平成29-30年末年始 倉敷平成病院外来診療のご案内

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

平成29年度年末年始の診療ですが、12月29日(金)(終日)の診療をもちまして、年内の外来診療は終了となります。

年末年始の万が一の急な怪我や体調不良がありましたらご連絡ください。(086-427-1111)

緊急対応をしている場合もございますので救急外来は待ち時間が長くなる場合もあります。事前にお電話での受診確認をおすすめしております。

平成30年は1月4日(木)より通常通り外来診療を行います。

※なお、平成30年1月13日(土)は創立記念式典の為休診いたします。

ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

秘書広報課

ピロリ菌検査

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

11月5日に第52回のぞみの会が開かれました。臨床検査部では毎年何種類かの検査を行っています。今年はその一つとして「尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体」の検査を行いました。抽選で行ったため少ない人数でしたが60%と高い陽性率でした。

では、ヘリコバクター・ピロリについて…

ピロリ菌はグラム陰性桿菌に属する細菌で、両端に鞭毛があり、らせん状に捻じれた形をしています。感染経路ははっきりしていませんが、衛生環境が整備されていない時代や地域などでの経口感染によると考えられています。免疫機能が十分に発達していない幼児期に感染することがほとんどです。そのため日本におけるピロリ菌感染率は、20代以下で10%以下、50代以上では50%程度と年代によって異なります。

ピロリ菌に感染すると、胃炎(ヘリコバクターピロリ感染胃炎)が起こります。さらに炎症が継続・粘膜の防御機能の低下にストレスや発がん物質などの環境因子が加わり、粘膜に傷が付くことで胃潰瘍・十二指腸潰瘍、粘膜が委縮していくことで胃がんが発症すると考えられています。

ピロリ菌の検査法は大別すると、

内視鏡による生検組織を必要とする検査法(侵襲的検査法)と、

内視鏡による生検組織を必要としない検査法(非侵襲的検査法)があります。

今回実施した「尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体」は非侵襲的検査法に含まれ、尿を提出して約15分で結果が出るとても簡単な検査です。ただし、尿の状態によって測定に影響がある場合があります。当院では、同じく非侵襲的検査法の尿素呼気試験も院内で行っています。この検査は、検査薬を服用し、服用前後の呼気を集めて行うため、食事などの影響を受けないよう空腹時に行わなければなりません。どちらかというと、尿素呼気試験の方が多く行われています。

検査でピロリ菌が陽性の場合は、抗生物質を使い除菌することができます。しかし、ピロリ菌感染症に係る検査と治療に保険診療が認められているのは、条件付一部の方のみです。現在では内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者さんにも保険診療が認められたため、除菌を受けやすくなり胃がん予防が進めば良いと思います。

 

TaMa

誤嚥予防について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

日常の楽しみはいろいろとあると思いますが、食事がその内のひとつに入る方は多いのではないでしょうか。
本日のブログでは、食事と関係する「誤嚥(ごえん)予防」についてお話しさせていただきます。誤嚥というのは、“食物などが肺へ入ってしまうこと”をいいます。高齢者のかかる肺炎には、食物や唾液などの誤嚥が原因で起こる誤嚥性肺炎が極めて多いと考えられています。

高齢者はわずかな誤嚥が重篤な肺炎や呼吸器疾患につながりやすいといわれています。その誤嚥の予防策として、食事の際の呼吸法が重要視されています。
飲み込みを行う際の呼吸は、
通常「①呼気(息を吐く)→②飲み込み→③呼気」というパターンか、
「①吸気(息を吸う)→②飲み込み→③呼気」というパターンの2つがあります。

つまり、飲み込みの後は呼気が安全で、吸気になると食べ物が気管に入り誤嚥につながりやすいといわれています。このことをよく理解して、「飲み込むときにはしっかり息を止め、飲み込んだら息を吐くこと」が大事となります。日常の食事やお茶を飲む際にも意識していただけたら誤嚥予防につながるのではないでしょうか。おいしく楽しく食事を続けていけるよう、日ごろから気を付けていきましょう。
予防リハビリではご利用の方の状態に応じ、専門の言語聴覚士が口腔・嚥下機能の評価や指導も行っています。興味のある方はいつでもご連絡下さい。

言語聴覚士 K

◎問い合わせ先◎
社会医療法人全人会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086‐427‐1128(直通)   担当:相山(あいやま)

