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糖尿病ウォークラリーに参加しました。

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

先月、当院に通院される患者さんと一緒に糖尿病ウォークラリーに参加しました。
このウォークラリーは毎年4月に後楽園で開催され、当院だけでなくたくさんの施設から患者さん、ボランティアとして医療スタッフが参加し行われます。
今年は桜の開花が早かったため、お花見をしながらとはいきませんでしたが、チームに分かれてクイズに答えながら時間を競い合いました。清々しい新緑の中、患者さんとおしゃべりしながら楽しいひと時を過ごすことができました。今日は、ウォークラリー後の青空健康教室で印象に残ったことを紹介したいと思います。ストレスは全身の代謝異常を引き起こし、血糖値の上昇や、筋肉の低下、脂肪の増加などによって血糖コントロールを悪化させる原因となります。難しいけれどストレスとうまく付き合い、運動・栄養管理するには?一つの手助けとして、“マインドフルネス”をご存知ですか?最近、脳科学で「ストレス軽減」「自立神経回復」などの効果が得られ、アメリカのグーグル、フェイスブック、などの企業研修で注目されはじめました。第1人者はベトナム僧侶のティク・ナット・ハン氏です。マインドフルネスは宗教的なものを除いています。マインドフルネスとは「”今ここ”に集中していく心のあり方」「気づき」です。一般的に私たちは一日に処理すべき情報量は増え、なかなか心が休まる時間をもてません。頭の中のおしゃべりは止まることなく、過去・未来・どうでもいいことを繰りししゃべり続けています。私たちは怒りの感情やどうでもない感情がでてきた時に、自分の感情に「気づき」「いま私たちにはこんな感情がある」と認識し「味わい」「手放す」、そしてゆっくり息を吸って吐き出します。これを何回か行ってから次の行動を起こします。「右あっての左」両方あってよいのです。「右」は単独では「右」でいられません。「左」があるから「右」があるのです。片方だけでも成り立たない。消そう、排除しようとするのではなく、違いを受け止めることでストレスが少しはなくなるかもしれません。ストレス社会の現代、うまくストレスと付き合って血糖コントロールにも役立てたいですね。

糖尿病療養指導士 看護師 K・I

市川大介薬剤部長が「薬学と私」に掲載されました

カテゴリー: メディア情報, 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

公益社団法人日本薬学会が運営するサイトの「薬学と私」のコーナーに、当院市川大介薬剤部長が掲載されましたので、ご紹介します。
昨秋に原稿依頼を受け、執筆されたそうです。是非ご一読下さい。

サイトはこちらです。

※薬学と私:「幅広い学問分野・スコープと多様な人材が結集」している日本薬学会。薬系大学を卒業後の進路は、薬剤師や研究者に限らず多岐に渡ります。様々な分野で活躍中の方々に薬学とキャリアについて体験談を語っていただきます。現役の薬学生、あるいは薬学の路を歩もうとしている高校生が、固定観念に捉われず未来の選択肢を拡げられるようにと願って、本コーナーが企画されました。  とかく「夢がない」「希望がない」「やりたい事が分からない」という現在の若い人たちに、薬学界の先人たちからの熱いメッセージを通し、「薬学には,多くの夢があり魅力ある世界であること」を伝えていきたいと思います。

秘書・広報課

褥瘡(じょくそう)について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さん「褥瘡(じょくそう)」という言葉はご存知ですか?一般的には「床ずれ」とも言います。

医療に関わる仕事をしている方はなじみのある言葉かもしれませんが、今回は「褥瘡」の基本的な内容について紹介します。

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったりすることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことをいいます。

■なぜ褥瘡ができるのか?
私たちは普段の生活の中で、寝ているときは寝返りをうったり、長時間椅子に座っているときは動いたりして、同じ場所に圧がかからない動作を自然と行っています。しかし自分では動くことができず長期間寝たきりの方は、体重で長い時間圧迫された皮膚の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、「褥瘡」ができてしまうのです。

■褥瘡ができやすい場所
骨が突き出した部位は強く圧迫されて、褥瘡ができやすくなります。褥瘡のできやすい部位は、寝ているからだの向きや姿勢によって違ってきますので長時間同じ体勢にならないよう注意が必要です。

■褥瘡を予防するために大切なこと
・体位変換…長い時間同じところの圧迫を避けるため、定期的に体の向きを換えることが必要です。
・褥瘡予防用具の使用…エアマットやクッションなど、体圧分散用具を活用します。
・栄養管理…バランスのよい食事を心掛け、栄養状態を良好に保ちましょう。
・スキンケア…皮膚への刺激や皮膚トラブルは褥瘡が発生する原因となります。

褥瘡(じょくそう)はそれほど身近ではない言葉かもしれませんが、見聞きする機会があればこの記事を思い出してみてください^^

薬剤部 S.N

花粉症で果物・野菜アレルギーになる?

