~春のお花見バスツアーに参加して~

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花冷えの日もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

デイサービスドリームではケアハウスと合同で4月5日にお花見食事ツアーへ行って来ました。

場所は岡山いこいの村で、お買い物は一本松展望園を利用させて頂きました。参加人数は、利用者様36名・職員7名の総勢43名でした。

その日の天候は、朝からどんよりと曇っており、桜は前日の雨で葉桜ではあったので、大丈夫かなと思っていました。
でもいざ出発すると、最初こそ誰もあまり話をしてなかったものの、次第に話し声や笑い声が聞こえてきました。バスの中では、利用者様向けの昔懐かしおなじみの曲を流していました。その曲を聴いて口ずさんでいた方も居られ車内は楽しい雰囲気に包まれました。利用者様と職員との交流も和気藹々と楽しく、自然と会話の輪が広がりました。車窓から山桜やツツジを見え、思っていた以上にお花見でき、あっという間の1時間でした。

いこいの村に着き、待ちに待ったお食事タイムです。
お食事は皆一緒で、いきいきお刺身御膳でした。内容は三種類のお刺身と、鶏肉のすき焼きがメインでした。事前予約でビールや日本酒を頼まれていた方はもとより、料理を見てワインを頼まれ、ほろ酔い気分になられた方も居られました。

皆様は外の桜や海・島を眺めながら、自然と笑顔になり食事も進み、「ここから見える景色綺麗だね」「ここのお刺身美味しいね」等、会話も弾み、ペロリと平らげておられました。

道の駅一本松展望園に途中下車して、それぞれに果物や漬物・饅頭等、「あんた何買うん?」「それよりこっちがええんじゃない?」等、笑顔で口々に言われながら、買い物を楽しまれていました。一路ケアハウスへ向けて帰路に着きました。

帰りのバスの中でも、眠られていた方は殆どおられず、それぞれに話を楽しそうにされていました。帰りの天候は、皆の心の様に晴れ渡っていました。無事何事もなく、帰所出来安心しました。

後日、参加された利用者様に感想を聞くと、笑顔で「行って良かったよ」「食事が良かった」、毎年参加の方からは「来年は行く所を変えよう」等、様々でした。

一日という時間ではありましたが、桜は満開を過ぎ、雨も降りお花見はどうなるかなと不安でした。準備時、自然を相手に計画を立てるのに大変だなあと感じました。利用者様にとって、楽しい時間に止まらず、特別な時間になっていたら嬉しいですが、皆様の笑顔が自分にとっては特別な時間となりました。この度はお花見食事ツアーに参加させて頂き、ありがとうございました。

デイサービスドリーム 介護職О

第3回S8の会~S8&BurstDR参加報告

4月7・8日の2日間ハイアットリージェンシー福岡で「第3回S8の会~S8&BurstDR~」が開催されました。当院からは上利センター長・看護師・理学療法士・臨床心理士・臨床工学技士の5名が発表を行ないました。
この会は脊髄刺激療法(SCS)に特化したセミナーです。「S8」とはSCSで使用するプレートタイプの電極です。S8を普及するために開催した会ですが、昨年6月よりBurstDRというSCSにおいて新たな刺激システムの提供が始まりました。今回はS8とBurstDRの普及に開催されました。

参加者は西日本にてSCSを実施する医師など19名が参加し、2日間で16題の発表がありました。1日目は上利センター長より、「S8リードとBurstDR刺激の融合 有効活用」 について講演があり、当院におけるBurstDR治療成績、S8とBurstDRを組み合わせると治療効果が大きく上がることについて講演がありました。
2日目は当院のスタッフが発表しました。多くの質問があり、活発な意見交換を行ないました。倉敷ニューロモデュレーションセンターではチーム全体で患者の治療を行なっています。このセミナーでは医師以外の職種の参加は当院のみでした。チームで治療すること医師の負担が減り、治療効果が増すと話す先生が多くいました。


当院はいち早くBurstDR導入し、昨年度は40件の手術を行い、治療を実施しています。症例数は全国でもトップクラスです。治療効果は大きいですが、まだ臨床で使用する施設は限られています。当院での実績を紹介する機会もあり、治療に関する情報共有する場となりました。
倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設され1年を迎えました。200例近くの手術を実施し治療にあたりました。さらに講演や学会に参加しセンターについて多くの方に情報提供しました。今後もチーム全体で治療にあたり、患者の期待に応えることができるよう努力していきたいです。今後ともよろしくお願いします。

臨床工学士 M

春到来!!

