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台風への備え

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

皆さん台風の備えはしていますか?
9月は防災月間です。このところ、毎年といってよいほど、台風や豪雨などの被害が発生しています。特に8~9月にかけて、台風が1番発生しやすい時期です。皆様は台風への備えはしていますか?
ヘイセイ訪問看護ステーションでは、ご利用の方一人ひとりに、防災に関してのアンケートを行っています。防災に対する不安や困りごとをお伺いし、防災についてのアドバイスを行っています。必要に応じて、ご利用の方に合わせた非常用物品のアドバイスや防災マップを確認し、避難場所の設定や避難場所までの手段、ルートなどの確認を行っています。また今年から避難の方法をわかりやすくした新しいフローチャートを作成し、災害が起こったときに、どのように行動をするかをお伝えしています。もし、避難等が難しいご利用の方には予め、ショートステイ等の利用の提案もしています。
今後、南海トラフ地震も起こりうる可能性もあるため、常に新しい防災情報等をお伝えし、地域の皆様の一助になるような取り組みを行っていきます。

訪問リハ S

就実大学生がケアセンターショートステイに介護体験に来られました。

8/22(月)~8/26(金)に就実大学初等教育学科3年生1名が「教育職員免許法の特例に基づく介護等体験」という事でケアセンターショートステイに介護体験に来られました。
これは「小学校および中学校の教諭の普通免許状贈与に係わる教育職員免許法に関する法律」に基づき老人福祉施設などで、介護体験を行うことを、教諭の免許状の授与の要件とするとの事です。
介護体験の内容は感染対策のため、直接入所者と関わるケアはできませんでしたが、環境整備や、車椅子整備、シーツ交換、入所者の洗濯物たたみ、記録物や検温の補助等を体験されました。また食事介助見学や、レクリエーション見学、リハビリ見学などは、熱心にメモをとりながら、見学をされていました。

「はじめはショートステイといった施設を知らなかったが、多数の方が入所・退所されており、高齢者の方たちが介護をしながら生活できるのは施設のおかげだと感じました。」
「職員は多数の専門職の方が多くの記録物を用いて、入所者をみられており、すごいなと感じました。」などとご意見がありました。
体験を終えて「介護体験を終えてからは、介護福祉のやりがいや大変さなど、様々なことを感じることができました。そして私の社会に対する視野を広げることができました。これから教育現場に出てこの体験を活かしていきます。」との感想があり、私たちも社会の一員として、介護の仕事に誇りを持ち、地域や学生に貢献できればと感じました。

ケアセンターショートステイ 介護士H

急性低音障害型感音難聴

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

私事ですが先日、朝起きたら右耳の耳閉感があり耳鼻科を受診しました。
聴力検査を行ってみると右耳の低音が左に比べて聞こえにくくなっていることが発覚。右耳の急性低音障害型感音難聴と診断されました。

難聴と聞くと高齢の方に多いイメージがある方も多いと思いますが、この急性低音障害型感音難聴は男性よりも女性に多く、20代~40代くらいの年代に多い難聴と言われています。

難聴は音が耳の入り口から脳に伝わるまでのどの部位で障害されているかによって分類されます。外耳から中耳までの異常で起きる伝音難聴、内耳から脳までの異常で起こる感音難聴、2つが混ざりあった混合性難聴です

急性低音障害型難聴は内耳にある蝸牛と呼ばれる渦巻き型の管の部分に異常が発生して起こります。内耳にはリンパ液が入っていて、耳から入ってきた音の振動を電気信号に変換して脳に伝える役割があります。蝸牛のリンパ液がうまく排出できず増えすぎることにより内耳が浮腫んで、低音を感知する部分に影響し低音が聞こえにくくなってしまいます。

内耳にトラブルを起こす原因としては自律神経のバランスが大きいと考えられています。

バランスを崩す原因としてはストレス・肉体的な疲労・睡眠不足・体調不良の長期化などがあげられます。

私は投薬治療を受け聴力は10日ほどで回復、耳閉感も2週間経つ頃にはなくなっていました。耳の治療は早ければ早いほどいいと言われています。当院ではさまざまな耳の検査が受けられます。

