第32回ジュニアフィルハーモニーオーケストラ演奏会開催報告

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8月14日(木)、倉敷平成病院リハビリセンターにて、第32回倉敷ジュニアフィルハーモニーオーケストラ演奏会が開催されました。
この催しは、お盆の時期に病院で過ごさなければならない患者さんに生の音楽を聴いて元気になっていただきたいとの思いから、平成2年より継続開催しています。倉敷ジュニアフィルの創設期と当院の設立時期が近かったこともあり、互いに文化の薫る街「倉敷」の地域貢献の一環として始まりました。
昨年はコロナ禍を経て5年ぶりに開催し、大変好評をいただきました。私たちにとっても、毎年、当たり前のように開催できることのありがたさを改めて感じる機会となりました。

今年も、リハーサルで演奏が始まると、外来受診の方やお見舞いでフロアを歩かれている方々から受付へお声掛けをいただいたり、FMくらしきでの告知をお聞きになった方からお問い合わせのお電話をいただいたりと、この演奏会を楽しみにしてくださっているお気持ちが伝わってきました。

演奏曲は、ビゼー作曲「アルルの女」第2組曲よりファランドール、ベートーヴェン作曲「劇音楽エグモント序曲」ヘ短調 作品84、交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」より第1・第4楽章でした。重厚な楽曲にもかかわらず、団員の皆さんの熱のこもった演奏に聴衆は引き込まれました。アンコールの「ラデツキー行進曲」では、60名の団員と150名の聴衆の会場全体が手拍子で一体となり、大変盛り上がりました。

倉敷ジュニアフィルハーモニーオーケストラの皆さんは、8月17日(日)14時より倉敷市芸文館にて第39回定期演奏会を開催されます。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。
また、この演奏会の様子は倉敷ケーブルテレビと山陽新聞に取材していただきました。倉敷ケーブルテレビでは8月17日(日)夕方のニュースで紹介される予定です。こちらもぜひご覧ください。

広報課

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MRI検査を受けられる前に

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

脳ドックセンターでは、健康診断や人間ドックに加え、脳ドック(MRI)を受診される方もたくさん来られます。

MRI検査を行う方は、ご存じの通り、金属類を身につけた状態では検査が出来ません。
検査中には大きな磁場が発生しており、金属を含む物は強い力で引き寄せられ、飛ぶ恐れがあるからです。

また、補聴器、刺青、アートメイク、金属を使用したかつら・ウィッグ、持続自己血糖測定器(リブレ)、カラーコンタクト、ミリオンヘアー、ピップエレキバンのような貼付薬も火傷などに繋がる可能性があるため、事前に確認させていただいております。

先日アメリカで、妻のMRI検査の付き添いで来ていた男性が、9kgの金属製の鎖ネックレスを付けた状態で、検査後に妻が立ち上がる際の補助として入室した際、鎖ごと強力な磁力により装置へと引き寄せられ、激しく衝突し、死亡に至ったという痛ましいニュースがありました。

更に調べてみると、日焼け止めでも熱傷事故に繋がる事例もあります。
日焼け止め成分には、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウムが入っていることもあり、顔が赤くなり、日焼けしたようになることがあります。
金属成分が含まれるアイシャドウ、マスカラなども要注意です。

ご自身が身に着けていることを忘れていたり、金属成分が入っていないと思い込み、医師や技師に申告しないままMRI検査をされ、危機に繋がる可能性もあります。

皆様もMRI検査を受けられる際には十分気を付けてください。
また、ご不明な時はお尋ねください。

脳ドックセンター I

【第35回 病院職員バレーボール大会 倉敷支部選抜会 出場報告】

カテゴリー: 部活動 | 投稿日: | 投稿者:

8月3日(日)、川崎医療福祉大学体育館にて開催された、岡山県病院協会主催「第35回病院職員バレーボール大会 倉敷支部選抜会」に出場してきました。

今年は多くの新入部員を迎え、フレッシュなメンバーで試合に臨みました。猛暑の中、整形外科の高田逸朗先生をはじめ病院職員の皆さんが会場まで応援に駆けつけてくださり、さらにオリジナルうちわを作って励ましていただき、大きな力となりました!

