インフルエンザの予防投与

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吸入型インフルエンザ薬はイナビルとリレンザがありますが、当院ではイナビルが使用されています。

治療では10歳以上は1回40mg(2容器)、10歳以下は20mg(1容器)を単回投与で治療完了します。

予防目的では、治療と同じ単回投与と10歳以上は1回20mg(1容器)を2日間に分けて使用する方法があります。

予防効果は10日間あることが確認され、吸入当日から効果が発揮されます。

吸った瞬間咳込んでしまい、「容器の中の粉を吐き出してしまった!」「ちゃんと吸入できたかな?」と心配れる患者さんもいらっしゃいますが、目に見える白い粉は添加物(乳糖)で薬効成分は速やかに吸入され、容器の中身を半分吸入できていたら効果があるので大丈夫です。

ところで、インフルエンザの予防目的の場合、イナビルは誰でも簡単に処方してもらえるわけではありません。

イナビルを予防で使用することが認められるのは、原則としてインフルエンザ発症者と一緒に生活している方です。

また以下のような持病があり、インフルエンザ発症時の重症化などのリスクが高い方にも予防として処方されることが可能です。

・慢性呼吸器疾患または慢性心疾患がある方

・糖尿病などの代謝性疾患がある方

・腎機能障害がある方

・65歳以上の高齢者

ただし、イナビルを予防目的で使用する場合は保険診療としては適用されないため、全額自費になってしまうので注意してください。

益々寒さが厳しい季節となりますが、まずは、手洗い・うがいを基本にして、十分な睡眠、加湿、予防接種、人込みを避けるなどを意識しましょう。

薬剤師 F

12月1日(金)のNHKニュース「もぎたて!」と「NHKニュース7」に社会医療法人全仁会高尾聡一郎理事長が取材協力したニュースが放送されました

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 12月1日に25年ぶりの皇室会議が開かれ、再来年5月1日の皇太子さま即位が固まったとの報道が同日午前11時にありました。これを受けて、NHK岡山放送局より「倉敷平成病院という名称に込められた思いや改元にあたり病院名を変更する予定があるか」などのご質問をいただき、当院 高尾聡一郎理事長と武本節子ローズガーデン倉敷施設長(看護師として当時より在籍中の職員)が取材に協力いたしました。

倉敷平成病院はもとは「高尾病院」として昭和63年1月に開院しました。より公共性のある病院としたいとの想いを高尾武男理事長(当時)が持ち、昭和から平成に改元されたのと、鳥取大学神経内科の助教授であった西川清方院長(当時)が着任されたタイミングが重なり、平成元年3月に「倉敷平成病院」と名称変更しています。


ニュースの中で、高尾聡一郎理事長は「病院の歴史が平成という時代そのものにあたると思います。新元号にかわっても、地域の皆さんに慣れ親しんでいただいた『倉敷平成病院』という名称を変更することなく、引き続き頑張っていきたい」とのことでした。
また、武本施設長は病院名が変わると知った当時について「ただただ驚くだけでしたが、すべてが新しくなって、これから何かがはじまるという期待感、わくわく感がありました」と語っていました。

秘書・広報課

 

栄養科通信 vol.124「肌の乾燥」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

  12月に入り寒さも本格的になってきました。インフルエンザの流行はまだのようですが、冬場の体のトラブルが出てきていませんか?

女性にとって気になるのはお肌の乾燥。手足のかさつきはこまめにクリームを塗ればなんとかしのげても、メイクをした肌のかさつきは困りますよね。

外側からだけの保湿ではなかなか乗り切れない乾燥。実は腸内環境や食べ物も影響しています。

腸には体の免疫細胞の6~7割が集中しており、腸内の細菌は約1000種と言われています。腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると、免疫機能が低下し全身に様々な影響を及ぼします。

その一つが便秘です。今や女性の2人に1人が便秘と言われているほどです。水分はこまめに飲んでいるし、野菜もしっかり食べているのに出ない・・・という話をよく聞きます。その方々に食事の内容を聞いてみると朝食はパン、昼食は麺類という方が多くいらっしゃいます。

パン、麺類は小麦から作られています。

小麦にはグルテンというたんぱく質の一種が含まれています。

うどんのコシやふわふわなパン、もちもちした食感は

グルテンのおかげです。

しかしそのグルテンは悪玉菌のエサとなって、

悪玉菌を増加させて腸内環境を悪化させます。

「肌は腸を映す鏡」ともいわれており、

腸内環境が悪くなると肌荒れが生じてしまいます。

特に口回りのかさつき、吹き出物が気になる方は腸内環境悪化のサインかもしれません。

日々の食事、小麦製品が増えていませんか?パスタ、ラーメン、ケーキ、ドーナツ、ビール…。

小麦は私たちにとってはとても身近な食品になっています。小麦製品を全く摂らない食生活は難しいですが、主食だけでも小麦製品を控えてみると肌の乾燥が違ってくるかもしれません。

