カテゴリー別アーカイブ: 通所リハビリテーション

歌声広場1500回開催―報道報告―

昭和63年の開院とほぼ同時に始まった「歌声広場」が30年の年月を経て、5月23日に記念すべき1500回を迎えました。当日は特別プログラムで6曲を歌いましたが、その様子について、多数の報道機関(新聞3社・テレビ2社)に報道していただきましたのでご報告いたします。
◆山陽新聞 平成30年5月25日(金)朝刊 倉敷・総社圏版
◆朝日新聞 平成30年5月24日(木) 朝刊

◆読売新聞 平成30年5月24日(木) 朝刊

◆瀬戸内海放送 KSBスーパーJチャンネル(平成30年5月23日 18時18分頃)
◆倉敷ケーブルテレビ KCTワイド(平成30年5月23日)
テレビについてはしばらくの間ホームページで動画の視聴ができます。
是非ご覧ください。

「岡山県倉敷市の病院で、職員と患者がいっしょに歌を楽しむイベントが1500回目を迎えました。 倉敷市老松町の倉敷平成病院では「歌声広場」というイベントを、毎週水曜日に開いています。音楽を通して患者さんたちに、心が軽やかになる時間を提供したいと30年間続けてきました。1500回目となる今回は、通所リハビリを利用している60代から90代の約150人が参加し、「東京五輪音頭」や「川の流れのように」など6曲を、手拍子を取りながら楽しそうに歌っていました。伴奏するのは病院の職員やボランティアで、高齢者が歌いやすいようにキーを下げたりテンポをゆっくりにしたりと、工夫しているそうです。
(参加者はー)
「歌が好きなもんで楽しいです」
「周りの方が歌っているときの表情とか、声の出ようとかを見たりして『きょうは調子がいいな』とか感じられるから、それもいいところですね」
(倉敷平成病院/高尾公子 副理事長)
「『えー!1500回なの?』というのが実感ですね。よく聞いていると素晴らしい声の持ち主だったり、とんでもない高度な音楽性をもっておられる方もおられて、提供する側は手を抜かれないなと」
―KSBスーパーJチャンネルより引用―

秘書広報課

祝 歌声広場1500回 ~歌い継がれて30年~

 5月23日(水)13時45分~14時30分で第1500回歌声広場が、在宅総合ケアセンター2階通所リハビリにて開催されました。
この日は記念の会ということで、高尾武男代表が開会の挨拶をし、くす玉割を、高尾副理事長、ご利用の方2名と共に行いました。歌声広場の歴史を簡単に振り返った後は、いよいよ歌唱です。キーボード2台とギター、和太鼓の生演奏で、茶摘、王将、東京五輪音頭、南国土佐を後にして、川の流れのように の5曲を歌いました。また、見る歌聞く歌では「花は咲く」を音楽療法の江島先生と田渕先生、介護福祉士の藤原さんが担当してくださいました。
どの歌も皆さん大きな声で歌われていましたし、東京五輪音頭では「東京オリンピックに行った!」と言われる方もおられたり、「美空ひばりさんと同級生」という方がおられたり、思い思いに楽しんでおられる姿が印象的でした。

□瀬戸内海放送 KSBスーパーJチャンネル 5月23日(水)18時15分~19時
□倉敷ケーブルテレビ KCTワイド    5月23日(水)17時~(以降毎時0分)
□山陽新聞、朝日新聞、読売新聞の方が取材に来てくださいました

夕方のニュースお時間が合う方は是非ご覧ください。

秘書・広報課

 

歌い継がれて30年「歌声広場」が来週水曜、1500回を迎えます

平成30年5月16日(水)、通所リハビリにて第1499回歌声広場が開催されました。

昨日、通所リハビリにて第1499回歌声広場が開催されました。
 「歌声広場」は、昭和63年2月に第1回が開催されたのですが、音楽療法や脳活性化リハビリが一般的になるずっと以前より、「歌」の持つ癒しの力、声を出して歌う事の心地よさ…に注目して運営されています。歌う歌は、参加されるご高齢の方に合わせた、懐メロ、唱歌、童謡、歌謡曲など。一回につき5曲。テーマを決めて、それにあった歌を選びます。
演奏も歌いやすいようにキーを下げたり、演奏者は時には手書きの楽譜を作って、テンポもゆっくり目にしたり…。ご高齢の方が歌いやすいように、メロディー担当と伴奏担当と2台のキーボードで演奏しています。
毎週1回開催される「歌声広場」は、職員に、また利用して下さる方々に愛され、育てられ、続いています~

