雨の日の小さな幸せ

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

今年は梅雨らしい雨が続いていますが、訪問していても涼しい日が多い様に思います。
しかし、雨の日の運転は道路渋滞や視界の狭小などもあるため、時間に余裕を持ち更に安全運転を心がけようと、緊張感も増します。

雨といえば、時に大きな被害をもたらせることもありますが、小さな幸せを運んでくれることもあります。

私が訪問しているKさんは一人暮らしですが、お友達も多くておしゃべりがとてもお好きな方です。月に2回はお友達がお泊りに来て、一緒に食事を作ったり、買い物へ行ったりするのを楽しみにしていましたが…、新型コロナウイルスで自粛が始まって以来会えなくなり、少し寂しそうでした。
そんなKさん、もうひとつの楽しみは自宅前の小さな花壇で家庭菜園をすること。花壇近くには水がないので、雨水を溜めておけるように容器を2つ置いていて、そこから水をとって毎日苗に水やりをしています。
雨が降らない時には台所でバケツに水を汲んでは外に運び、容器に水を入れて溜めます。重くて一度に運べず、バケツに3分の1程の水を入れて運ぶため、7~8往復します。
訪問に伺った時に肩や足の痛みがあると、大体はその動作をしたのだろうと察しがつきます。その証拠に、雨続きで容器に水が満たされていると、伺った時の動きも良いのです。

先日は「きゅうりがいっぱい生ったんよ、もう近所の人に何回か配ったよ。」と嬉しそうに報告があり、久しぶりの良い表情。頑張ってお世話をして、梅雨の雨にも恵まれて、大きく育ったお野菜。近所の人にも好評で、
とても喜ばれたそうです。
「私はね、人に喜んでもらうのが一番うれしいんよ。」と笑顔で話してくれました。
コロナウイルスで、人と人との間隔が開きがちな時期ですが、雨やお野菜がつないでくれたつながりに感動を
もらいました。みなさんもコロナに負けず、小さなつながりや幸せを大切にしてくださいね。

私たち、訪問看護ステーションのスタッフは、ご利用の皆様により良い生活を送っていただけるようお手伝いをさせていただいております。これからも訪問看護ステーションをよろしくお願いいたします。

訪問看護 K.S

梅雨の時期はカビにご注意

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

7月も半分がすぎました。今年も各地で大雨の被害をもたらした梅雨もようやく終わりが近づいてきたところでしょうか。じめじめと鬱陶しい時期でもありますし早く明けて欲しいものです。

さてカビの繁殖には温度と湿度が関係しているため、特に梅雨時や夏場はカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。カビが生えているのは見るだけで嫌なものですよね。
しかしそれだけではなくカビは健康にも影響があると言われています。体が弱っていて抵抗力が弱い時には要注意です。カビの引き起こす病気としては大別すると「アレルギー疾患」「感染症」「カビ中毒」が挙げられます。
衛生面や精神面の観点からもカビのないきれいな環境で生活したいものです。

放射線部 ろん

倉敷商工会議所よりフェイスシールドをいただきました

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

7月14日、倉敷商工会議所より倉敷商工会議所医療・福祉部会へ無償提供された、フェイスシールドが、倉敷平成病院に届きました。
 このフェイスシールドは、倉敷商工会議所と三菱自動車工業㈱水島製作所が新型コロナウイルス対策に共同で開発・生産されたものです。
コロナ禍でどの企業も大変な中、多くの方々の想いが繋がって出来上がったフェイスシールドです。

このような時だからこそ見えない人のつながり、絆を感じ、もうひと頑張りする元気が湧いてきます!大切につかわせていただきます。ありがとうございました。

秘書広報課

 

#倉敷商工会議所 #三菱自動車工業 #地元企業 #倉敷平成病院 #病院 #オール倉敷 #地域のつながり #みんなで乗り切ろう #感謝

通所リハビリ「認知症専門フロア」のご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今回は、「認知症専門フロア」の紹介を致します。
物忘れにより集団の中で過ごすことが苦手な方や、物忘れにともなう不安があっても、その人らしく安心して心穏やかに過ごしていただけるようにご家族様とともに日常生活や心理面に関してサポートを行っています。

