日別アーカイブ: 2023年6月8日(木曜日)

園芸療法~収穫しました~

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

以前、回復期リハビリ病棟での園芸療法をご紹介しました。

今年度からリハビリの一貫として、回復期病棟の患者さんと一緒にプランターを利用して野菜を育てています。

ついに先日の6月5日、立派なナスとミニトマトを初めて収穫しました!!

毎週の水やりをおこない、虫や鳥の被害を心配しながら、成長を見守ってきて、
患者さんたちも「こんなに大きくなったんだね」「すごいね」と感慨深く言葉をこぼされていました。

まだしばらく、収穫を楽しむことができそうです。
患者さんと私たちスタッフとが、同じ視線で野菜を見つめるその一時は、立場の垣根を越えて、心の交流を図っているような気がします。

病院の一角にある小さなプランターではありますが、私たちに与える影響はとても大きいものです。

引き続き、変化を楽しみながら、大切に育てていきたいと思っています。

 リハビリテーション部 公認心理師 S

栄養科通信vol.188 「6月は食育月間」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

毎年6月は「食育月間」です。食育の基本的理念を定めた「食育基本法」が2005年6月に制定されたこと、また新学期・新生活がはじまって身辺が落ち着き始め国をあげて取り組みやすい時期ということで6月が選ばれたそうです。また、毎月19日は「食育の日」です。食育の「育 (いく)」が「19」を連想させることに由来します。

食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。生涯にわたって「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要と言われています。

食育で育てたい「食べる力」

①心と身体の健康を維持できる
②食事の重要性や楽しさを理解する
③食べ物の選択や食事づくりができる
④一緒に食べたい人がいる(社会性)
⑤日本の食文化を理解し伝えることができる
⑥食べ物やつくる人への感謝の心

日常生活の中での具体的な食育の取り組みとしては以下の12項目が挙げられます。子どもから大人まで誰にでもわかりやすく発信するため、ピクトグラムも作成されています。

食育月間の期間中は、全国規模の行事として食育推進全国大会(今年は富山県で開催)が開催されるほか、全国各地で食育をテーマとした多くの取組やイベントが実施されます。

食育と聞くと難しく聞こえますが、食に関して正しい知識を持ち、適切に選択する力を身につけることも食育の一つです。健全な食生活は、生きる喜びや楽しみ、健康で心豊かな暮らしにつながります。一人ひとりが食について意識を高めていくことで、自分にとって望ましい食生活を考え、実現できる力を身につけていきましょう。

「食育月間」や「食育の日」を機会に、日常生活の中での取り組みを参考に、出来ることから食育を始めてみませんか。

管理栄養士 MS

参考:農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/gekkan/