30年の年月を経て、いよいよ来週

5月23日(水)13時45分~ 通所リハビリにて第1500回歌声広場が開催されます。

この日のために準備をすすめてきた職員も感慨一入です。当日の成功に向け、連日歌の練習や、会場設営のチェックを進めています。
ご興味をお持ちの方は、倉敷在宅総合ケアセンター2階通所リハビリまでお問合せ下さい。

 

平成30年度第1回老松保育園絵本読み聞かせボランティア報告~世代を超えて、地域とつながる~

平成30年5月15日(火)当通所リハビリを利用されている2名の方と老松保育園のばら・すみれ組さん(年少)20名の園児を対象に絵本の読み聞かせボランティアを実施しました。晴天に恵まれ、園庭では子供たちが元気いっぱいに砂場遊びをしたり三輪車にのったり遊具で遊んでおり、「おばあちゃんたちが来た!」とにぎやかに迎えてくれました。
今回は、Kさん(75歳)とAさん(74歳)のお二人が参加されました。Kさんは『にんじんとごぼうとだいこん』の絵本を読まれました。どうして、にんじんは赤く、ごぼうは黒く、だいこんは白くなったのかなとテンポ良い話に子供たちは集中して聞いていました。Aさんは『おべんとくん』の絵本を読まれました。『おべんとくん』は、しかけ絵本になっており、おにぎりやたこさんウインナーなど身近な素材が盛り込まれていました。お二人とも大きな声でゆっくりと園児たちにわかりやすく読み聞かせされていました。
園児たちも時に「だいこん」と声を合わせて発したりしてとても和やかなひと時でした。

最後に、園児より「ストローのネックレス」をプレゼントしていただき、たくさんんのタッチをし、「ありがとうございました」の大きな声で見送ってくれました。お二人とも、「可愛いねぇ。本当にかわいいねぇ。よかったなぁ」と感想を語ってくださいました。老松保育園の方々ありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします

※平成30年度は5~9月まで月1回の計5回の開催を予定しています。
※了承を得て写真掲載しています。

倉敷老健 通所リハビリ 介護士 K

通所リハビリより「認知症ケア専門フロア」のご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今回は通所リハビリテーション 認知症ケア専門フロア(5フロア)の紹介を致します。

プログラムの工夫
当施設ではご利用者様がプログラムに集中し、安心して穏やかに過ごせるように、認知症ケア専門士や臨床心理士が中心となり専門性の高い対応や細やかな個別ケアを提供しています。ご利用者の集中力が切れるタイミングでプログラムが切り替えられるようスケジュールを調整しています。また、リラックス効果があると言われているアロマセラピーも取り入れています。

●来所直後は好きな活動に
午前中は、認知症の周辺症状の誘発要因にもなる不安やストレスの軽減を目的とし、個々に合わせてぬり絵、計算、手芸など行っています。個人のニーズに合ったプログラムが提供できるよう、ご本人やご家族から興味、関心、趣味、職業歴などの聴き取りが重要となります。そこで、個人個人の情報収集の為、ケアマネジャーや家族に協力して頂きプロフィールシートの作成を進めていきます。

●体操や歌で機能維持を
残存機能の活用、生活動作訓練を目的とした運動プログラムを行います。回想しながら行うと集中力が持続するため、なじみの歌を使用した体操DVDを活用しています。テンポの異なる曲を使用したり、こまめな声かけを行ったりして変化や刺激を加えることで飽きることなく集中して取り組むことができます。しっかりと運動に取り組んだ後は、認知機能訓練、声量維持、口腔状態維持を目的とし、歌を歌ったり、しりとりをして過ごします。ひらがなカードを使用し、単語の連想を行うミニゲームや文字パズル・絵合わせカードも良好な反応が得られます。

●自己紹介で関係作りを
ご利用者様全員が来所されるタイミングでRO(Reality Orientation)法を行います。事前に関係する土地の名物などの画像を用意しておくと話が盛り上がります。自己紹介をしていただきながら回想をすることで利用者間の交流を深め、利用者同士が“なじみの関係”となり安心して過ごせるように援助します。

 

●午後からはレクリエーションで楽しみを
昼食後は口腔ケア、リラクゼーション体操を行い身体を整えた後に身体機能訓練、認知機能訓練を目的としたレクリエーションを行います。音楽を使用しゲームを盛り上げたり、ゲームで使用する物品をご利用者様と作ることもレクリエーションとしています。ご利用者が青春時代流行った曲や思い出のある歌を選びカラオケも提供しています。スタッフの笑顔がご利用者様にも伝わるので、スタッフも楽しんで全員笑顔となるような内容を日々考えています。