ご利用の方に合ったプログラムが提供できるよう、ご本人やご家族から趣味や興味、関心のある事、得意な事、苦手な事、生活歴、職業歴などをうかがい、お一人お一人にプロフィールシートを作成しています。
また、ご利用の方と関わる中で新たな一面を発見することもあります。様々な情報をスタッフ間で共有し、ご本人様の好きな事、やりたい事を活かし、楽しく安心して過ごしていただいています。

特に今は、新型コロナウイルス感染症予防のため、実施できないプログラムもありますが、このような制限がある中でも、楽しく参加できるプログラムを実施しています。
例えば、ゴルフの好きな方にはゴルフをアレンジしたボーリングをご用意したり、手芸の好きな方には思い思いの物を編んでいただいたりです。

また、気軽に体が動かせるように、近くを散歩したり、階段昇降をしています。

ご利用にあたって、不安をお持ちの方に対しては、なぜ不安なのか、どのようにしたら安心して過ごしていただけるのか、スタッフ間で話し合いながら、場合によっては、ご家族やや他事業所の方とも情報交換しながら、ケアにあたっています。

当たり前のことかもしれませんが、その当たり前のことを大切にし、些細な変化も見逃さずご利用の方やご家族が安心できるケアを提供していきたいと考えています。

緊急事態宣言の解除を受け、感染防止に配慮しながら、施設見学を再開いたしました。
みなさま遠慮なくいつでもご連絡ください。お待ちしております。

通所リハビリ 電話 086-427-1192

 

薬の飲み合わせと食べ合わせ

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

梅雨前線による記録的な豪雨の影響で、甚大な被害が各地にもたらされました。連日の報道により被害の全容が明らかになるにつれ、その深刻さに胸が痛みます。一日も早い災害復旧をお祈りいたします。梅雨前線による記録的な豪雨の影響で、甚大な被害が各地にもたらされました。連日の報道により被害の全容が明らかになるにつれ、その深刻さに胸が痛みます。一日も早い災害復旧をお祈りいたします。梅雨明けが待ち遠しいところですが、梅雨が明ければ今度は本格的な猛暑ですね。先日、自分が食べたスイカの種を庭に植えてみたところ、芽が出て育ってきています。スイカが実るかは分かりませんが毎日楽しみに観察をしています。スイカの種を植えてから初めて聞いたのですが、スイカにも食べ合わせの悪い食物があるのですね。スイカは水分の多い果物なので、油分の多い食べ物(天ぷらなど)と一緒に食べると胃液が薄まり消化不良を起こすことがあるようです。このように食べ物でも食べ合わせの悪い食物があるようにお薬にも食べ合わせの悪い食物があります。今回はお薬の飲み合わせと食べ合わせについて代表的なものをご紹介したいと思います。

① グレープフルーツジュース
グレープフルーツの果肉に含まれるある種の成分が小腸上皮にある薬物代謝を阻害するため、薬の血中濃度が上昇してしまうものがあります。薬の効きすぎにより血圧低下や頭痛、めまいを起こすことがあります。主な薬剤:降圧薬、脂質異常症治療薬、睡眠薬、抗てんかん薬

② クロレラ・納豆・青汁
「ワルファリン」は、ビタミンKの働きを妨げることにより、血液を固まりにくくしています。ビタミンKが大量に含まれているクロレラ・納豆・青汁などを摂取してしまうとワルファリンの血液を固まりにくくする作用を弱めてしまいます。緑黄色野菜(パセリなど)もビタミンKを含むため、摂取量に注意が必要です。

③ 牛乳
抗菌薬の中には牛乳のカルシウムと結合してしまい、薬の吸収や作用が低下するものがあります。お薬を飲んだ後は2時間程度牛乳の摂取を避けることが望ましいです。

今回ご紹介した例は一部です。他にも飲み合わせ食べ合わせに注意するものがあります。また、同じ効果のお薬でも飲み合わせや食べ合わせがないものもあります。気になる方は一度医師や薬剤師に相談していただき、現在ご自身が飲まれているお薬で注意することはないかの確認をよろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染症の影響で放送延期となっていた病院薬剤師が主人公の新・医療ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」がいよいよ7月16日(木)夜10時から放送されます。ぜひご覧いただき病院薬剤師の仕事についてご興味をもっていただければ幸いです。