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さん、こんにちは。

5月になり、過ごしやすい気温になってきましたね。

さて、今や日本人の3~4人に1人の割合でいると考えられている花粉症。
私もその内の1人ですが本当に辛いですよね・・・

花粉症の方で、ある特定の果物や野菜を食べたとき口やのどが痒くなった経験がある方がいらっしゃいませんか?

そのような症状のことを「花粉関連食物アレルギー」と言います。なぜそのような症状が起こるのかというと、野菜や果物に含まれるアレルゲンと花粉のアレルゲンの構造が似ているため、体が勘違いをして反応してしまうことがあるそうです。一般的な食物アレルギーと違うのは、口やのどなど食物が接触した部分にのみ症状が現れます。では、花粉と関連があるとされる果物や野菜には何があるのでしょう。

■スギ・ヒノキ→トマト
■ハンノキ属→リンゴ、モモ、ナシ、メロン、スイカなど
■シラカンバ属→リンゴ、モモ、ナシ、サクランボ、イチゴなど
■オオアワガエリ→メロン・スイカ・トマトなど
■ブタクサ→スイカ・メロンなど

紹介したもの以外にも様々な種類があるので、症状が見られた場合は原因となる食べ物をなるべく食べないようご注意ください。アレルギーの検査は、血液だけで簡単に調べることができます。症状がみられる、自分に何のアレルギーがあるか知りたいなど気になった方は、受診をお勧めします。

臨床検査部 M

【山陽新聞メディカ167号にニューロモデュレーションセンター施設認定が紹介されました】

平成30年5月8日(火)付けの山陽新聞朝刊、メディカ167号に倉敷ニューロモデュレーションセンターが日本定位・機能神経外科学会より施設認定をうけた記事が紹介されました。
是非ご一読下さい。

山陽新聞メディカのサイトもご覧ください。

秘書広報課

花より笑顔!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆さまこんにちは。気付けばもう5月で、日々の移ろいの早さに驚いています。
予防リハビリは、新たに2名のスタッフが加わり、新体制で頑張っています。

さて、予防リハビリでは毎年4月に平成病院で咲いている桜のところまで、利用者様と花見に行きます。
皆さまは毎年桜を見に行くのを楽しみにされており、普段歩く機会の少ない方も積極的に参加され、楽しみながら体力の向上も図ることができています。
今年も花吹雪が起こる程綺麗に咲いており、利用者様の表情にも笑顔が咲いていました。
また桜を見るだけではなく、写真を撮ったり、桜に触れたりと皆さま思い思いに楽しんでいました。

予防リハビリに帰った後は、撮影した写真をスクリーンにてスライドショーで流しながら、皆さまともう一度桜を堪能しました。
「またみんなで行きたいね~」という声も聞こえ、より楽しんで予防リハビリを利用していただけるよう、一層精進していきたいと感じました。
また来年も皆さんと桜を見に行けることを楽しみにしています。

介護福祉士 S

作品のご紹介

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

日中は汗ばむほどの陽気となり、日焼け対策が欠かせない季節になりました。
私たちケアマネジャーは毎月ご利用者様のお宅を訪問し、ご本人やご家族と面談させて頂いています。
そんなご利用者様の一人、ケアハウスにご入居中のTさん。
87歳のTさんの趣味は手工芸で、毎日寝る暇を惜しんで作品作りに没頭されています。訪問時にその作品を見せていただくのが私の楽しみのひとつになっていて、何ともいえない可愛らしい、愛嬌のある作品を作られています。

今回はこの場を借りてTさんの作品をご紹介させて頂きたいと思います。

熊本ご当地ゆるキャラくまもん…?

森の妖精…?①

森の妖精…?②

みんな大好きアンパンマン…?

ケアプラン室でも飾らせて頂いており、他のケアマネジャーもその作品に癒されています。

『なに作りょーるか分からんで~!お化けがお化けみたいなもん作りょんじゃけん』と笑い飛ばしながら言われるTさんですが、いつも明るく元気、そして毎日楽しみを持って生活している姿には憧れます。
高齢になってもできる趣味を持つこと、言葉で聞くと簡単なようで、いざ見つけようと思うとなかなか難しいものです。私も見習いたいと思います。

ケアプラン室 NS

栄養科通信 vol.129 「口内炎予防と対策には何が必要?」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

一度出来てしまうとなかなか治りにくく、食事も会話も辛くなってしまう「口内炎」。口内炎は、頬や唇の内側、歯茎、舌など口腔内の粘膜に起こる炎症のことをいいます。皆さんも一度は痛~い口内炎に悩まされたことがあるのではないでしょうか?