●外に出てリフレッシュ
16時前後は帰りたくなる方が多くなるため、気分転換を目的に散歩をしたり畑に行ったりして外に出ることもあります。園芸では間引きや草花の名前、季節の野菜作りの手入れの仕方を教えて下っています。
また、収穫した野菜で何を料理するかと話が盛り上がり、活き活きした表情がうかがえます。

 

●当日のメンバーに合わせた工夫も
夕方はカルタなどの知的な遊びを行い、雑談を楽しみながら穏やかな時間を過ごして頂いています。知的な課題へ取り組むことが苦手な方が多い日は運動プログラムを多くするなどの工夫が必要となります。棒やボールを使用した集団体操を行っています。ご利用者様の体調に合わせ、無理強いすることなく前向きに取り組めるような声かけが重要となります。日常生活動作の訓練として、洗濯物を畳んでいただいたり、机を拭いていただいています。

 

3.在宅生活継続への支援・その他
●連絡ノートで家族支援
少人数対応とすることでご家族への支援も効果的となります。当施設ではご家族へご利用者様の利用中の様子を伝えるために始めた連絡ノートが、介護負担感の軽減と情報の共有で有用となっています。利用中のご様子を知って頂くとともに、ご家族の日頃抱えている介護に対する不安や疑問、ストレスを聞かせて頂き、アドバイスや情報提供を行います。ご家族との信頼関係が築けた頃には、交換ノートのように内容も明るくなり「読むのが楽しみ」「相談しやすい」という言葉をいただいています。

●病院との連携も
利用者様の多くは当法人内の認知症疾患医療センター/もの忘れ外来を受診しています。外来では臨床心理士がご本人への認知機能検査・ご家族への問診を行っており、当施設の臨床心理士を通じて主治医との連携を図りやすい環境にあります。受診前に通所リハビリでの様子や変化点について情報提供を行うことで、内服の変更や主治医からの助言に繋がることも多く、在宅生活を支える一助になっているのではないかと考えて取り組んでいます。

次回の通所リハビリテーションでは、2フロア(重度の介助が必要な方のフロア)のご紹介を致します。施設内の見学は随時承っていますので、お気軽にご連絡ください。皆様のご利用を心よりお待ちしています。

※許可を得て写真の掲載をしています

通所リハビリテーション 介護福祉士I

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通所リハビリの共同作品「阿知の藤」(平成30年5月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

 連休は倉敷美観地区でハートランド倉敷が開催され県内外から多くの方がご来場されたようです。今年のハートランド倉敷は倉敷市花・藤をメインテーマに開催されたそうですが、くらしき藤娘も登場したとのことです。

私たち通所リハも昨年にちなんで、藤の花の作品を作りました。大輪の藤が咲き誇る様子です。岡山県天然記念物のアケボノフジ「阿知の藤」は、今年は樹勢回復中で開花をしていないそうですが、そちらをイメージして作成いたしました。
外来にお越しの際は是非ご覧ください。

通所リハビリ

通所リハビリよりご案内

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

優しい光を浴びることで草花や木々が芽吹き、穏やかな春の訪れを感じる季節となりました。春といえば“出会い”や“新たな取り組み”など変化が多い季節ですが、倉敷老健通所リハビリテーションでも新たな一歩を踏み出しています。
今年度は介護保険の制度改正があり、介護を取り巻く環境が大きく変化していきます。具体的には介護が必要になった状態でも、“住み慣れた地域で、その人らしい生活が送れること”を目的とした、リハビリテーション(社会参加)がより一層求められているという内容です。そこで、私たちは利用者さんの目標達成に向けて、少しでも有意義な時間を過ごして頂けるように、⑴機能性,⑵利便性,⑶快適性の3点を意識して施設内の環境整備を行いました。
まず機能性の面では、今まではリハビリスペースと自主トレーニングスペースが分けられていた為、自主トレーニングスペースが十分に活用できず、機能改善を目的とする機能を十分に発揮できていませんでした。そこで今回は、特に利用者さんが主体的に活動に取り組めるという点を意識して、リハビリスペースと自主トレーニングスペースを共有することで、“いつでも、気軽に運動が出来る”ように環境を整えました。また、リハビリ専門職が近くに居ることで、運動に関する相談などにも適時対応できるようになっています。
次に利便性の面では、廊下が狭く通りにくい・帰宅時間には混雑してしまうという課題がありました。そこで物品の配置を見直し、スペースの確保を行いました。その結果、車椅子の操作が苦手な方でも自由に移動できるという環境を整えることが出来ました。
最後に、快適性の面では、今までは決まった部屋で1日を過ごす事しかできず、一息つくことの出来る場所がありませんでした。その結果、活動と休憩の場所が共存してしまうという課題がありました。その為、利用者さん・家族などの来賓の方でも、一息つきリラックスすることの出来る空間を作り、誰とでも気軽に団らん出来るようになっています。