薬剤部 MN

七夕の願い事は何にしましたか?~コロナ収束への願いも込めて~

皆さんいかがお過ごしでしょうか?梅雨の時期になり、蒸し暑い日が続いておりますので脱水などにはお気をつけください。大雨が降り続いており、梅雨でなかなか外に出たくないなーと感じられる今日この頃、東京都をはじめとする関東地方ではまだまだコロナ禍が止みません。特に20代~30代が多く感染していると言われておりますが、そこからの二次感染などのリスクがあり、予断を許さない状況に変わりはありません。岡山県でも感染者の数は多くないものの、仕事などで越県されている方での感染もみられておりますので、今後も夏の暑さが続く中ではありますが、マスクの着用、そして手洗いうがいを心がけていきましょう。

また、そんなコロナ禍で起こってしまいました7月4日の熊本豪雨による洪水・土砂崩れによる災害。岡山県でも2年前の西日本豪雨による真備の洪水により被災された方が多く、復興にもとても時間がかかっている状況です。今回被災された方、ご家族への復興支援、何かできることを一つしていけたらと思っております。
さて、暗いニュースばかり続く中ではありますが、先日7月7日七夕の日にケアセンターショートステイでは誕生日会と行事会を行いました。利用者の方に書いて頂いた短冊を張り出し、皆様と披露をしました。「早くまた家族旅行に行きたい」、「健康で病気にならないようにしたい」など今年のお願い事には、コロナに早く収束してほしいという皆様の願いが描かれているように思いました。
一年に一度の七夕、皆様は何を願われましたか?

ケアセンターショートステイ 介護士 K

倉敷平成病院 市川薬剤部部長のコラムが週刊薬事新報(7月10日号:第3158号)に掲載されました

【熱闘、高校野球】

社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 薬剤部 市川大介

 夏の風物詩と言えば、甲子園。今夏はCOVID-19の流行で、地方大会も中止となった。仕方がないとは言え、厳しい練習を重ねた高校生達には悲痛の決断だ。日本高校野球連盟から、春の選抜出場校に甲子園で1 試合の交流試合が実施されるとの報道があり、わずかながら救われた気がする。
どうして多くの人が野球に魅せられるのか。ラグビーやサッカーにも感動的な試合があって魅力的だが、終盤の大差は限られた時間では逆転できない。一方、野球には時間制限がないので、どんなに点差があっても、試合が終わるまで勝負が分からない。9 回裏2 アウト2 ストライク。次のフォークボールを打者が空振りすると、見ている誰もが試合は終わったと思い込む。しかし、ワンバウンドしたボールを捕手が取り損ねると、空振りした打者が一塁に走る、振り逃げだ。これを転機に劇的な大逆転劇が起こることもある。
ただ、プレーする側には、些細なきっかけで結果が真逆になる怖さがある。ほんのわずかタイミングがずれると凡打になり、いい当たりでも好捕されてアウトになる。平凡なゴロやフライが、ちょっとした何かで捕球できず、ちょっとした気持ちの変化がミスに繋がる。私自身も高校3 年間野球部だったが、試合は常に不安や緊張の連続だった。試合前日にスパイクやグローブを磨いて綺麗にし、根拠のないゲン担ぎをいろいろした。
ヒットを打てば、次も同じルーティンで「願掛け」した。人より努力すれば、何かを我慢すれば、最
後に運が味方してくれるかも、と言い聞かせていたのを思い出す。
プロ野球と違い、特に高校野球は一度負ければ終わりだ。凄い投手がいても、ヒットを打たれなくても、四球やエラーで点を取られて運悪く負けることがある。だから悔いのないよう、最後まで諦めず全力でぶつかる。そうした、ひたむきな姿が私達の心を強く魅了する。「どちらを応援するか」、私は、全力でプレーしているどちらも応援したい。勝負は時の運。来年は、高校球児達に熱い夏が訪れるのを期待したい。

 

この度、当院の市川大介薬剤部長のコラムが、週刊薬事新報(2020年7月10日号:第3158号)の29ページ「緑陰随想」に掲載されましたのでご紹介いたします。
市川部長のコラムは昨年も同誌に掲載されています。

秘書広報課

ハザードマップを確認しましょう

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

雨が降ったりやんだりすっきりしない天気が続いていますね。
九州の方では雨が降り止まず甚大な被害が出ているというニュースを見て、2年前の真備の災害を経験した私たちとしても他人事とは思えません。
日本では、これから台風の時期にもなってきます。
もしもの時、慌てないように日頃から準備をしておくことが大切です。

日頃の備えとして、「洪水ハザードマップ」で浸水が想定されている地域を確認しておきましょう。避難場所は、災害種別によって違ってきます。災害発生時に素早く安全に避難できるように予め確認しておき、いざというときに慌てないようにしましょう。

倉敷HPハザードマップ

非常用の飲料水や非常食、また常備薬などの準備はできていますか?災害発生時に家族と落ち合う場所や安否確認の方法は話し合っていますか?

