新型コロナウイルスとインフルエンザの症状違いと対策

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルスが流行し始めてもうすぐ1年が経ちますね。マスクをつけることが当たり前になり、みんなが感染対策に気をつかうようになりました。そのおかげで例年この時期流行するインフルエンザは激減しています。そこで今日は新型コロナウイルスとインフルエンザの症状違いと対策を簡単に紹介したいと思います。
新型コロナウイルス
・38度前後の熱が4日以上続く
・くしゃみ、鼻水は少ない
・倦怠感は弱いが3日以上続く傾向がある
・息切れがあり、下痢や腹痛もある
・味覚・嗅覚異常が出ることがある
インフルエンザ
・39度以上の高い熱が出るが1、2日で解熱する
・くしゃみ、鼻水があり、せきは少ない
・筋肉痛、関節痛がある
・つよい倦怠感が出るが1、2日で終わる
・息切れ、下痢、腹痛はほとんどない。
息切れやくしゃみで症状に差があるのはなぜかというと、新型コロナは肺(下気道)に炎症を起こすので息切れが出るようです。インフルエンザはのど(上気道)の炎症なので鼻水、くしゃみが出るとされています。
どちらも予防方法としては、マスク着用と手洗い、アルコール消毒を励行し、多人数での会食を避けることです。我慢することが1年以上続きストレスもたまってきていることでしょう。はやく元通りの生活に戻れるようにひとりひとりが引き続き感染対策に努めること、みんなで我慢することが大切です。もうしばらく頑張りましょう。

放射線部 T

 

高尾芳樹院長が岡山大学脳神経内科 阿部康二教授より「ペトリュス男也(おなり)賞」を頂きました

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高尾芳樹院長が岡山大学脳神経内科 阿部康二教授より第4回(2020年)「岡山大学脳神経内科ペトリュス男也賞」を頂きました。この賞は、長年にわたり岡山大学脳神経内科教室の医師育成に協力したとして表彰されるものです。

木村男也先生(東京帝国大学 病理学卒業)の有名な「教不厳師怠也」という言葉(「教育が厳しくないのは教師の怠慢」という意味 週刊医学界新聞より)と、世界で最も有名な赤ワインの一つであるペトリュスにちなんで名付けられたました。

当院には、毎年岡山大学脳神経内科より医師を派遣していただいおり、2020年10月からは2名体制での派遣となりました。また、阿部教授には毎月第1・3火曜の神経難病外来にて神経内科医師育成にもご尽力いただいています。今後も当院が脳神経内科医の臨床教育の場としてご支援出来ればと思います。

 

当院の医師がこの賞を頂くのは、第1回(2018年)の高尾武男代表に続き2人目となります。

秘書・広報課

こまめな手洗いと手指消毒の後にスキンケアも

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

12月21日に岡山県医療非常事態宣言が発令され、一人ひとりが最大限の感染防止対策をとることが大切だと改めて話題になりました。県から「公共のモノに触れたときは、手を洗うか消毒すること」と広報されています。消毒用アルコールがどこにでも設置されるなんて、1、2年前は想像もしていませんでした。
薬剤部でも1月から、1人1個手指消毒用アルコールを持ち歩き、手指消毒の徹底に努めております。

1日に何度も手洗いや手指消毒を行うと手がガサガサになります。手荒れを起こすと、すべすべな手指状態よりも細菌が過ごしやすい環境になってしまいます。消毒液の効果を低下させる「バイオフィルム」という細菌の温床が形成され、黄色ブドウ球菌などの接触感染を起こしやすくなります。接触感染は医療従事者が媒介する恐れがあるため、私たちスタッフは細心の注意を払っております。さらに、手荒れは、手指衛生遵守率を低下させる要因にもなります。手荒れによって消毒液が染みて痛むからです。

このように、感染予防にはこまめな手洗いと手指消毒だけでなく、手荒れ予防も大切です。手荒れ予防には保湿成分を含むハンドクリームがおすすめです。ドラッグストアに行くと様々な種類のハンドクリームが置いてあります。しっとりタイプやさっぱりタイプ、無香料や香りつきなど色々あるので、きっとお気に入りが見つかると思います。

新型コロナ感染症流行拡大を防ぐために、こまめな手洗いと手指消毒をして周囲の方の健康を守りましょう。そして、手荒れ予防のスキンケアによってご自身の手指の健康も保ちましょう。

薬剤部 K

福笑いで免疫力アップ

さかのぼること80年前の2月12日、イギリスで、世界で初めての抗生物質「ペニシリン」の臨床実験が成功し多くの感染症が救われ、その2年後の1943年には「ストレプトマイシン」が発見され死の病ともいわれた多くの結核患者を救いました。