昨年度、支部予選優勝チームである水島中央病院との対戦では1セットを奪取。午後の決勝リーグでは倉敷中央病院に敗れはしましたが、こちらも1セットを取る健闘を見せました。

結果、9月21日の県大会出場には届かず予選敗退となりましたが、来年度に向けて気持ちを新たに、一から頑張ってまいります。

倉敷平成病院 バレーボール部 部長 S

※倉敷予選会へは6チームが参加し、水島中央病院、川崎医科大学附属病院、倉敷中央病院の3チームが県大会への出場を勝ち取りました。

#倉敷平成病院 #倉敷 #病院 #バレーボール #心ひとつ #チームワーク #岡山県病院協会

第34回病院職員バレーボール大会倉敷支部選抜会出場報告

栄養科通信vol.201 「口腔と栄養」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

毎日の歯みがき、歯間ブラシやフロス、舌ブラシを使うなど日常的な口腔ケアが健康的な身体づくりの第一歩になります。実は口の健康と栄養には深い関係があります。私たちの身体は、食べた栄養素で作られているため、効率的に栄養素を摂取するためにも口腔の健康状態を維持していくことが重要です。

○口の状態は全身の状態に影響口腔内で炎症が生じているときは注意しましょう。歯周病菌がもたらす毒素は血液を通して全身に運ばれ、悪影響を与えるといわれています。生活習慣病の悪化、誤嚥性肺炎の原因にもなります。口は全身の健康のバロメーターとして判断できる材料の一つです。

○健康な口、歯や歯茎に必要な栄養素口を健康に保つためには歯の原料となるカルシウムだけではなく、次の栄養素を不足なく摂ることが大切です。
① たんぱく質の不足は歯茎や歯が弱くなり、細菌やウィルスに感染しやすくなります。
魚、肉、卵、大豆製品、チーズ、ナッツなど。
② ビタミンB群の不足は口内炎ができやすくなり、唾液が少なくなります。
 豚肉、にんにく、葉物野菜、バナナなど。
③ 鉄の不足は歯茎から出血しやすくなります。
  豚肉、牛肉レバー、赤身魚、卵、納豆など。
④ 亜鉛の不足は味覚障害、口臭の原因になります。
  牡蠣、レバー、卵、ナッツ類など。

高齢になると口腔機能の低下がフレイルにつながりやすくなるため、口腔内の環境を良くすることが大切です。
健康な口を維持するために日々の口腔ケアを続けるとともに、バランスの良い食事で栄養補給しましょう。また、食事の際は十分に噛むことも大切です。よく噛むことで唾液の分泌が促され、栄養の消化吸収を助けることに繋がります。義歯を使っている場合は、清潔に手入れして、破損がないか随時確認をしましょう。

管理栄養士 MM

イラスト:フリーイラスト素材集 ジャパクリップより

第60回のぞみの会だよりー3ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
夏風邪の原因であるウイルスは夏に活発に活動し、今の季節は冷房による温度差や暑さから食欲不振となり免疫が低下しやすく夏風邪にかかりやすくなります。
昼夜暑い日が続きますが、冷房を上手に使いしっかり水分・栄養を取り体調管理に気をつけましょう。
のぞみの会まで残り79日となりました。
スタッフ一同協力しながら準備を進めております、第60回のぞみの会は1000人規模での開催となっております、お越しいただけることを心待ちにしています!