寒い冬も過ぎ気持ちのいい春ですね!
今年は昨年より早く桜が開花し、あっという間に満開となりましたね。

私の所属しているショートステイでも3/29と4/1にご利用の方々と一緒にお花見をしました。
病院の隣にある建物のケアセンターからも桜の花が咲いているのは見えますが、平成病院の駐車場の桜の花の下まで行き、皆で記念撮影をしたりしました。

遠くから見るとほんのり薄い桃色にも見えますが、ソメイヨシノを近くで花びらをしっかり観察してみると花びらは白色で一つの枝にびっしりと集まって咲いていました。それを見てご利用の方は「10歳若返ったー!」「枝を切って持って帰りたくなるくらい綺麗だった」と喜ばれており、桜は満開からたった1週間で散り始めるため儚いですが、私自身も皆と一緒に満開の桜を見ることが出来て良かったなぁと嬉しくなりました。

また、桜の木の下にはシロツメクサがたくさん生えているのでご利用の方と一緒に目を凝らして四つ葉のクローバーを探してみました。残念ながら見つけることが出来ませんでしたが、なんだか本当に子供の頃に戻ったような気持ちになりました。

私は一眼レフで写真を撮るのが趣味なので記念撮影のためにカメラを構えると、ついつい写真を撮るのに気合いが入ってしまいそうになりました(笑)

ご利用の方々との日常会話の中でも色々な場所に出かけて写真を撮った話をすると「見せて!」と言っていただくので写真を見せると「綺麗だなぁ。見せてくれてありがとう」と言ってくださり、写真は見る人を幸せな気持ちに出来るので、もっといい写真を撮りたいなと思いました。

これからは桜以外にもたくさん花も咲き、心も温まる季節となりますね。
春本番、うららかな季節を楽しみましょう(*^_^*)♪

ケアセンターショートステイ 介護福祉士 S.Y

上利崇倉敷ニューロモデュレーションセンター長がRSKニュースの取材を受けました

4月11日(水)、当院が日本定位・機能神経外科学会技術認定施設に認定されたのをうけ、山陽放送RSKテレビが取材にみえられました。
今年度の認定施設は全国46施設で、岡山・香川では岡山大学と当院の2施設のみとなっています。

取材当日は、60代のパーキンソン病の患者さんへの脳刺激装置埋込術(DBS術)の様子や、上利センター長より手術方法等についての説明、また実際に昨年秋にこのDBS術を受けられた70代の方への声等について取材を受けました。

