9月1日は防災の日です。8月30日から9月5日までが防災週間です。
「防災の日」「防災週間」には、地震や台風などの大災害への備えや防災への意識を高めるために、全国で防災訓練や説明会などさまざまな防災・減災を目的とした訓練が実施されています。
防災訓練以外には、「備蓄品を完備する、古くなった備蓄品を交換する」など、各家庭でできることを行います。
地震だけでなく、日本は台風・豪雨などの自然災害が発生しやすい国です。様々な災害に備え、今一度防災対策について考える良い機会になればと思います。
私の所属する訪問看護ステーションでも、ご利用の方に対し、災害情報を知る方法の有無、災害時の連絡手段、避難場所の確認、避難開始するタイミングの把握をしているか、備蓄品の参考例や緊急連絡カード作成のご提案、人工呼吸器使用中の方は発電機・バッテリー・予備の酸素ボンベの準備ができているかの声掛けを行っています。
<災害情報の収集方法>
・緊急速報メール(エリアメール)
気象庁が発信する緊急地震速報や津波警報、市が発令する避難所情報等をスマートフォン・携帯電話に一斉送信されます。
・テレビなどのメディア
市からの避難情報をテレビなどで発信しています。
・ラジオ
電波障害に強く、持ち運びができるので災害時の情報収集に活躍します。手回し充電できるラジオは電池が不要です。
・SNS
近年の災害では、スマートフォン等を利用したSNSが情報の発信・伝達手段として利用されますが、フェイクニュースなどに惑わされないように注意が必要です。
<非常備蓄品をそろえよう>
自宅で7日間過ごす時に必要な備蓄品を用意しておきましょう。
大災害発生時、支援物資がすぐに届くとは限らず、コンビニなどのお店にも人が殺到し、商品がすぐなくなる可能性もあります。電気、水道、ガスといったライフラインは災害発生直後は停止し、利用できなくなることもあると知っておきましょう。
!水・食料・トイレ用凝固剤は必ず備蓄しておきたいものとされています。
<非常持出品を備えよう>
避難所で2~3日間過ごす時に必要な備蓄品を用意しておきましょう。
非常持出品は、災害の危険が迫り自宅から避難するときに最初に持ち出すものです。非常持出袋などにまとめ、すぐに持ち出せる場所に用意しておきましょう。
訪問看護ステーション 理学療法士T
イラスト:イラストac