昨年から続くコロナ感染症の世界的大流行により私たちの生活も大きく変わりました。街から人が少なくなり心細い限りです。しかし、私たちの先祖は過去に繰り返された感染症の大流行から生き延びてきました。今回もコロナのワクチンが少しでも早く必要な人の手元に届きますようにと職員は三密に気を配りながら祈る今日この頃です。

ショートステイも多くの方がご利用されています。マスクなしで皆様と安心してお話出来る日が来るのを職員一同楽しみにしております。
写真は行事会の福笑いの時の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

福笑いで免疫力アップ。(台は立てた状態で皆様に参加していただきました。)

ケアセンターショートステイ T

 

 

 

足のケアについて~糖尿病療養指導士より~

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

糖尿病足病変は糖尿病患者さんに起こりやすい合併症の一つです。血糖値が高い状態が長く続くと神経障害が起こり、足の感覚が鈍くなりケガややけどをしても痛みを感じにくくそのまま放置してしまいがちとなります。
また、抵抗力が低下し細菌感染しやすくなったり、傷口が化膿しやすくなります。動脈硬化が進み血流障害が起こると、足の先まで血液が流れにくくなり細胞に必要な栄養や酸素が届かなくなりケガが治りづらくなります。常に足の症状に注意し、足病変のサインを早期に発見することが大切です。

<日常生活での注意点>
・毎日足を観察しましょう。見えにくい所は手鏡に映したり、周りの人に見てもらいましょう。
・入浴時は足の裏や指の間も丁寧に洗い、乾燥してひび割れしやすいところには保湿クリームを塗りましょう。
・足をケガしないように注意しましょう。素足は厳禁。
・やけどに注意し暖房器具は直接用いないようにしましょう。お湯の温度は手で確認しましょう。
・足に合った靴を履きましょう。
・爪を切るときは皮膚を傷つけないよう慎重に先がまっすぐになるように切りましょう。
・禁煙しましょう。

足にケガをしたり、異常に気付いたら自己処置せずに早めに医師に診てもらって下さい。
足は全身を支える体の重要な部分です。長く健康な足を保つため、足のケアを日常的に行うことで足病変の重症化を防ぎましょう。

糖尿病療養指導士 看護師 T

 

※画像はイメージです

節分のお楽しみ会を開催しました。

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

立春を過ぎ少し春を感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年の節分は暦のずれの影響で、明治30年以来、124年ぶりに2月2日となりました。今生きている誰もが、初めての1日早い節分となりました。 さてデイサービスドリームでは、2月2日に節分のお楽しみ会を開催しました。鬼は来ませんでしたが、2月1日からデイサービス勤務となった新しい職員より、自己紹介を兼ねて、節分の由来について話をしてもらいました。続いてチーム戦の豆つまみゲームを楽しみました。豆に見立てた碁石をプラスチック箸で、容器から容器へ移し替えます。滑るので難しいのですが、皆様箸さばきが上手で、思ったより早い!しかし、焦ると上手くいきません。ゲームは大いに盛り上がりました。ゲームの後は豆まきの変わりに乳ボーロを「福はー内(口)」と言いながら、お口の中へ。たくさんの福が皆様に届くよう願いを込めて。ささやかなデイサービスの節分お楽しみ会でした。
いろんな制限がある中ですが、少しでも、利用者の皆様の笑顔が見られますように、スッタフ一同アイディアを出しながら、これからもコロナ禍での新しいスタイルのプログラムを提供していきたいと考えています。

介護福祉士 N

栄養科通信 Vol.162 『チョコレート消費量と景気』

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

2/14はバレンタインデーです。1月中旬を過ぎるとバレンタインに向けてチョコレート商戦が活発化していきます。チョコレートの国内消費量は年々増加し2018年は276,589t、一人当たりの年間消費量は2.19kgと過去最高でした。

右記は1980年代からのグラフで、日本でバレンタインデーが一般的になった頃です。徐々に増加し1990年194,649tから1991年207,824tへと消費量が急増します。1990年~1991年といえば日本はバブル絶頂期でした。その後景気後退とともにチョコレートの国内消費量は1994年、196,195tまで減少します。

その後、2000年代に入りチョコレートは女性から男性へ愛を告白するためのアイテムとしてだけではなく、友達同士でチョコを送り合う「友チョコ」や自分へのご褒美として「自分チョコ」の文化が生まれます。これは同時期に海外から高級チョコレートが入ってきたことが影響しています。
2001年、銀座で高級チョコレートを展開した先駆けとして絶大な人気を誇る「ピエール マルコリーニ」がオープン。翌年の2002年には「ジャン=ポール・エヴァン」が新宿伊勢丹に日本1号店をオープンし、日本最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」がスタート。これ以降、日本で高級チョコレートのブームが巻き起こりました。チョコレートの輸入量も2001年17,331tから2002年19,091tと大幅に増加しています。