第52回のぞみの会だよりー19-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

第52回のぞみの会が11月5日(日)に開催されました。幸いなことに天候にも恵まれ、約1000名もの方々にお越しいただきました。ありがとうございました。
午前の部は、勉強会や特別講演、患者さまによる体験発表、また、「教えちゃいます!私の健康法」など、有意義なステージが続きました。
そして、午前の部終了後は皆さまがお楽しみにされていた昼食です!今年は「心をひとつに one弁当」という素敵なネーミングのお弁当でした。お味の方はいかがだったでしょうか?お弁当の中に入っていたおやつの「ようかんで食べよう 抹茶の浮島」もとても上品なお味で、多くの方によろこんでいただけたのではないかと思います。

午後からのふれあい広場では、患者さま・利用者さまが作成した作品の展示、健康チェックや体験コーナー、スタンプラリーなど、皆様としっかりふれあい盛り上がることができました。
地域の方々や、ご参加いただいた方々のおかげで、毎年このような素敵な会を開催することができています。心より感謝申し上げます。倉敷平成病院の「患者本位の医療」を象徴する「のぞみの会」がしっかりと継承され、永続的に開催されるよう、今後も職員一同頑張りたいと思います。来年もみなさまのお越しをお待ちしております。

最後になりましたが、立冬を迎えいよいよ朝晩の冷え込みも本格化してまいりました。皆さま、お風邪など召されませぬようお気を付け下さい。

★第52回のぞみの会 平成29年11月5日(日) 9時30分~14時『いつか 、やっぱり全仁会-未来が広がる最新治療-』ありがとうございました★

★第53回のぞみの会は平成30年10月28日(日)9時30分~14時の開催予定です

第52回のぞみの会実行委員 薬剤部 S

第52回のぞみの会が山陽新聞に紹介されました

カテゴリー: お知らせ, のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

 11月5日(日)、1000名を超える方々にご来場いただき、「第52回のぞみの会」が開催されました。体験発表や健康法をご披露いただいたいたり、作品展示やリハビリ体験コーナーに多くの方々に足を運んでいただき、ふれあいを深めることができました。大変ありがとうございました。
 本日の山陽新聞に会の様子が紹介されましたのでご報告いたします。

栄養科通信 vol.123「冷えは『万病のもと』」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

秋が深まり、特に朝晩は冷え込む季節になりました。寒さ対策は万全でしょうか?冷えは「万病のもと」と言われており、便秘や肩こり、不眠、貧血などさまざまな不調の原因になると考えられています。冷えは血流が悪く低体温になることで、冷え性とも呼ばれ、手足など体の末端の体温が下がっている状態を指します。体を温め、血流を良くする栄養素が含まれた食べ物を上手に摂ることで、食事での冷え性対策ができます。そこで今回は、冷え性改善に効果のある栄養素を含む食べ物をご紹介します。

●ビタミンE
血行を促進し、血液をサラサラにしてくれます。
含まれる食材…青魚、かぼちゃ、ナッツ類など。

●たんぱく質
筋肉の代謝と修復を助けます。また、自律神経を正常に働かせます。
含まれる食材…肉類、魚介類、大豆製品、卵、乳製品など。

●鉄分
酸素を全身に運び、貧血を予防します。
含まれる食材…レバー、肉類、魚介類など。

●ビタミンB1
代謝をよくし、体を動かすエネルギーを作るため血液の流れが良くなります。
含まれる食材…豚肉、たらこなど。

このような栄養素を含む食材を使ったバランスの良い食事を心がけ、偏食しないことが大切です。そして、冷たい飲み物よりも、温かい飲み物を選ぶようにしましょう。体を温める作用を持つショウガオールが入ったしょうが湯や、しょうが紅茶もおすすめです。
また、生活面での冷え性対策として、
・日常的に運動をする。
・禁煙する。
・血行を悪くするため、身体を締め付けない衣服、靴にする。
・ストレスで緊張状態が続くと、血管が収縮して血流が悪くなってしまうため、ストレスをためないようにする。
などがあります。日々の食事と生活習慣を見直して、これから迎える冬に備えましょう!

