日別アーカイブ: 2018年8月2日(木曜日)

平成30年西日本豪雨ボランティアに参加して

カテゴリー: 看護部, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

このたびの西日本豪雨で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
 7月13日私は、健康調査のためボランティア活動に参加しました。市役所でボランティアの登録を済ませサンワーク総社へ向かいました。避難所は1階と2階に分かれており私は1階の避難所の方々を担当させてもらいました。まず避難者一人一人の申し送りを受けたあと避難者に関わっていきました。日中は自宅の片づけなどで被災地へ出かけておられているかたもおられました。避難所はご高齢の避難者が約半数以上で、夫婦や家族で過ごされている方が多くおられました。
健康調査をしながらお話を聞くと、今後の不安から涙を浮かべる方や歯がゆい現状に怒りを訴える方もいました。
私が関わった避難者の方で週3回人工透析を受けながら生活されている方がいました。その方はASOと足の潰瘍のため疼痛が強くなんとか歩行ができる状態でした。病状的にも自宅の片づけには行くことができずご家族が毎日タクシーで片付けへ行かれていました。
前回の透析の時は避難所の送迎で透析に行かれたようですが、その日は送迎は依頼されておらずどのような手段で病院まで行ったか確認するよう申し送りがありました。透析から戻って来られ話を聞くと病院まで歩いて行ったとのことでした。病院までは100mほどの距離でしたが、下肢の疼痛のため歩いて、休憩をしてを繰り返しながら30分以上かけ行ったと話されていました。足の痛みに耐えながら猛暑の中歩いて行ったことを知り、何かいい方法はないかと考えながら、その時は話を聞くことしかできませんでした。
ボランティア終了前の最後の申し送りでそのことを伝えるとボランティアに来られていた医師が「車椅子やスタッフが車でどこかへ移動するときに一緒に病院まで送迎してもらうとか何か方法を考えますね」と言ってくださいました。

日々仕事をしながら分かっていたことではありますが、若い人や健康な方には大丈夫なことが高齢者や健康障害がある方には難しいことがあることを目の当たりにしました。

アムダのスタッフを中心に、たくさんある問題を少しずつ解決できるよう全員で連携を図っていました。今回の活動を通してたくさんの学びや人の温かさを感じました。
復興には時間がかかると思いますが微力ながらできることに取り組んでいきたいと思います。まだまだ暑い日が続いているので熱中症など体調管理に十分ご注意してください。

2階病棟 看護副主任 A

※写真はアムダよりご提供いただきました

倉敷老健は排泄支援に力をいれています

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

高齢や虚弱になると、排泄になんらかの支援を必要とする方がいらっしゃいます。倉敷老健にも、排泄に見守りが必要な方、一部介助の方、なかにはおむつの着用が必要な方が入所されています。

今年5月にブログで排泄支援の一部を紹介しましたが、今回は倉敷老健で使用しているおむつは、どのようにして選定されているかを紹介致します。
 おむつ用品には、主としてテープがついているタイプ(アウター)、尿を取るパッドタイプ(インナー)があり、大きさ、吸収量、吸収速度、形状、肌触り、通気性など様々です。また毎年新製品も出ています。少しでもおむつ使用者に良いものを提供するため、常に新しい情報をキャッチするよう気をつけています。新製品の紹介は、業者の方がサンプルを持参し行ってくれます。

試験的に使用してみることもありますが、特徴を理解しやすいように新規採用や変更を検討したいおむつ類を取り寄せて、時期を見て使用中の物との比較を行います。

方法は、同量の青水を一斉に一定時間おむつに流します。青水を吸収したおむつをスタッフが素手で触り、肌触りや逆戻りなども含めて評価します。評価は評価用紙に各自記入したものを集計し、更に絞り込んでいきます。排泄支援には多職種が関わります。

老健内のスタッフが一同に集まりおむつ類を選定したり、特徴を理解することは、排泄支援をしていく上でのコンセンサスに繋がると思います。これからも排泄の自立支援だけでなく、おむつ使用の方が少しでも快適に過ごせるように、多方面から取組んでいきたいと思っています。

※写真は平成30年7月6日に撮影したものです。

倉敷老健 K