 

管理栄養士 S.N

平川 宏之先生が取材協力したKSB瀬戸内海放送の人気番組「にこまるカフェ」が11月25日(土)に放送されました。

このたび、にこまるレポーターの方が11月12日開催の「岡山マラソン」に初めて出場されるにあたり、ランニングなどのアドバイスをいただきたいと、当院スポーツ整形外科部長 平川宏之医師が、取材に協力致しました。
平川医師からは、いきなりの運動は腸脛靭帯を傷めることにつながるため、必ずストレッチをしてから運動を始めることが提示されました。また、ストレッチと同様に運動した後のケア「アイシング」も大切なことであるとの説明もありました。
マラソン初挑戦の岡崎レポーターには、30キロの壁というのがあると思うのですが、最初から飛ばしすぎるのではなくペース配分を考えた走りが完走につながる秘訣とのアドバイスがありました。岡崎レポーターは、無事目標タイムの5時間15分で完走されたそうです。

寒い季節になりましたが、上手に運動を生活に取り入れ、冬を乗り切りたいですね。
秘書広報課

研修会

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

先日、全仁会主任副主任研修会に参加してきました。

外部より講師を迎え、仕事に対する考え方や取り組み方に関して話を聞いた後、陶芸体験や懇親会等、普段病院内だけで仕事をしている私にとって一緒に仕事をする機会の少ない他部署の人達と交流する良い機会となりました。
陶芸体験で私はシンプルなお皿を作成しました。他の方の作品を見ていると種々様々で個性が出るなぁと感じました。

来月には作品が届くということなので出来上がりが楽しみです。

放射線部 くー

睡眠時無呼吸症候群の検査機器が、8月から新しくなりました

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。
本来、睡眠は日中活動した脳と身体を十分に休息させるためのものですが、その最中に呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていきます。すると、その酸素不足を補おうと、身体は心拍数を上げます。寝ている本人は気付いていなくても、寝ている間中脳や身体には大きな負担がかかっているわけです。脳も身体も断続的に覚醒した状態になるので、これでは休息どころではありません。

その結果、強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、日中の様々な活動に影響が生じてきます。
もし、このような症状があれば当院で簡単に検査ができるので、検査を受けることをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査は、機械を自宅に持って帰って、夜寝る前に自分で機械をとりつけて検査します。(当院では機械の使い方は、持って帰る前に検査技師が説明します。)
8月から機械が新しくなり、以前に比べより取り付けるものが少なくなり、2つのセンサを装着するだけで簡単に検査できるようになりました。

“寝ているときいびきがひどく、息が止まっていると言われたことがある”や“昼間に強い眠気がある”など、気になる症状がある方は、“ちょっと疲れているだけ”、“いつものこと”で終わらせず、当院を受診して医師(呼吸器科など)に相談してみてはいかがでしょうか。

臨床検査部R.A

のぞみの会の作品展示を通して

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

本年度の「のぞみの会」では、予防リハビリからは7名のご利用者様が作品展示に出品されました。予防リハビリのご利用者様の中には、長年続けられてきた趣味や特技を持たれている方が沢山おられますが、例年はのぞみの会に出品される方が少なく、予防リハビリのコーナーは少し寂しい印象でした。そこで今年は、一人でも多くの方に作品を出品していただけるよう、9月からご利用者様にお声かけをしました。
せっかく素敵な趣味や特技を持たれていても、なかなか作品を披露する機会がなかった方にとって、のぞみの会への出展は気持ちが張り合いになり、「ぜひ参加したい!」と喜んでくださる方が多くおられました。その結果、当初の予想よりも多くの方に出品していただけることになりました。「自分の名前を出すのは恥ずかしいな……。」と言われていた組紐作りが得意な方には、ご自分で編まれた組紐でお花などの飾りを作っていただき、予防リハビリのウェルカムボードをスタッフと一緒に作成し、合作という形で出品することにしました。完成したウェルカムボードを見て、「自分の作った物が役に立ってよかった。」と喜んでいただくことができ、一緒に作成した私達も嬉しく思いました。亡くなられたご家族を偲んで撮影された写真や、脳トレとしてご自身で折り方を考えた折り鶴、何年も続けられている書道の作品など、どの作品もとても素晴らしく、ご利用者様が持たれているパワーの強さを感じました。
作品に関してご利用者様と会話をする中で、作品に込められた思いだけでなく、普段はなかなか聞くことができないエピソードなど、その方のこれまでの人生の一端を知るきっかけにもなり、スタッフにとっても良い機会になりました。のぞみの会当日には、自分の作品が展示されている様子を見るために、のぞみの会に足を運んでくださった方も多く、「参加出来て良かった。楽しかったよ。」、「素敵に飾ってもらえてよかった。」と、嬉しいお声を頂きました。
「病気になったから、もう今まで通りの生活を続けられない。」と思われ、長年の趣味を辞めてしまったり、外出が億劫になってしまったりと、社会参加の機会が減ってしまう方も少なくありません。そのような方達に対して、私たち予防リハビリのスタッフができることを考え、一人でも多くの方が趣味や特技を楽しみながら、その人らしい生活を送っていただけるよう努めていきたいと思います。
予防リハビリで元気になっていただき、また来年も多くの方にのぞみの会に参加していただきたいです。

