日別アーカイブ: 2015年3月14日(土曜日)

ハンディキャップとは

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

春らしさが日増しに感じられるようになりました。 平成病院の玄関にもチューリップが芽生え、一日一日おお20150314きくなっています。 出勤時、愛でながら「今日も頑張ろう!」の気持ちをスイッチ、ONです!

プロ囲碁棋士の木部夏生さん(1型糖尿病)が寄稿されていた文章を読んで感動 しました。(月刊糖尿病ライフさかえ2014Vol.54)

「小児期に1型糖尿病を発症した子どもに対して、“将来何にでもなれる”と伝えてしまっていいのか?」との問いから「1型糖尿病はハンディキャップになる、ならない?」の話に発展。

木部さんは「わたしは、今まで「1型糖尿病はハンディキャップだとは思わない」と言っていました。でも、ご飯の前や囲碁の対局中に血糖値を測ること、注射を打つこと、低血糖になり補食をとることは、やはり他の人よりもひと手間余計にかかります。注射を打つのも、血糖自己測定をするのも苦ではないというだけで、1型糖尿病はハンディキャップだと思います。そのハンディキャップが あるからこそ、「負けたくない!」と頑張れた部分は、とても多い気がします。 1型糖尿病にならなかったら、囲碁棋士のプロになることも諦めていたかもしれません。1型糖尿病になって得られたことは大きいことばかりで、私を成長させてくれました。「1型糖尿病でも、何にでもなれる。その代わり目標や夢をかなえるには、1型糖尿病であろうがなかろうが努力は必要で、1型糖尿病の場合は普通の努力では足りないかもしれない」と。

木部さんも諦めないで、大変な努力をされて夢を自分のものにされたのだと思います。感動し、そして敬服します。 その前向きな強い心を育み、支え、励まして一緒に歩んでこられたご両親や、医療者、お友達、仲間などのサポートもあったのでしょうか。

私自身、患者さんの人生に充実感や満足感など感じてもらえるサポートが出来るように知識・技術そして豊かな心を磨きたいとおもいました。

看護部 R.M