日別アーカイブ: 2017年11月9日(木曜日)

誤嚥予防について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

日常の楽しみはいろいろとあると思いますが、食事がその内のひとつに入る方は多いのではないでしょうか。
本日のブログでは、食事と関係する「誤嚥(ごえん)予防」についてお話しさせていただきます。誤嚥というのは、“食物などが肺へ入ってしまうこと”をいいます。高齢者のかかる肺炎には、食物や唾液などの誤嚥が原因で起こる誤嚥性肺炎が極めて多いと考えられています。

高齢者はわずかな誤嚥が重篤な肺炎や呼吸器疾患につながりやすいといわれています。その誤嚥の予防策として、食事の際の呼吸法が重要視されています。
飲み込みを行う際の呼吸は、
通常「①呼気(息を吐く)→②飲み込み→③呼気」というパターンか、
「①吸気(息を吸う)→②飲み込み→③呼気」というパターンの2つがあります。

つまり、飲み込みの後は呼気が安全で、吸気になると食べ物が気管に入り誤嚥につながりやすいといわれています。このことをよく理解して、「飲み込むときにはしっかり息を止め、飲み込んだら息を吐くこと」が大事となります。日常の食事やお茶を飲む際にも意識していただけたら誤嚥予防につながるのではないでしょうか。おいしく楽しく食事を続けていけるよう、日ごろから気を付けていきましょう。
予防リハビリではご利用の方の状態に応じ、専門の言語聴覚士が口腔・嚥下機能の評価や指導も行っています。興味のある方はいつでもご連絡下さい。

言語聴覚士 K

◎問い合わせ先◎
社会医療法人全人会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086‐427‐1128(直通)   担当:相山(あいやま)