当院で実施している主な聴力検査
●標準純音聴力検査(簡易聴力検査)
低音から高音までさまざまな音を聞き、聞こえの程度を調べる検査。

●標準語音聴力検査
「あ」や「か」など一文字ずつ聞こえてくる語音をどの程度聞き取れるかを調べる検査。

●ティンパノメトリー
鼓膜の動きやすさを調べる検査。

●耳小骨筋反射
音刺激を与えることによって生じる耳小骨の収縮の様子を調べる検査。

そのほかに耳鳴検査、SISI検査、聴性脳幹反応(ABR)などがあります。

聞こえにくい・耳鳴り・耳閉感・めまいなど、何かいつもと違う気がする…と思ったら早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。

参考:臨床検査学講座 生理機能検査学(医歯薬出版株式会社)

臨床検査部 N.K

第57回のぞみの会だよりー4ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

第57回のぞみの会はテーマを
「こんな時こそ、救急から在宅まで一貫した医療・介護を~共に歩む全仁会~」と定めて、実行委員が中心となり、冊子と動画の準備を進めています。

早いもので9月に入り半ばを過ぎようとしていますが、まだまだむし暑い日が続いています。コロナの拡大も落ち着かず台風の接近等もあり、日々の生活も気を付けてお過ごしください。

第57回のぞみの会では全仁会グループの「相談窓口」について紹介動画を作成中です。

全仁会グループには大きく分けて5つの相談窓口があります。
・地域医療連携センター(倉敷平成病院)
・認知症疾患医療センター(倉敷平成病院)
・倉敷総合在宅ケアセンター(居宅介護支援事業所)
・南町ケアプラン室(居宅介護支援事業所)
・倉敷市老松・中洲高齢者支援センター

全仁会グループでは、お困りの際の相談窓口を幅広く設置しております。
詳しくは倉敷平成病院のホームページからも確認出来るようになっています。
少しでも不安なことやお困り事があれば気軽にご連絡ください。
専門の従事者が皆様のお力になれると思います。

第57回のぞみの会 実行委員 ヘルプst H

『倉敷在宅総合ケアセンターショートステイ 紹介動画』をYouTubeにアップしました

倉敷在宅総合ケアセンターショートステイの紹介と共に短期入所生活介護(ショートステイ)とはどういった施設か?を知っていただくためにご利用の方の協力のもと紹介動画を作成しました。
 

ケアセンターショートステイでのリハビリの様子や医療ケア、施設の設備、サービス内容、そしてご利用の方へのインタビューなどを約2分30秒の動画にまとめています。
ぜひご覧ください。

お問い合わせ:086-427-1193

予防での取り組み~低栄養予防のための食事相談~

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

9月になりいくぶん残暑も和らぎ、しのぎ良い日が増えてきました。
皆様夏のお疲れは出ていらっしゃいませんか?
秋といえば食欲の秋、美味しいものが並ぶ季節となりますね。
今回は予防リハビリで取り組んでいる栄養食事相談についてご紹介をさせていただきます。

皆さんは低栄養といった言葉を耳にされたことはありますか?
低栄養とはエネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態をいいます。
特にご高齢の方はものを上手く食べられなくなったり、消化機能が落ちたりすることで、栄養や水分を十分に摂れなくなることがあるため、注意が必要になります。

低栄養になると下記に示したような症状が起こりやすくなります。
✓気力がなくなる
✓体力の低下
✓免疫力が低下することによって病気にかかりやすい
✓筋肉量や筋力の低下
✓骨量減少で骨折の危険増
✓認知機能低下

低栄養状態になり、これらの症状が組み合わさると低栄養→筋力・筋肉量の減少→身体機能低下→活動量減少→食欲減退→栄養状態悪化と負のサイクルでの悪循環が始まってしまうのです。
そのサイクルに陥る前に低栄養状態であることを早期に発見し、改善していくことが大切になります。

低栄養状態を判断するにはBMI(体格指数)「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」が20以下であることと、※MNA(簡易栄養状態評価)で単に嗜好や食生活だけではなく身体心理・精神状態、社会環境など全体を把握した上で評価を行います。
※(当事業所ではMNAでのツールを使用していますが、他にもMSTやMUSTといったツールを使用しアセスメントを行っている事業所もあります。)
そして総合的に評価をして低栄養のおそれありと判断された方に対して栄養相談を実施し、フレイルに陥る前に管理栄養士と提携を組みながら予防・対策のアドバイスを行いサポートします。

