中学生が職場体験に来られました。

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

中学生が職場体験に来てくれました。

【チャレンジワークとは】
学生が職場体験を行う事により、就労感や職業観の育成を図り、今後の進路設計を考え、参考とする事。

受入れ期間:2月6日~8日(3日間)
体験場所:病棟(2階外科系急性期病棟・3階内科系急性期病棟)、外来
学校名:岡山県立天城中学校の学生2名

2名の学生さんが病棟と外来で職場体験を行いました。
病棟では、現場スタッフに帯同しながら看護師業務の見学や、ベッドや車いすの移動などを行ってもらいました。
外来では、看護師が患者様に説明している様子や、実際に処置している所を見ていただきました。

▲車いす・ベッドを移動させている様子

▲外来処置室にて患者様への説明を見学している様子

3日間という短い期間ではありましたが、学生さんからは、「普段はなかなか見ることが出来ない看護師さんのお仕事を、経験させていただき貴重な体験をすることが出来ました」と、お言葉をいただきました。
病棟や外来でのお仕事の雰囲気を感じ、仕事をするという事のイメージを膨らます事ができたのではないかと思います。ぜひ将来に役立てていただけたらと思います。
学生さん大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

※写真は許可を得て掲載しております。

人事部 Y

「軽度認知症(MCI)」を知っていますか?

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

まだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨今「人生100年時代」といわれるなか、健康で自分らしい暮らしを続けるために、様々な認知症予防についての取り組みがなされています。そこで今回は、認知症発症や進行のリスクを防ぐために、今私たちができる対策や認知症に関する情報についてご紹介します。

みなさんは「軽度認知症(MCI)」という言葉をご存知でしょうか?MCIは健常と認知症の中間の状態を指し、「もの忘れの自覚があるが、生活に支障はなく自立した状態」を言います。MCIでは、発症後1年で約5~15%の人が認知症に移行する一方で、約16~41%の人は健常な状態になることが分かっています。そのため、できるだけ早期にMCIを発見することや、早期から認知症予防の対策を行っていくことで健常な状態への回復や認知症への移行を遅らせることが重要となります。
MCIは具体的にどのような状態のことを示しているのか。認知症発症や進行の予防にどのような取り組みが有効かをお伝えします。

【MCIの特徴】
・全般的な認知機能は正常範囲である
・年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
・日常生活動作は自立している
・本人または家族による物忘れの訴えがある

【MCI予防についての対策】
①運動
有酸素運動(ウォーキング、エアロバイク)や筋力トレーニング等を、ややきついと感じる程度の運動強度で週3回実施することが良いと言われています。運動により全身の血行が促進され脳細胞も活性化されるため認知症予防に効果があります。

②栄養
バランスのよい食事を1日3食摂取することや、多様な食材を使用した食事を摂取することが理想です。例えばアルツハイマー型認知症はアミロイドβというタンパク質が脳に異常に溜まることが原因と言われています。これを予防するには、DHAやEPA(サンマ、アジ、イワシなどの青魚に多く含まれる)などの不飽和脂肪酸、カテキンなどの抗酸化物質、葉酸などを積極的に摂ると良いと言われています。記憶力や判断力の向上、特にアルツハイマー型認知症の発症予防に有効であるという報告があります。

③認知機能トレーニング
記憶機能に特化した認知トレーニングは脳血流量の増加や脳内領域のネットワークの活性化につながり機能改善に効果が高いと言われています。脳トレや趣味活動など楽しく取り組めるものを選ぶことが長続きする秘訣です。
MCIは上記のように多面的に対策を行っていくことが有効です。高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は認知症のリスクを高めるため、生活全般を見直し、少しずつ取り組める対策を継続していくことが重要といえます。

倉敷平成病院 予防リハビリでも、以前お伝えした脳トレ(リンク:2023年8月23日)やリハビリ職員による運動指導や口腔機能へのアドバイス、二重課題等を行う集団プログラムや栄養指導等、様々なプログラムや定期的な認知・身体機能の評価を実施しています。認知症予防に取り組んでいきたいという方がおられましたら見学・体験を随時お受けしていますのでお気軽にお声掛けください。

