脳の健康の勧め

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

当センターでは、人間ドックと併せ皆様の健康を願い脳ドックもおすすめしています。
脳の衰えは、自分では見ることは出来ませんし、なかなか感じにくい部分でもあります。しかし体と共に脳も一緒に年を重ねていっていることを忘れてはいけません。生活習慣やストレス、嗜好品などによって少しずつ蝕まれていく脳は異常や変化にも気付きにくいものです。早期に病気の原因を発見出きれば、すぐに治療に取り掛かる事が出来ます。
《脳検診の目的》
1)正常であることの確認
2)脳卒中の予防
3)脳腫瘍の早期発見及び早期治療
4)早期認知症(認知症前段階)診断、治療
5)発病しなければわからないような脳血管障害、またその危険因子を早期発見
〈次の項目に該当する方は脳検診をお勧めします〉
高血圧・動脈硬化・糖尿病・心臓病・高脂血症・肥満・高尿酸血症・ストレス・喫煙・慢性的運動不足・家族歴・加齢
ストレスの多い現代社会で休むことなく心と体をコントロールしているかけがえのない脳を守る為にも、「転ばぬ先の杖」として脳ドックをお勧めします。

脳ドック ももっこ

ある日の看護部1年目研修

カテゴリー: 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

先日、看護師1年目の研修を覗いてみた。
早春の日差しの眩しい午後。
場所はケアセンター4階、多目的ホールで一人ずつ30分の時間を使い、
看護多重課題に挑む。(注1)
日常の看護場面の設定。
病室からのナースコールを合図に研修スタート!
ビデオカメラは看護師の動きを追う。
患者さんに扮した師長さんたちは1年目の看護師に訴えを次々と重ねていく。20150310
患者さんは危険行動も起こす。
1年目の看護師は、緊張の面持ちながらやさしく、明るく声をかけて動きを制す。
目配りしながら隣の患者さんへ、訴えを聞きながら症状を把握する。
さらにコールは続き、把握した情報と看護判断を先輩に伝え応援を依頼しながら
次々と出てくる課題を切り抜けていく・・・。

日常の業務の中で、看護の仕事が自分に向いているのだろうかと悩んだりする
彼女たち13名はこの1年で目を見張るほどの成長をみせている。

患者さんはあなたの明るい笑顔と優しい声と暖かな手を待っていますよ!
さあ!2年目の春へ、 更なる成長を目指してスタートしましょう!!

看護部 R.M
注1 看護多重課題とは
臨床の現場で怒る様々な出来事を題材として、その題材が重なったシナリオを
実際に体験し多重課題がおき、時間切迫の状況での対応を学習する。

認知症の症状を理解する②

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は記憶以外の面から、認知症を有する人が、どのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話しをしました。今回はこの不自由さに対して、周囲の人がどのように対応したらよいか、ということについてお話したいと思います。
まず重要な点をおさらいしましょう。以前ブログで下の図を紹介しました。
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認知症において、それぞれの認知機能(見る、聞く、話す、わかる、判断する、按配する)の障害のされかたのパターンや強弱は、人それぞれによって異なります。つまり、人によって不自由さが異なるということは、その不自由さを補う援助の方法もそれぞれ異なります(さらに、これまでの生活歴や人格も関係してきます)。「書籍やインターネットなどで紹介されている対処法を試してみたが、どうもうまくいかなかった」という声をよく聞きますが(もちろんうまくいくケースもあります)やはり個人差という大きな変数が関わっているのです。

不自由さを補うための重要な視点として・・・
どのようなことが、どのような状況で出来にくくなっているのか。同様に、どのようなことが、どのような状況であればできるのか。
 周りの人が、(本人には)出来る・出来ないととらえていることが本当に正しく本人の不自由さをとらえているとは限りません。さらに、認知症は進行性疾患ですので、数年前と現在のご本人の不自由さが、現在の不自由さと同じであるとも限りません。今、ここ、でのご本人の不自由さを観察して、その情報を元に、ご本人の不自由さを補うなにか良い方法がないかどうかを医師や看護師、ケアマネジャー、または各地域の高齢者支援センターや県・市の相談機関(電話相談など)にどんどん相談してみることはとても重要なことです。
すぐには解決へのヒントは得られないかもしれません。しかし、「一緒になって粘り強く支えてくれる、考えてくれるという人がたくさんいる」という実感は、ご本人を支え続ける人(援助者)やご本人にとって、安心感につながるものではないでしょうか。
個人ごとの不自由さに沿った援助法という視点とはまた別に、一般性を含む、よりよいかかわり方という視点からのお話も、次回に向けて少ししましょう。
認知症の人と接するときのこころがまえとして・・・。
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次回は、よりよいかかわりとは、という視点でより詳しくお話をしたいと思います。
「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

(執筆者;CP阿部)

協力医療機関業務提携

カテゴリー: お知らせ, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

愛育福祉会調印2月24日(火)に、社会医療法人 全仁会は、社会福祉法人 愛育福祉会と『協力医療機関業務提携契約書』を締結いたしましたので、ご報告します。
社会福祉法人 愛育福祉会は、新しく『地域密着型特別養護老人ホーム めばえ』と『ショートステイ めばえ』を倉敷市連島鶴新田で、4月1日より運営を開始されます。
社会医療法人 全仁会は、医療の側からのフォローに努めます。