手術室では細心の注意を払いながらの取材でした。この様子は来週中に放送予定とのことです。日程や時間等が決まりましたら、改めてご案内いたします。どうぞお楽しみに。

秘書広報課

通所リハビリよりご案内

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優しい光を浴びることで草花や木々が芽吹き、穏やかな春の訪れを感じる季節となりました。春といえば“出会い”や“新たな取り組み”など変化が多い季節ですが、倉敷老健通所リハビリテーションでも新たな一歩を踏み出しています。
今年度は介護保険の制度改正があり、介護を取り巻く環境が大きく変化していきます。具体的には介護が必要になった状態でも、“住み慣れた地域で、その人らしい生活が送れること”を目的とした、リハビリテーション(社会参加)がより一層求められているという内容です。そこで、私たちは利用者さんの目標達成に向けて、少しでも有意義な時間を過ごして頂けるように、⑴機能性,⑵利便性,⑶快適性の3点を意識して施設内の環境整備を行いました。
まず機能性の面では、今まではリハビリスペースと自主トレーニングスペースが分けられていた為、自主トレーニングスペースが十分に活用できず、機能改善を目的とする機能を十分に発揮できていませんでした。そこで今回は、特に利用者さんが主体的に活動に取り組めるという点を意識して、リハビリスペースと自主トレーニングスペースを共有することで、“いつでも、気軽に運動が出来る”ように環境を整えました。また、リハビリ専門職が近くに居ることで、運動に関する相談などにも適時対応できるようになっています。
次に利便性の面では、廊下が狭く通りにくい・帰宅時間には混雑してしまうという課題がありました。そこで物品の配置を見直し、スペースの確保を行いました。その結果、車椅子の操作が苦手な方でも自由に移動できるという環境を整えることが出来ました。
最後に、快適性の面では、今までは決まった部屋で1日を過ごす事しかできず、一息つくことの出来る場所がありませんでした。その結果、活動と休憩の場所が共存してしまうという課題がありました。その為、利用者さん・家族などの来賓の方でも、一息つきリラックスすることの出来る空間を作り、誰とでも気軽に団らん出来るようになっています。

これからも、通所リハビリテーションを利用してくださる方々にとって、有意義な時間が過ごせるように、環境の整備やサービス内容の整備を行っていく予定です。施設内の見学は随時承っていますので、お気軽にご連絡ください。皆様のご利用を心よりお待ちしています。

通所リハビリテーション 理学療法士 O

 

糖尿病のお薬…いつ飲めばいいの?

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

糖尿病の患者さんで「食前の飲み薬を飲み忘れたのですが、今飲んでも大丈夫ですか?」と質問を受けることがあります。 糖尿病のお薬の中には、食直前に飲まないと、低血糖を起こしてしまう薬や、効果がでないお薬がありますので、服用のタイミングには注意が必要です。今回は、「食直前」と「食前」の違いや、飲み忘れた場合の対処法について説明します。
○「食直前」「食前」の違いについて
普段服用しているお薬のほとんどが「食後」だと思いますが、中には「食直前」や「食前」といった、飲むタイミングをしっかり区別する必要があるお薬があります。

 「食後」…食事を終えて約30分以内に服用
 「食直前」…食事のすぐ前に服用
 「食前」…食事を始める約30分前に服用

○糖尿病のお薬を飲み忘れてしまった場合の対処法。
※前回飲み忘れても、決して2回分を一度に飲まないでください。

 「食直前」に服用する薬
・α-グルコシダーゼ阻害薬…食事中に飲み忘れに気づいたら、すぐに服用してください。
食後に気づいた場合は、その回の服用は避けましょう。
・速効型インスリン分泌促進薬…食事開始後に気づいたら、その回の服用は避けましょう。

 「食前」または「食後」に服用する薬
・SU剤・ビグアナイド系薬剤…食前、食後の服用で効果に差がないので、医師の指示に従って決められた通り服用してください。飲み忘れた場合は、1回とばして次の時間に1回分を服用してください。

 「朝食前」または「朝食後」に服用する薬
・チアゾリン系薬剤・SGLT2阻害剤…お昼までに飲み忘れに気づいた場合は、気づいたときに飲みましょう。それ以降は、次の日に服用するようにしましょう。

 食事に関係ない薬
・DPP-4阻害薬…飲み忘れに気づいたときは、すぐに飲みましょう。ただし、次の服用のタイミングが近い場合は、その回の服用は避けましょう。

□■薬は正しく服用しましょう■■
どんなお薬も、その人に合った薬の量と飲む時間が主治医から指示されています。指示されたとおりに飲まないと効果が十分に得られなかったり、副作用がおきやすくなります。自分の判断で薬の量を増減したり勝手にやめないようにしてくださいね。何かあれば必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

糖尿病療養指導士(薬剤師) S・N

倉敷平成病院野球部 平成30年度早朝野球リーグ初戦のご報告

カテゴリー: 部活動 | 投稿日: | 投稿者:

