梅雨入りも近く、蒸し暑い日が続いていますが体調に変わりなくお過ごしでしょうか。6月といえば梅雨、あじさいを連想する方が多いと思います。テレビでもあじさい寺などのあじさいを見られる観光スポットが放映される時期になりました。
老健内にも入所者の方が一生懸命作った飾りがたくさん掲示されており、「はや、6月じゃなあ~」と飾りのあじさいを見て梅雨の訪れを感じている方も少なくありません。
倉敷老健の玄関の横にもあじさいの花が咲き始め、入所者の方と一緒に散歩をしながら観察をしてみました。

あじさいには赤・青・紫などの色がありますが、色のベースになるのは「アントシアニン」という色素だそうです。アントシアニンは通常赤色ですが、土壌から溶け出してきたアルミニウムと反応すると青色に変化します。従って、アルミニウムをたくさん吸収したあじさいは青色、しなかったものは赤色、その中間が紫色の花を咲かせるそうです。ちなみに、アルミニウムの溶け出す量は水の酸性度によって決まり、酸性だとよく溶け、中性~アルカリ性だとあまり溶けないとのことです。
入所者の方も興味津々で、「こっちは濃いけどこっちは薄いが~。」と、色の話をしながら観察したあじさいは赤紫とピンク色でした。まだまだつぼみも多くこれから大輪の花を咲かせてくれることを入所者も職員も楽しみにしています。
参考文献:化学に触れる学びのトレイン キャタライナー化学Q&A
倉敷老健 介護士 A・S