作業療法士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

 

ヤクルト販売さまより車いすを寄贈いただきました。

カテゴリー: 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

1月25日木曜日、岡山県西部ヤクルト販売株式会社より「令和5年度 第50回ヤクルト・チャリティーセール」の収益の一部で購入された「ヤクルト愛の車いす」が当院へ寄贈されました。

ヤクルト販売の方が訪問され、車いすの贈呈式を行いました。病院からは岡本看護部長が参加しました。岡本看護部長より「皆様の善意に感謝し有効に活用させていただきます。」との言葉がありました。

このボランティア活動は、ヤクルト販売株式会社により昭和49年から始まり、今までに2600台以上の車いすが岡山県内の病院や福祉施設に贈られたそうです。今年度は100台以上のの車いすが、岡山県社会福祉協議会等に寄贈され、これを通じて当院に贈与してくださいました。

岡山県西部ヤクルト販売株式会社の皆さん、ありがとうございました。

 

広報課 Y

 

通所リハビリテーションにおける支援相談員の役割

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
倉敷老健通所リハビリテーションでは、支援相談員と介護福祉士を含め4名が中心となり、相談業務にあたっています。
私たち相談員は、ご利用者やご家族の気持ちに寄り添い、住み慣れたご自宅での生活をサポートできるよう心がけています。ご利用者からの「こんなことがやってみたい」というご要望や、ご家族の「どのように過ごしているんだろう」という疑問等、小さなことでも様々な質問にリハビリテーション施設の相談員としてお答えできるよう努めています。
今回は相談員がどんなことをしているのかをご紹介させていただきます。

①相談窓口
事業所の窓口となり、ご利用者やご家族、ケアマネジャー等に対し様々な相談に応じます。ニーズを把握し、適切なサービスの提供に繋げていきます。
②サービス内容の共有や関係事業所との連携
ご利用者やご家族、ケアマネジャー、かかりつけ医、他介護施設等との連携を図ります。サービス担当者会議や退院前カンファレンスへ参加し、事業所内外の他職種と連携し、情報共有やサービス調整を行います。
また、事業所内の職員に対し情報の周知や意見調整を行い、ご利用者のニーズを適切に共有し、より良いケアが提供できるよう働きかけます。
③契約
ご利用開始にあたり、ご自宅へ伺い契約を行います。ご利用前に事業所の案内やプログラム内容の説明、介護保険制度の説明も行います。
その他、通所リハビリテーションのご利用以外に、介護相談にも応じています。「誰に聞いたらいいかわからない」「こんなこと聞いてもいいのかな」ということがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

倉敷老健通所リハビリテーション
TEL:086-427-1192
支援相談員 O

栄養科通信vol.192「スローフード」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

スローフードという言葉を聞いたことがありますか?
スローフードとは、伝統的な食文化を見直し、食への関心を高める運動のことです。安価で手軽に食べられるファストフードを単に否定するのではなく、日々の食生活を今一度見直すことで食を楽しもうという考え方が基本となっており、生産量の少ない食材やそれらを提供する生産者を支えていくことにもつながります。スローフード協会では、「おいしい(新鮮でおいしく健康的であること)、きれい(環境に負荷を与えない生産方法であること)、ただしい(生産に関わる者すべてに適正な賃金と労働環境を提供すること)食べ物をすべての人が享受できるように」をスローガンに掲げ、地域ごとに根付いた食材や和食などの食文化を継承していく取り組みを行っています。

スローフードのメリット
・健康的な食事につながる
糖質・脂質・塩分が多いファストフードやインスタント食品と比べて、健康面での満足度が高い。
・環境にやさしい
地産地消にもつながり、食材を輸送する際に発生するCO2を削減できる。
・伝統的な食文化が守られる