人事部 K.N

リハビリ勉強会『中枢神経障害に対する上肢機能の評価と治療』開催報告

リハブログ 平成27年2月7・8日の2日間にわたって、当院1階リハビリテーションセンターにて『中枢神経障害に対する上肢機能の評価と治療』というテーマで勉強会が開催されました。講師には老健あこう 作業療法士の鍛治実先生にお越しいただきました。OT科での勉強会は今回が初めてだったのですが、県内外から総勢50名程の方々にご参加頂きました。

今回の講義では、基本的な解剖学、運動学的なところから作業を通して変化していくことの面白さまで多彩な内容で教えて頂きました。また、患者さまのビデオケーススタディではグループディスカッションや鍛治実先生の実際の治療場面を見学させて頂いたり、一人の患者さまを通して院外の先生方との意見交換を行う機会があり、盛りだくさんの内容でとても勉強になりました。
講義、実技、最後には作業療法士のアイデンティティについてのお話も頂き、今後の臨床経験に大きな影響を与えて下さった2日間でした。今回、協力して下さった鍛治実先生をはじめ、アシスタントの先生方、参加して下さった他院の先生方に感謝し、今後も頑張って参りたいと思います。

倉敷平成病院 OT M.Y

栄養科通信vol.91「無理をしないダイエットで体重12kg減」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

3月になり暖かい日も増えてきました。寒い冬は運動不足や食べ過ぎが相まって体重が増えてしまった方も多いのではないでしょうか。
ですが、今回はそんな季節をものともせず体重を1年2ヶ月で12kg落とされた患者さん(以下Kさん)を紹介します。
早速ですが、下記はKさん(59歳)の体重変動をグラフに示したものです。
栄養相談を始めた頃は85kgほどあった体重が今では73kgまで減少しています。Kさんがここまで体重を落とすことができた理由は一言では語れませんが、一番は「無理をしなかったこと」だと本人も私も感じています。
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もう1年以上前のことになりますが、Kさんは元々野菜をあまり食べず、脂分の多いもの(朝食はウインナー、昼食は職場で揚げ物の多い配達弁当、夕食には豚バラ肉を使った炒め物やピザなど)を高頻度に食べられていました。
そこでKさんに普段よく食べている食品のカロリー(ウインナー3本196kcal、唐揚げ3個 213kcal、ピザ1枚170kcalなど)を示し、そしてそれを何に置き換えるとカロリーが抑えられるのかを説明しました。
以下は現在Kさんが取り組まれている内容の一例と、それによる効果です。
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Kさんは栄養相談の回数を重ねるごとに知識を深め、無理に食事量を抑えるのではなく高カロリーの食品を低カロリーの食品に置き換えて食べることができるようになっていきました。Kさんは過去に無理して食事量を抑えるダイエットでリバウンドを繰り返していたので、「今は無理をしていないので、つらくもありません。職場の人と昼食後お菓子だって食べますよ」と言われています。
先月は「着たくても見た目が気になって着られなかった毛糸の服が、やせることで着られるようになったんです」と言われていました。女性なのでおしゃれの幅が広がる事も嬉しいことですね♪
Kさん、この調子でがんばってくださいね。
ハッチ☆

ヘイセイ介護タクシーについて

今年3月で発足して早11年半を迎えるヘイセイ介護タクシーです。現在、車両5台、運転手6名で営業しております。車両は軽四2台、普通車3台全て車イスで乗車可能です。普通車の内1台はワゴン車でリクライニング車イス(フラット)対応となっております。
ご利用の方は介護保険(要介護1以上、通院等乗降介助)で病院への受診、リハビリ等の予約での送迎を中心に入退院時、緊急での受診等の送迎も行っております。営業時間は基本的には月~土曜日の午前8時~午後5時で送迎を行っております。上記以外での行先、日時、料金等、詳しくは介護保険利用ではご担当のケアマネジャーへ、その他につきましてはヘイセイホームヘルプステーションにお問い合わせ下さい。
最後に運転手全員ホームヘルパー2級資格、普通2種運転免許を持って親切・丁寧に対応、安心・安全をモットーに介護タクシー送迎を行っております。
ご利用をお待ち申しております。

運転手N

もう一度原点に戻って「報・連・相」!

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

hina2 平成27年4月には介護保険のマイナス改定を目の前にして、来年度の事業計画作成やどうしたらもっと皆様が元気になってくれるか、様々な事を考える中で、つい見落としてしまいがちなのが、「報・連・相」です。改めてもう一度調べてみました。
報告:おもに上司からの指示や命令に対して、部下が業務や作業の経過や結果・成果を知らせることをいう。
連絡:職場の上下関係にかかわらず、簡単な業務・作業情報を関係者に知らせることをいう。この場合、個人の意見や憶測は含まない方が好ましい。
相談:業務判断を行う際に自分のみでの判断が困難なとき、意見(自分の考え)を聞いて欲しい時に上司や先輩、同僚に参考意見を聞くこと。この場合、職場の上下関係はあまり関係しない。
(ウキペディア調べ)と書いていました。知っているようで知らず、行っているようで行っておらず、改めて考えさせられました。
今度の改定は当施設(小規模事業所)にとっては打撃が大きいでhina1すが、全仁会グループには5つの通所事業所があり、様々な在宅支援サービスがあります。この「報・連・相」を活かして、しっかりとした連携を行えば、この改定を乗り切り、そしてデイサービスドリームでもっとご利用の皆さまが元気に楽しく、多くの方々の笑顔が見られると信じています。
小さな部署ではありますが、チームワークを大切にしながら、もう一度原点に戻って頑張って参りたいと思います。

デイサービスドリーム 管理者 坂本晋也
(写真はケアハウス&デイサービスのひな人形です)