これからも、通所リハビリテーションを利用してくださる方々にとって、有意義な時間が過ごせるように、環境の整備やサービス内容の整備を行っていく予定です。施設内の見学は随時承っていますので、お気軽にご連絡ください。皆様のご利用を心よりお待ちしています。

通所リハビリテーション 理学療法士 O

 

通所リハビリの共同作品「津山の鶴山公園の桜」(平成30年4月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

新年度スタートですね。今月も外来に通所リハビリの作品を飾らせていただいています。今回は桜が満開の津山の鶴山公園をイメージして創作しました。
桜の部分は、ちぎった折り紙を片麻痺の方に貼っていただきました。
糊を付けて貼るだけですが、なかなか難しく、色のバランス等を考えながら、一生懸命貼ってくださいました。

お城の部分は、パーツの切り抜きは職員がいたしましたが、貼り付けるのは大変なので、職員が片方を持ち、共同で作業いたしました。
実際の桜は、桜吹雪となりつつありますが、今月いっぱい、外来にて満開の桜の作品をお楽しみください。

通所リハ 介護福祉士 K

パラリンピックに思う

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

少しずつ春の息吹を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

史上最多の13個のメダルを獲得し、日本中を熱気の渦に包み込んだ平昌オリンピック。スピードスケートの0.01秒を削り合う白熱した戦いやフィギュアスケートの華麗な演技、カーリングの卓越した戦術とそれを支えるチームワーク、どの競技も日本人選手の頑張りに新たな面白さを発見し、私はテレビ画面に釘付けにされてしまいました。

そんな熱気も冷めやらぬ中、平昌では3月9日よりパラリンピックが開催されています。そのパラリンピックのスノーボードに出場している成田緑夢(ぐりむ)という選手をご存知でしょうか。成田選手はコーチをしている父の熱血指導の下、スノーボード一家に育った3兄弟の末っ子になります。兄、姉ともトリノオリンピックに出場していますが、成田選手は高校生の時に世界ジュニアワールドカップで優勝するなど兄弟の中でも一番将来を渇望された選手でした。しかし、その優勝した大会の1ヶ月後にトレーニングのために使用していたトランポリンで転倒し、左膝の神経、靭帯、動脈まで損傷してしまいした。診断名は腓骨神経麻痺。4度の手術により切断は何とか免れることができましたが、左膝から先の感覚は全く無く、一切動かすこともできなくなりました。

退院から半年後、なんと成田選手の父は左足を引きずりながら歩く成田選手をスキーに連れていったのでした。初めのうちは私たちには想像もできない葛藤もあったと思いますが、スノーボードに再転向し競技を続け、障害者スノーボードの国際大会で入賞するようになっていったのです。その頃から、同じような障害を持った方や知人から「成田選手が頑張っている姿を見て励まされた」「勇気をもらった」というような声を掛けられるようになったそうです。

成田選手は今回のパラリンピックの開催にあたり、「メダルの色は関係無い、僕の最大の目標は、障害を持っている人、ケガをして引退を迫られている人、一般の人に希望、勇気を与えること」とコメントしています。スポーツの持つ力、成田選手の精神力に私は目頭が熱くなるのを感じると同時に、応援していたつもりが、応援されていたのはこちらだったのだと、はっと息を呑みました。
春はいろいろと環境が変わる季節です。パラリンピックの選手達の頑張りに注目しながら、新しいことに挑戦していきたいと思います。私の所属する通所リハビリでも、いろんな「これがしたい、できるようになりたい」が支援できるよう様々な取り組みを行っています。何かお困りのことやお手伝いできることがあれば、いつでもご相談下さい。

通所リハビリ 理学療法士 O

通所リハビリの共同作品「菜の花畑の風景」(平成30年3月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

3月といえば菜の花ですね。今回の作品は、自立度の高い方と中度の方とで協力して制作していただきました。自立の方には、折り紙とペーパーフラワーで菜の花を作っていただき、中度の方にはちぎり絵で作っていただきました。
「これが菜の花!?うまくできんなぁ。(笑)」と会話が弾みながらの制作時間でした。
皆さん一生懸命に制作して下さり、どの菜の花もきれいな仕上りとなりました。
一面が菜の花畑で黄色に染まった野原をイメージして遠近感が出るようにレイアウトしてみましたが、いかがでしょうか。


ご来院の際には、是非外来の「菜の花畑」をご覧ください。

通所リハ 介護福祉士 K