忙しく暮らす現代人にとってファストフードは欠かせないのが現状ですが、品種の減少や健康問題、労働・自然環境の悪化など、大きなデメリットも潜んでいます。お米をはじめ味噌などの調味料、伝統的な食品や各地の郷土料理、お正月などの年中行事の際に食べられる料理などを食べることもスローフードと言えます。気軽にはじめる方法としておすすめなのが休日だけスローフードです。たとえば地元の食材を選び、調理をして、その料理を味わいながら食べることもスローフードのひとつです。身近なところからスローフードを取り入れてみてはどうでしょうか。

参考:日本スローフード協会 https://slowfood-nippon.jp/

管理栄養士Y.M

運動で『もの忘れ予防』

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

早いもので2月4日の立春も過ぎ、暦の上では春となりました。

とはいえ・・・寒い日が続き、外に出るのが億劫になっている方も多いのではないでしょうか。
寒さの為、散歩等をする機会が減り、うとうとする時間や部屋でテレビを見る時間が増えていませんか?このような生活では、筋力が低下するだけではなく、もの忘れ症状が出現したり、もの忘れがひどくなってしまいがちです。

普通に生活していても、毎日脳内にはゴミのような物(アミロイドベータ/タンパク質が固まったもの)が溜まってしまいますが、このゴミは脳の血流循環によって押し流す事ができます。
脳の血流循環を良くするには、運動がとても大切です。5分程度の軽い筋トレ、15分程度の散歩が効果的と言われていますが、かかとの上げ下ろし、もも上げ、足ふみ等の簡単な体操でも効果はあります。
運動が難しい方は、深呼吸も効果的と言われています。鼻から3秒ほどかけて息を吸い、5~10秒かけて口から息を吐き出す深呼吸を繰り返す事で、血管が広がります。この時に良い姿勢で行うと、胸郭が広がりより多くの酸素を取り込む事ができます。

運動の他にも、水分や栄養、睡眠等にも気を付け元気に桜の咲く春を迎えましょうね。

支援センターN

画像:イラストAC

倉敷平成病院リハビリスタッフが老松地区出前講座(倉敷市社会福祉協議会)で講師をつとめました

1月30日(火)、老松ふれあい会館にて毎週実施されている「いきいき100歳体操(老松地区)」の「地域サロン」に講師として参加させていただきました。

今回は「転倒予防」について、「筋力を鍛えて転倒予防」と「注意機能を鍛えて転倒予防」の2本立てでお話しをさせていただきました。
途中で筋力強化のためのトレーニングや、注意力を鍛えるための二重課題を取り入れたトレーニングを実施し、楽しく体を動かしてもらうことが出来ました。中には90歳を超えても縄跳びや腕立て伏せを継続されている方がおられ、大変驚かされました。

これまで健康教室など多くの場でお話をさせていただく機会がありましたが、地域の方々からは毎回新たな学びをさせていただいています。今後も地域の介護予防に還元できるよう、研鑽を重ねていきたいと思います。

※この様子は倉敷社会福祉協議会発行【「通いの場」通信】でも「いつまでも住み慣れた地域で過ごせるために~倉敷平成病院の地域を支える取り組み(出前講座)~」でにて紹介されました

※倉敷市社会福祉協議会生活支援コーディネーターのサイトはこちら

倉敷平成病院 予防リハビリ 理学療法士 S

実習生の受入れと入所者さまの様子

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

今年も2月に入り、寒い日が続いています。

昨年の2月と違うのは、コロナ感染症が5類に変更となり面会されるご家族が増えたことです。
昨年は窓越しやweb面会など行っていましたが、今年は受付で手続きをしていただけたら面会ができるようになっているためです。
(ただし面会時間、人数、年齢制限があります。詳細は「倉敷老健」にお尋ねください)
なかには毎日のように面会に来られているご家族もおられ、入居されている方が安心されている様子や笑顔も、心なしか増えているように感じられます。

最近は看護師や介護福祉士を目指す学生さんの実習も定期的に受け入れています。
「孫」と同年齢にあたる学生さんから声をかけられた入所者さんの反応は、スタッフとの会話とは違って、優しいまなざしがみられます。有資格者である私たちではできないようなことをお話されることもあり、色々な年代の人たちが福祉に関わることの大切さを、日々実感しています。

倉敷老健 N.K