また気象庁が発表している「防災気象情報」で情報収集をしましょう。
多くの場合、自治体が発令する避難勧告よりも先に発表されます。警戒レベルは5段階で設定されていて、「警戒レベル3」で高齢者等は避難、「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難。警戒レベルは順番で発表されるとは限らないので、防災気象情報を参考にしながら、避難行動を取りましょう。
何事も起こらないことが理想ですが、相手は自然災害です。災害から命を守るために、日頃から備えるようにしていきましょう。

糖尿病療養指導士 看護師 K

夏と言えば、ハワイ☆☆☆

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルス感染予防の為、外出自粛の日々が続いていたので、ご利用の皆さんの気分も下がりがちで「どこか出かけたいわ」「遊びに行きたいわ」という声があり、外出出来ないからこそ、気分だけでも旅行に出かけよう!!夏らしさを感じよう!!ということで、この壁画作りに取り組む事になりました。

出来るだけ華やかにと色鮮やかなハイビスカスをたくさん作りました。
ハイビスカスは、お花紙を2回折って角を丸く切り、芯にモールを差し込むだけの単純な作業ですが、ご利用の皆さんにとっては、「どこを切るんじゃったかな?」「芯はここで良かったかな?」と思いのほか難しい様で、良い手先のリハビリにもなりました。

ハイビスカスがたくさん出来たら、葉っぱを型通りに切って、海は絵の具で塗って…と順調に進めていき、ヤシの木・グラマラスなフラダンサーも登場☆フラダンサーの首にかけているレイも小さなお花をたくさん付けています。

細部にいたるまで手を抜かず、それぞれの部品を組み合わせて完成です♪
仕上がりを見て、皆さん「ええのが出来たわ」「ハワイに行ったみたい」「明るくて元気になるね」と喜んでくださいました。

まだまだ新しい生活様式にも慣れませんが、出かけられなくても様々な工夫をすることで気分転換し、楽しく生活していただけるようにプログラムを考えています。

               デイサービス ドリーム 介護士 S

第55回のぞみの会だよりー1ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

 

7月6日を迎え西日本豪雨災害から約2年が経過し復興を…と思っていた矢先に、このたびの九州での豪雨。多くの方々が苦難に直面されていることを想うと、胸が締め付けられそうになります。そして、このコロナ禍、私たちの日常は掛け替えのない一瞬の積み重ねなのだと実感せずにはいられません。

倉敷平成病院が開院前より開催している「のぞみの会」は、もともと脳卒中の患者家族会を起源としています。私たち医療従事者は患者さんを支えているのではなく、支えられて存在していることを教えてくれる、大切な場です。

今年度、このような状況の中で「のぞみの会」の開催案内をすることに迷いはありますが、このような時だからこそ、「私たちにできることを」との思いで、開催が決断されました。

通常であれば、新年度が始まった時点で実行委員会が編成され、準備に取り掛かるのですが、今年はそうした判断が先立ち6月になってやっと実行委員会が開催されました。感染防止に注意を払いながら短時間での開催で、恒例の職員ポスター展も今年は中止です。
そんな中でも新しい生活様式を取り入れながら、開催のご案内をすることとなりました。
7月3日から、あと100日のカウントダウンが始まっており、本日7月9日は、カウントダウン94日目となります

感染状況等により、会の開催形式が変わることも今後予想されます。定期的にこのブログで、会の内容や参加申込方法等をご案内してまいります。よろしくお願い申し上げます。

第55回のぞみの会
テーマ『全仁会が支える新しい生活習慣~コロナに打ち勝つために~』
日時:令和2年10月11日(日) 午前10時~11時30分(予定)
場所:倉敷市民会館 大ホール

第55回のぞみの会実行委員 秘書広報課 M