※ポスターは支援センターが作成したものです。

ピースガーデン特養の七夕

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

7月8日(火)、特養では七夕会を開催しました。

ご入居の方々には、それぞれ願い事を短冊に書いていただき、一緒に飾り付けをしました。
様々な願い事があり、中には「元気で楽しい毎日が過ごせますように」と、健康を願うものや、「家族にたくさん会えますように」というものまで多種多様な願い事がありました。
飾り付けた笹を見たご入居の方々はじっくり願い事を見ていました。

面会に来られたご家族様も短冊を見て「いろいろな願い事がありますね」と言われていました。

会の最後には涼を感じていただく為に、普段食べられないアイスクリームを召し上がっていただきました。
「美味しいものをたくさん食べられますように」と書かれておられた方は「冷たくて美味しい、もう願いごとが叶った」と喜ばれていました。

皆様の願い事が叶いますように…。

介護福祉士Y

スポーツ復帰を支えるリハビリテーション 臨床を再考する会で講演報告

2025年7月27日に倉敷平成病院 スポーツリハビリテーションセンター 理学療法士の川元が、鹿児島の臨床を再考する会で『前十字靭帯損傷後のリハビリテーション 〜メディカルリハビリテーションのポイントから院内アスレティックリハビリテーションの実際〜』というテーマで講師を務めました。

前十字靭帯損傷はバスケットボールやハンドボール、サッカーなどの切り返しやジャンプを繰り返すスポーツで多く発生します。当院でも多くの手術件数があり、手術後の復帰には8ヶ月という長いリハビリ期間を要します。

研修会では、当院で実施されているリハビリテーションの内容を説明するとともに、アスレティックリハビリテーションというスポーツ競技に戻る為のリハビリテーションについて受講者に体験していただきました。

当センターでは外部研修会にて、スポーツ現場における外傷・障害の発生、受傷後の早期復帰を支援する為のリハビリテーションについて、知識・技術を伝えていきたいと思います。

理学療法士 K

#倉敷平成病院 #倉敷平成病院スポーツリハビリテーションセンター #スポーツリハビリテーションセンター #前十字靭帯断裂 #ACL断裂 #アスレティックリハビリテーション

草むらに潜む天敵…!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

ジリジリと焼けるような暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。こんな日には、涼しい服装でお出かけしたいところですが、場所によっては危険に晒される可能性があります。

春から秋にかけてはマダニの活動が盛んになり、刺されてしまう危険性が高まります。
マダニ類の多くは、皮膚から数日間、長いものだと10日間以上吸血しますが、刺されたことに気がつかない場合も多いと言われています。吸血中のマダニに気が付いた時は、直ちに皮膚科を受診して処置をしてもらうようにしましょう。無理に引き抜いたり払ったりすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりするおそれがあります。

ダニに刺されると様々なウイルス感染症を引き起こす可能性があります。日本紅斑熱、ライム病、ツツガムシ病など様々ありますが、今回は重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という感染症を取り上げます。感染者数は2021年以降毎年100名を超えており、SFTSウイルスを保有しているマダニに刺されたり、SFTSを発症している動物に接触することで感染します。主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)で、重症化して死亡することもあります。マダニに刺された後、数週間は体調の変化に注意をして、症状が現れた場合はすみやかに医療機関で診察を受けて下さい。その際にはマダニに刺されたことを医師に説明してください。

草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる)、足を完全に覆う靴(サンダルなどは避ける)、帽子、手袋を着用し、なるべく肌の露出を少なくすることが大事です。服は、マダニを目で確認しやすい明るい色のものがおすすめです。虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。屋外活動後は入浴して、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、わきの下・足の付け根・手首・膝の裏・胸の下・頭部(髪の毛の中)などがポイントです。また、ペットを介して家にダニが持ち込まれる場合があるため、ペットが外から帰宅したらダニがついてないか確認して、ダニが皮膚に食い込んでいる場合はできるだけ早く動物病院に連れて行くようにしましょう。

夏休みなどで山に遊びに行く方もいると思います。万が一に備えて、虫から身を守る服装で、安全にレジャーを楽しみましょう!

厚生労働省ホームページ「ダニ媒介感染症」より引用
イラスト:いらすとや 写真:写真AC
臨床検査部 KW