモンを出し、花芽を硬くして翌年の春まで咲かないようにしているそうです。しかし虫による食害や台風などでほとんどの葉を失ってしまうと、休眠ホルモンの供給がストップしてしまいます。すると休眠できずに、気温がちょうど良くなった頃に花が開いてしまうのです。

最初、何も知らずに見つけたときは単純に「季節外れの桜が見られてラッキーだな」と思いました。ところがその原因を調べてみると、桜にとっては嬉しくない状況だったのだと分かりました。

花にばかり目を奪われがちな桜の木ですが、今年はお花見を楽しむだけでなく、花が散った後の桜の木にも注目していきたいと思います。

看護師K

今日は「脈の日」― 知っていますか?“心房細動”―

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

ご自身の脈を計られたことがあるでしょうか?
3月9日は「脈の日」また、この1週間を「心房細動週間」と、日本脳卒中協会、日本不整脈心電学会とが共同で定めています。

是非、ご自身の脈を計ってみてください。

✓脈が弱い
✓脈が不規則
✓脈が数えられない
このような特徴のある脈がみられたら「心房細動」かもしれません。

心房細動自体はあまり自覚症状がありません。
多くの方が、ご自身の心房細動に気付いておられないのです。

しかし、心房細動は、脳卒中の一つである脳梗塞のうち、最も重症度が高いといわれている「心原発脳塞栓症(しんげんぱつのうそくせんしょう)」を引き起こす原因となることがわかっています。

脳卒中の約6割が脳梗塞(血管が詰まるタイプ)で、心臓にできた血の塊(血栓 けっせん)が脳や頸の動脈につまることによっておこる脳梗塞(心原性脳塞栓症)は、脳梗塞の2~3割を占めます。
心原性脳塞栓症の原因の75%は心房細動といわれています。

そして、心房細動の患者さんが適切な抗凝固療法(血液を固まりにくくする治療)を受けることで、6割以上の脳梗塞を予防できることが分かっています。

今までは「ワーファリン」という薬剤だけでしたが、2011年以降、新規経口抗凝固薬(NOAC ノアック)とよばれる薬剤が4種類認可されており、それらを使い分けることにより、脳梗塞の予防が一層効果的になっているのです。

しかし、心房細動患者さんの半数は自覚症状が無いといわれています。

症状がなくても脳梗塞の危険性が高いことに変わりはありません。

まずは、ご自身の脈をはかる習慣を持ちましょう。ご心配な場合は、当院循環器科にご相談ください。

 

倉敷平成病院 電話 086-427-1111

■日本脳卒中協会 http://stop-afstroke.jp/

■心房細動週間ウェブサイト http://www.shinbousaidou-week.org/

■日本脳卒中協会 http://www.jsa-web.org/

■日本脳卒中協会:心房細動~心臓が作り出す災いの種~ http://www.jsa-web.org/citizen_event/5141.html

 

心に癒しを

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

まだまだ気温が低く、『今日も寒いね』という会話が聞こえてくる日も多く、気候的に春らしさはあまり感じられませんが、気づけば3月になっています。

家庭によっては、卒業・受験・転勤・就職・入学などの行事や生活の変化に春の訪れを感じている方もいらっしゃるでしょうか。

一月住(い)ぬる 二月逃げる 三月去る と言われる様に、あっという間に月日が経ってしまいますが、過ぎた時間は戻せない為、少しでも時間を大切に有意義に使える事を心がけています。

しかし、現実は私事と仕事の両立に追われ、理想とは程遠い日常生活。それに加え、テレビをつければ暗いニュースが多く、私の日常生活において春を感じられる瞬間はほとんどありません。

しかし、先日、同僚より『河津桜が咲き始めたよ。』との話を聞き、倉敷川の土手へ行って見ると、数輪の濃いピンクの花を咲かせていました。

桜のピンク色には【優しい気持ちを引き出す】などの効果があるそうです。

そして、同日見つけたのが、ケアハウスの中庭に咲いた梅の花。

『可愛い~』

思わず駆け寄り、写真に収めました。

梅の花の香りには【神経が休まり心穏やかになる】という効果があるそうです。

一瞬にして人の心を癒す小さな花の力はすごいですね!

時間に追われ、暗い気持ちに引き込まれる事が多い生活の中、自分の心を癒やし、気持ちをリセットする時間はとても大切であると考えます。

小さな花の力を借りて、心穏やかに過ごせる時間を増やしたいと願いました。

介護士K

栄養科通信vol.175「姿勢と肥満が関係する!!猫背の方は注意」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルス感染症の影響で自粛生活が長期化し、自宅で長時間座っていることも多くなりました。
周囲の目がないため姿勢が崩れ、首が前に出て背中が丸くなった、いわゆる猫背になっていませんか
特に食事中や食後、どんな姿勢をとっているでしょうか?

食事中や、食後にパソコンを操作しながら猫背ぎみになっているという人は要注意です。姿勢が悪い状態で食事をすると、胃腸などの内臓が圧迫されて、消化・吸収に時間がかかったり、消化不良を起こしやすくなります。消化機能が低下することにより、基礎代謝(呼吸や消化・吸収など生きていくために最低限必要とされるエネルギー)が落ちます。また、猫背のまま食べていると、食べたものが胃まで流れるのに時間がかかるため満腹のサインが出るのが遅くなり、食べすぎにつながります。結果、肥満になりやすいと言われています。その他にも、猫背は首や肩、腰の負担が大きくなり肩こりや腰痛の原因になります。

食事中の姿勢をチェックしてみましょう。
・背中が曲がっている。
・肘をついている。
・足を組んで食べている。
・携帯を見ながら食べている。
・テーブルにもたれかかっている。
1つでも当てはまるものがあれば、猫背になっている可能性が高いです。正しい姿勢を確認してみましょう。

★正しい姿勢
1. 椅子に深く腰を掛け、顎を引いて座る。
2. 足裏を床につける。
3.体とテーブルの間はこぶし1つ分開ける。
4. 膝、腰は90度を意識する。

一人での食事ほど姿勢がおろそかになりがちです。太りにくくするためにも、食事中や食後の姿勢を意識してみましょう。

 

管理栄養士 Y.M