平成30年度デイリースポーツ杯倉敷早朝野球リーグが4月7日(土)に開幕しました。
倉敷JC、日本ケミカル機器、中原三法堂との4チームでのリーグ戦です。当院は3年前から参加しており、平成27年度優勝、平成28年度準優勝、平成29年度優勝という結果を残しています。開幕戦は福田公園で、倉敷JCチームとの対戦でした。
先発隠明寺が6回ツーアウトまで完全試合の好投をみせ、完投。4対0の白星スタートとなりました。

 

早朝野球第2戦は4月21日(土)、日本ケミカル機器さんとの対戦予定となっています。

今シーズンも優勝目指して頑張ります。

広報課

「便秘の新薬『グーフィス』が誕生」

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

新たに慢性便秘症を改善する薬『グーフィス』が誕生しました。
グーフィスは国内初の胆汁酸トランスポーター阻害薬です。

作用機序は胆汁酸性下痢が起こるメカニズムと似ています。
グーフィスは小腸での胆汁酸再吸収を抑制するため、
大腸への胆汁酸の流入が増え効果を発揮します。

飲み方は1日1回、食前に服用します。
食前に飲む理由は2つあり、1つめはグーフィスの作用機序に由来します。
グーフィスは胆汁酸の再吸収を阻害する薬剤のため、
食事の刺激により胆汁酸が放出される前に投与しておいた方が良いため食前に設定されました。

2つめは、グーフィスの吸収率に由来します。
朝食前投与と絶食時で比較したところ、朝食前服用時の最高血中濃度が絶食時の
約20~30%だったことが示されています。
グーフィスは血中濃度が薬効に影響しない薬剤なので、血中濃度が低く抑えられる食前に設定されました。

今まで多く使用されていた酸化マグネシウム製剤(マグミット)の長期投与による高マグネシウム血症、刺激性下剤(センノシドなど)の連用による耐性などが懸念される場合は
この機会にグーフィスへの変更に挑戦してみても良いかもしれません。

薬剤部 A

12)認知症の症状を理解する①

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は、エピソード(出来事の記憶)記憶障害と、それに伴う心理状態の変化が、周囲の人とのかかわりにどのように影響を与えるか、ということについてお話しました。
今回は、記憶以外の面から、認知症を有する人がどのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話したいと思います。
まず、時間や場所の認識のことを専門用語で「見当識」といいます。認知症では見当識に支障が生じやすいとされています。
  上の図は見当識に支障が生じた結果、どのような不自由さを感じる事が多いかを示しています。
次に、意図したことを実際の行動に按配して実行するといった機能を専門用語で「実行機能」といいます。では実行機能に支障が生じた場合、どのような不自由さを感じる事が多いかというと、

次に、言葉を話したり、理解したりする機能のことを専門用語で「言語機能」といいます。これらの機能が障害された状態を専門用語で失語といいます。「それ」が何か、どういったものなのかということを認識することが障害された状態を、専門用語で失認といいます。では、こういった機能が障害された場合に、どのような不自由さを感じやすいかというと、

上記の障害は、他者とのコミュニケ―ションに不自由さを生じさせます。

認知症において、これまで説明したさまざまな機能の障害のされかたの強弱は人それぞれによって異なります。つまり、人によって不自由さが異なるということは、その不自由さを補う周囲の人の援助の方法も人それぞれ異なってきます。
今回は、記憶以外の面から、認知症を有する人がどのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話ししました。次回は、この不自由さに対して、周囲の人がどのように対応したらよいか、ということについてお話したいと思います。

「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには地域のかかりつけの医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけの医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

認知症疾患医療センター  CP阿部

倉敷ニューロモデュレーションセンター施設認定がKSBニュースにて紹介されました。

先日ご紹介いたしました、日本定位機能神経外科学会施設認定報告会の様子が、同日のKSBスーパーJチャンネルにて放送されましたのでご紹介します。

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秘書広報課