2008年リーマンショックの影響により国内消費量も落ち込みますが、景気の回復とともに消費量は再び増加に転じます。
嗜好品であるチョコレートは景気の影響を受けやすいですが、流行にも大きく左右されます。
2021年はコロナ禍でのバレンタイン商戦となるため消費量への影響も大きいでしょう。

管理栄養士 S.N

 

失語症とその現状

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

 失語症とは、脳卒中などの大脳疾患により、聴く・話す・読む・書く・計算の言語機能に支障を来し、日常生活上のコミュニケーション活動に問題が生じる障害です。

障害の程度やタイプはそれぞれ異なりますが、失語症者は生活における様々な場面で制限を余儀なくされ、コミュニケーションの問題が活動の制限や参加の制約に繋がると言われています。実際に失語症者が生活場面において困る事として、下記の事柄などがあります。

・携帯電話やパソコンの使用が困難となり、情報交換が制限される

・初めての場所に1人で行くことが難しい
(道を尋ねられない、メニューを読み取ることができず食事の注文ができない)

・医療機関で医師や薬剤師の説明が分からない時に質問ができない

・お釣りの計算に自信がなく、五千円や一万円札を出してしまう

これらの要因により、失語症のある人は自宅に閉じこもりがちになり社会への関心が乏しくなる、焦燥感や挫折感などにより心理的に落ち込むなど、心理的側面でも様々な問題を抱えることがあります。

このような状況である事を我々言語聴覚士は理解をしていますが、例えば、“難聴の方には手話通訳者”のように、失語症者のためのコミュニケーションを援助する社会保障制度がありませんでした。

そのため一般の方々にもほとんど失語症についての理解が浸透していませんでした。そこで日本言語聴覚士協会は、障害者総合支援法の見直しを契機に国の委託を受け、失語症のある人のための意思疎通支援者の養成を始めました。

そして現在、全47都道府県で失語症者向け意思疎通支援者養成講座が開催されています。今後、この失語症者向け意思疎通支援事業が失語症のある人の活動や参加を促進していくきっかけになり得る重要な事業であるため、皆様にも周知して頂きたいと思います

次回は失語症者向け意思疎通支援者・派遣事業について説明していきます。

 

言語聴覚士 尾高

足湯でおもてなし

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

一昨年の11月、予防リハビリに「おもてなしあしゆ」を導入しました。この足湯は遠赤外線を放射する天然鉱石の岩盤石が底面に敷かれた木枠の中に、お湯の変わりにセラミックボールを敷き詰め、電熱ヒーターで温まった岩盤石の熱を利用して蓄熱させます。このため濡れずに、靴下を履いたまま使用していただくことができます。

導入当初は初冬で、冬場の寒さを乗り切っていただくこと、足の血流改善、疲労感の改善を目的に大活躍しました。一方で、夏場はご利用いただく機会が減少するのではと予想していました。しかし、夏場でも靴下を2枚履かないと足の冷えが改善しないから効果的といった事や、脳卒中後や整形疾患等で感覚障害があり足湯に入ると痺れが一時的に緩和する感じがある、筋肉が和らぐ感じがするなどとご好評をいただき、たくさんのご利用の方に1年を通してご利用いただいています。

ご利用方法や時間帯は皆さんにお任せしているため、リハビリ前の朝一番に足湯に入り温まった状態でリハビリをされる方、日当たりのよい窓際に足湯を設置しており、昼食後に窓の外を眺めながらゆっくりと楽しまれる方、プログラム後にゆっくりと足を休めておられる方、時間の過ごし方や目的も様々です。リハビリはしんどいけれど、この足湯があるならもっと通いたい!と言われるご利用の方もおられます。

予防リハビリの足湯は1度に2名までのご利用となるため、時には譲り合ってご利用をいただいています。交流の少なかった方と足湯に入り会話が弾んでおられる場面もあり、交流の場としても一役買っています。

冬場の寒さとコロナ禍で外出や運動が億劫になりやすい状況ですが、感染対策にも注意をしながら、足元も、心も温まっていただけるように「おもてなしあしゆ」を活用していただければと思います。

この足湯を体験してみたい、予防リハビリってどんなところだろう、と興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、見学を随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128  相談担当:大段(おおだん) 営業時間:9:00~17:00

予防リハビリ 作業療法士K

 

倉敷老健 紹介動画(ショートVer.)をYouTubeにアップしました

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルスで施設の見学が難しいなか、少しでも倉敷老健の様子を知ってもらおうと、スタッフで協力して紹介動画(ショートVer.)を作成しました。

老健のご利用をお考えの方、興味を持たれている方、お気軽にご相談ください。
スタッフ一同お待ちしております。

☎:086-427-1111(代表番号)

倉敷老健 相談員 T