日別アーカイブ: 2015年5月22日(金曜日)

梅雨の時期の食中毒にご注意を

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

気持ちの良い5月も終わりを迎え、いよいよ梅雨の時期がやってきます。じめじめとした日が続くこのシーズンは食中毒菌の繁殖が活発になる時期です。
そもそも「食中毒」には大きく分けて下記の3つがあります
◎細菌性食中毒(カンピロバクター、黄色ブドウ菌、サルモネラなど):食中毒菌が食品の中に混入したことによって起こる
◎ウイルス性食中毒菌(ノロウイルスなど):ウイルスが蓄積している食品を飲食したり、人の手を介したりすることで起こる
◎自然毒食中毒:フグや毒キノコなどの動物性、植物性の毒によって起こる

ノロウイルスをはじめとする「ウイルス性食中毒」が冬のシーズンに増えるのに対し、ちょうど6月頃から増えてくるのが「細菌性食中毒」です。
細菌にとって、梅雨は水分が豊富で気温が高く、活動には絶好のチャンスなのです。
さらに食品の有機物汚れ、調理器具に付いた食品汚れがあれば、それを栄養にどんどん増殖していきます。

食中毒食中毒を予防するためには
◎料理に使う食材は低温で保管する
◎食品の中心部までしっかりと加熱する
◎まな板、包丁、ふきんなどは熱湯や漂白剤で殺菌する
◎食べ物と調理器具、容器を分けて作業・保存を行う
◎調理後の料理は早めに食べる、または低温で保管する

食中毒は重症化すると死に至るケースもあるので、おかしいと思ったら早めに医療機関を受診しましょう!!

臨床検査部 A.N