管理栄養士 K.M

メンテナンスを心掛ける

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

先月岡山県の中国自動車道で、トラックから落下したスペアタイヤにトレーラーが乗り上げて横転し、路肩に避難していた親子が巻き込まれて死亡するという事故が起きました。私たちは軽四ですが、毎日車に乗って利用者のお宅へ訪問しています。もし私たちの訪問車に整備不良があって、誰かに怪我をさせるようなことがあったら…。このニュースは人事とは思えませんでした。「安全運転」とは、単に運転を安全に行うということだけでなく、普段からの点検やメンテナンスを含めて「安全運転」と言うんだなぁと改めて考えさせられました。
私たちの部署は女性ばかりで、点検やメンテナンス等に疎い傾向があります。しかし私たちもドライバーである以上、点検やメンテナンスを含めた「安全運転」は必要不可欠です。ケアマネジャーが行う利用者宅への訪問は、「安全運転」で、「無事に帰社する」ところまでを言うのだと考えています。普段は搬送管理課の主任がメンテナンスや点検等を行ってくれていますが、これを機会に自部署でも訪問車の点検や運転について講習会を開く等して、「安全運転」についてもう一度考えてみたいと思いました。ケアマネジャーは明日もみなさんのお宅へ伺います!

****************************************
介護相談や介護保険の申請等、何かございましたら、お気軽にご相談下さい

倉敷在宅総合ケアセンター ケアプラン室
営業日:月~日曜日
営業時間:8:30~17:15
電話番号:(086)427-0110
****************************************

ケアプラン室 かめしの

倉敷ニューロモデュレーションセンターにおける理学療法士の関わり

倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設されて早7ヶ月が経ちます。

DBS(脳深部刺激療法),SCS(脊髄刺激療法)を受けられる方もしくは すでに受けておられる患者様と多く関わらせて頂いています。
理学療法士は,主に手術前・後の運動機能検査,入院中のリハビリテーション(以下リハビリ) などを行っています。
運動機能検査結果は手術の適応,治療効果,治療方針などを判断する材料の1つとなります。正確な検査が行われなければ,適切な治療も行えません。
そのため,正確な検査結果を上利センター長を始めとするチーム全体に伝達する 必要があります。 検査の際には患者様の症状を注意深く観察,疾患の特徴,これまでの経過など多くの情報を 統合し評価することを意識しています。
リハビリは刺激装置植込み手術前・後,刺激調整,刺激装置交換時などに実施しています。 手術の効果は劇的であることが多いですが,その効果をさらに高める,持続させるためには リハビリが大切だと考えています。
入院中ほとんど毎日,それぞれの患者様の状態に合わせた,運動療法を行っています。
また,運動は継続することが重要なので,必要に応じて退院後行う自主トレーニング方法 などについてもお伝えしています。

DBS,SCSを受けられる患者様は,なんとかしたい,よくなりたい,という想いが強い 方が多い様に感じます。そのためリハビリも懸命に取り組んで下さる方が多いです。
自分が担当させて頂いた患者様が,治療に満足し笑顔で退院される時は,とても幸せを 感じる瞬間です。 DBS,SCSは新しい機器も導入されており,さらに進歩している様です。
その中で,DBS,SCSを受けている方に対する理学療法も今後さらに発展させていく 必要があると考えています。 より質の高いチームアプローチが行えるよう,日々研鑽を積んでいきたいと思います。

倉敷ニューロモデュレーションセンター PT

明日、第52回のぞみの会が開催されます。

明日、11月5日(日)はいよいよ第52回のぞみの会となりました。昨日(11月3日(金))の山陽新聞朝刊倉敷・総社圏版に「脳卒中予防や健康法紹介」と紹介されました。

天気予報では「晴」マークです。是非足をお運びいただければと思います。

ご参加にはお申込みが必要です。

電話086-427-1111 のぞみの会事務局までお願いいたします。

第52回のぞみの会実行委員会

食欲の秋

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

新米、秋刀魚、柿など秋はおいしい食べ物がたくさんあり、ついつい食べ過ぎてしまいますね。

厚生労働省と日本歯科医師会が推奨している「8020運動」は、80歳で20本以上の歯を保とうという運動ですが、これは20本以上自分の歯があれば、硬い食べ物でもほぼ満足に噛むことができるといわれているからです。
8020達成者は年々増加していて、2017年の調査では達成率が50.2%になったそうです。

歯を失う原因は歯周病が最も多く、歯周病は全身の病気とも深く関係しているといわれています。歯周病の予防や進行を緩やかにするには、日常のブラッシングがとても大切です。そして、セルフケアだけでなく、定期的な歯科検診とプロフェッショナルケアをお勧めします。

 

さて、明日はのぞみの会です!

歯科では歯科相談コーナーを設けていますので、お口のお悩みなど、お気軽にご相談下さい。

皆さまのご参加をお待ちしています。

 

歯科衛生士 まろ