利用開始時に低栄養状態と評価されていましたが、栄養相談を毎月実施し、個人の状態に合わせたアドバイスやサポートを継続して行うことで、栄養状態良好との評価になるまでに改善したため栄養相談を卒業された方は何名もいらっしゃいます。
その方達の中には食生活の見直しと近所の散歩や畑の草むしりなど積極的に身体を動かすように心掛けたところ、筋量がアップしタイムドアップ&ゴーテスト(椅子に座った状態から立ち上がり3ⅿ歩いて折り返してから再び椅子に座るまでの時間を測定する体力テスト)でも向上がみられた方もおられます。

運動とバランスのとれた食事は健康な体をつくるために欠かせないため、習慣化し継続していくことが重要になってきます。
これからもご利用の方ひとりひとりのその人らしい生活全般の改善や意欲を引き出し、生活の質を維持・向上させることを目指して、習慣的に「食べること」の意義や大切さをお伝えしていけるよう取り組んでいきます。

 

介護福祉士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

 

日々の積み重ねが大事!

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

日々の積み重ねが大事!

デイサービスドリームでは、換気や消毒、ソーシャルディスタンスを徹底し、感染対策を取りながら機能訓練を実施しています。

個別機能訓練は、ご利用の方からご自分の目標や現在困っていることなどをお伺いして、それに応じて訓練計画を立てています。訓練メニューはみなさんそれぞれ違いますが、ご自分のメニューはだいたい覚えておられます。「次は・・です」と声かけをしなくても、振り返れば、いつの間にか空いている道具や器械をみつけて取り組まれていることもしょっちゅうです(笑)

今回は、ご利用の方が日頃取り組んでいる機能訓練をいくつかご紹介しましょう。
(メニューの呼び方はドリームでの通称です。)

『膝ゴム運動』:100円ショップで売っているズボンのゴムを利用しています。写真のように太ももに巻いて、ゴムの抵抗を利用して、太ももを開いたり閉じたりする運動です。これは、お尻の筋力強化をしています。
『ゴムボール運動』:ゴムボールを太ももに挟んで、ボールが落ちないように太ももを閉じたり開いたりします。これは、太ももの内側の筋力強化をしています。
この2つの運動に取り組まれている方の中には「夜間のトイレ回数が5回から2回に減った」「夜中トイレに行かなくなってよく眠れるようになった」など訓練の効果を実感されている方もおられます。トイレ回数が多くて気になる方は試してみて下さい。

『足部ボール運動』:足底の感覚が鈍い方は感覚の再獲得になります。足の裏でボールを転がすことで血流が良くなって、この運動をされている方は「足の裏がポカポカしてくる」と言われます。また、足が浮腫んでいると足首の動きが悪くなるため、この運動をすると足首が柔らかくなったり浮腫みが引いたりするようです。
最初は100円ショップのテニスボールを使っていましたが、イボイボのあるボールを見つけて試したら、これが大好評! 今ではみなさんイボイボボールを使われています。気持ちいいみたいですよ。

『棒体操』:新聞紙を丸めて作った棒を両手で持って頭の上まで上げ下げします。これは、肩こりにいいそうです。
『ゴムバンザイ体操』:膝ゴム運動で使用しているゴムを両足に通して太ももで止めて両手で持って上げ下げします。これはゴムの抵抗があるので棒体操より力がいるのでしんどいようです。腰が曲がるのを予防する効果があります。
普段の生活の中で、頭より上に手を上げることはなかなかないと思いますが、腕や肩を上げる運動は気持ちいいですよ。

 

りっぱな運動マシーンがなくても、100円ショップに売っているようなちょっとしたものを活用することでも十分運動はできます。もちろん訓練効果は人それぞれ違います。訓練をしてちょっとしたことでも効果を感じる方もいれば、何も変わらないと効果が実感できない方もいると思います。
しかし、「何も変わらない、よくならない」のではなく、後退するのを防ぎ、現状維持できているということではないでしょうか。何もしないより、毎日20分でも、週1回でも、定期的に運動をすることが重要だと思います。