一般的に多くの人が発症する「アフタ性口内炎」は、物理的な刺激で口腔内が傷つく(口の中を噛む、魚の骨が口の中に刺さる、入れ歯などが当たるなど)、口腔内の不衛生(細菌やウイルスに感染しやすい状態)、全身の健康状態の悪化(栄養バランスの乱れ・睡眠不足など体力の低下)などが原因で起こります。
私は疲れた時や外食が多い時、口内炎が出来て痛みに苦しむことが多いため、今回は口内炎の予防や対策について調べてみました。

口内炎の予防や対策としては、まずは主食・主菜・副菜をそろえた食事をバランスよく摂り、睡眠を十分とってストレスをためないことが大切です。栄養面では特に、皮膚や粘膜を守り、維持する働きのあるビタミンB群を摂るとよいとされています。ただし、ビタミンB群は水溶性であり水に溶けて体外へ出てしまいやすいため、一度に大量に摂取するのではなく、こまめに毎日摂るようにしましょう。
ビタミンB群を含む食品には以下のものがあります。

・ビタミンB1:玄米・豚肉など
・ビタミンB2:うなぎ・レバーなど
・ビタミンB6:肉類・にんにくなど
・ビタミンB12:牡蠣・あさりなど
・ナイアシン:カツオ・たらこなど

また、辛いもの、熱いもの、味の濃いものは口腔内を刺激して口内炎を悪化させるため避けましょう。そして、甘いもの・アルコール類・糖質の多い食べ物は体内で分解する時に、ビタミンB群を大量に消費してしまうので出来るだけ控えましょう。

管理栄養士 K.M

13)認知症の症状を理解する②

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は記憶以外の面から、認知症を有する人が、どのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話しをしました。
今回はこの不自由さに対して、周囲の人がどのように対応したらよいか、ということについてお話したいと思います。
まず重要な点をおさらいしましょう。以前ブログで下の図を紹介しました。


認知症において、それぞれの認知機能(見る、聞く、話す、わかる、判断する、按配する)の障害のされかたのパターンや強弱は、人それぞれによって異なります。つまり、人によって不自由さが異なるということは、その不自由さを補う援助の方法もそれぞれ異なります(さらに、これまでの生活歴や人格も関係してきます)。「書籍やインターネットなどで紹介されている対処法を試してみたが、どうもうまくいかなかった」という声をよく聞きますが(もちろんうまくいくケースもあります)やはり個人差という大きな変数が関わっているのです。

不自由さを補うための重要な視点として・・・
どのようなことが、どのような状況で出来にくくなっているのか。同様に、どのようなことが、どのような状況であればできるのか。
周りの人が、(本人には)出来る・出来ないととらえていることが本当に正しく本人の不自由さをとらえているとは限りません。さらに、認知症は進行性疾患ですので、数年前と現在のご本人の不自由さが同じであるとも限りません。今、ここ、でのご本人の不自由さを観察して、その情報を元に、ご本人の不自由さを補うなにか良い方法がないかどうかを医師や看護師、ケアマネージャー、または各地域の高齢者支援センターや県、市の相談機関(電話相談など)にどんどん相談してみることはとても重要なことです。
すぐには解決へのヒントは得られないかもしれません。しかし、「一緒になって粘り強く支えてくれる、考えてくれるという人がたくさんいる」という実感は、ご本人を支え続ける人(援助者)やご本人にとって、安心感につながるものではないでしょうか。
個人ごとの不自由さに沿った援助法という視点とはまた別に、一般性を含む、よりよいかかわり方という視点からのお話も、次回に向けて少ししましょう。
認知症の人と接するときのこころがまえとして・・・。

次回は、よりよいかかわりとは、という視点でより詳しくお話をしたいと思います。

「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

認知症疾患医療センター CP阿部

通所リハビリの共同作品「阿知の藤」(平成30年5月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

 連休は倉敷美観地区でハートランド倉敷が開催され県内外から多くの方がご来場されたようです。今年のハートランド倉敷は倉敷市花・藤をメインテーマに開催されたそうですが、くらしき藤娘も登場したとのことです。

私たち通所リハも昨年にちなんで、藤の花の作品を作りました。大輪の藤が咲き誇る様子です。岡山県天然記念物のアケボノフジ「阿知の藤」は、今年は樹勢回復中で開花をしていないそうですが、そちらをイメージして作成いたしました。
外来にお越しの際は是非ご覧ください。

通所リハビリ