そして、デイサービスドリームの機能訓練は、体力維持だけでなく、訓練をしながら他のご利用の方と顔を合わせたり、世間話をしたりすることで、認知面・精神面にも良い効果があると思っています。
これからもご利用の方にとって、楽しい訓練の場になるよう心掛けていきたいです。

      デイサービスドリーム Y

栄養科通信vol.181「災害時の食品の備え」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

9月は防災月間です。地震、台風、水害など災害はいつどこで起こるか分かりません。災害発生からライフラインの復旧までには1週間以上かかることが多く、スーパーが機能しない、災害支援復旧物資が届かないなど、食品が手に入らないことが考えられます。そのため長期保存ができる食材を用意しておく必要があります。食品の備蓄方法として、災害用の非常食だけでなく日常で使用でき災害時にも使えるものをバランス良く備える、ローリングストックという方法がおすすめです。

ローリングストックとは普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限が切れる前に古いものから消費し、消費した分を買い足すことで常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法です。メリットとして、普段の買い物の範囲でできるので時間がかからないこと、買い置きのスペースを増やすだけで出来ることが挙げられます。
家族の人数×3日分~1週間分を目安とし蓄えておきましょう。

ローリングストックに適しているものは常温保存ができ、期限が1年程度のものです。
災害直後の支援物資はおにぎり、パンなどの炭水化物が多いことが想定され、たんぱく質(魚、肉など)、野菜類の摂取が難しい状態になると思われます。大きな災害ではビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がとれず、便秘や口内炎などを起こしやすかったようです。不足しがちなたんぱく質、野菜を摂取できるよう、水やパックご飯、カップ麺などだけではなく、ツナ缶や鯖缶などの缶詰やレトルト食品、切干大根やひじきなどの乾物がおすすめです。

いつ、もしものことが起こっても大丈夫なように普段から食品の備蓄をしておきましょう。

 

参考:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html

 

管理栄養士 Y.M

貸し出し本のご紹介

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

まだまだ残暑が厳しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
9月は初秋。「○○の秋」と良く言われますが、読書の秋を楽しまれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、認知症疾患医療センターの貸し出し本『認知症を楽しく生きる』を紹介させていただきます。この本は著者の姑が多発性脳梗塞による老人性の認知症に罹り、92歳で亡くなるまでの十五年半に渡る闘病生活について書かれています。千葉県で暮らす著者と茨城県で暮らす姑。当初5年半は茨城県での生活を望み、周囲の温かい協力のもと独居生活を送りますが、その後十年間は著者の家へ引き取られます。初めての神経内科受診、介護サービスの利用、そして老人ホームへの入所に至るまで、家族の日常の様子が細かく描写されています。
著書はあとがきで、驚くまいとしても驚くことばっかりだった、姑は認知症とはどういう病気なのかと実演して見せてくれているようだったと語っています。認知症の人の家庭での介護に少しでも役に立てば、そんな著者の願いがこめられた1冊です。一見500ページ近い分厚い本にはなりますが、一つひとつのお話が4ページ程で書かれており、とても読みやすくなっています。

認知症疾患医療センターでは他にも認知症に関する本の貸し出しを行っています。ご興味のある方はお気軽にお声かけ下さい。

精神保健福祉士 A

老松・中洲高齢者支援センター教室のご案内

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

老松・中洲高齢者支援センターでは、介護予防・転倒骨折予防・食事栄養などに関する教室を開催しています。

5~7月は介護予防教室として、運動・栄養・口腔に関することを理学療法士や栄養士がお話しました。

運動についてでは、理学療法士が運動とフレイル予防について説明があり、簡単にできる体操をみんなで実施しました。

栄養については、栄養士から栄養とフレイル予防について説明があり、栄養とフレイルについてのクイズや脳トレを楽しみました。

口腔については、口腔体操を動画で見ながら、マスク下で実施しました。

毎回30人くらいの参加者があり、和気あいあいとした雰囲気です。
今後の予定としては、9月から転倒骨折予防の教室が始まります。予約不要、参加費無料です。気になる方はぜひ参加してみてください。不明な点は老松・中洲高齢者支援センターまで問い合わせください。

支援センター T