◎問い合わせ先◎
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086‐427‐1128 担当:あいやま

 

 

 

 

利用者様の作品(一部)

第10回くらしきみなみ文化祭参加報告

11月26日(日)倉敷南小学校体育館で「第10回くらしきみなみ文化祭」が開催されました。会場では、簡単な健康診断が出来るコーナーや、地域の方が作られた作品などを展示しているコーナーなど、地域の方が楽しめる様々なコーナーが準備されていました。

当院からはリハビリスタッフ5名、学習療法スタッフ1名、事務1名の計7名でリハビリバランスチェックや脳活性プログラムを地域の方に体験して頂きました。

バランスチェックでは、自信も持って挑戦される方や、緊張した面持ちで挑戦される方など様々な方がいらっしゃいましたが、体験して頂くことで改めて自身の身体に目を向けて頂けたのではないかと感じました。
また会話の中で腰痛や膝痛など一人一人生活の中で困っていることに対して相談を受けることが多く、自宅で簡単にできる筋力トレーニングや、ストレッチなどを紹介させて頂きました。身体の困っていることを気軽に相談できて良かったなどの声も聞かれ、お互いに笑顔が多く楽しい時間を過ごすことができました。

今回体験して頂いた方も、躊躇して体験出来なかった方も、また機会があれば是非体験して自分の身体に目を向ける機会を持って頂ければと思います。

理学療法士 K

ぜっとくんが「おかキャラ総選挙」で10位となりました!

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:



12月2日(土)にイオンモール倉敷にて開催された「おかやまご当地キャラ総選挙」に「地域の健康を守ります」を合言葉にぜっとくんが出場しました!

当日はイオンモール倉敷がリニューアルオープンしたばかりということもあり、多くの方にご参加していただき、岡山県内のゆるキャラたちが人気を競い合いました。

 

総勢27体のご当地キャラクターとスペシャルゲストのねば~る君(水戸市)とバリィさん(今治市)が登場し、開会式とラジオ体操でスタート。PRタイムでは様々なキャラクターが歌やダンスを取り入れているところもあり、ぜっとくんは会場の子供たちと一緒に「ぜっとポーズ」を披露しました。また、椅子取りゲームや撮影イベントも実施あり、どのキャラクターも個性的で大盛況でした。

会場でも、「あ!倉敷平成病院だ!」とか「平成病院にこんなキャラクターがいたんだねぇ、可愛いねぇ」と老若男女問わず嬉しい声をかけてくださり、もっともっとぜっとくんを地域の皆さんにPRしていかなければと改めて思いました。

そしてぜっとくんの結果は、総獲得数27体中、なんと10位!
(1位:総社市のチュッピー)
ぜっとくんの総獲得票数は126票でした。

前日投票や、当日応援に来てくださった方、ほんとうにありがとうございました!

 

秘書・広報課

色々な事を教えてもらっています。

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

今年も、おでんのおいしい季節がやってきました。コンビニでは、まだ、暑い時期から販売していますが、やはり、寒い季節に、家のコンロの上で暖められたアツアツのおでんをこたつに入って食べるのが最高です。
おでんは、おいしい季節になりましたが、外に出ると身が縮みます。そんな中でも、私たちケアマネージャーは、毎日元気に御利用者様のお宅に訪問しています。
ケアマネージャーは、毎月必ず、ご利用者様のお宅に訪問し、ご自宅での生活の様子を確認させて頂いています。そのうえで、今利用されている介護保険のサービスを継続していくか、変更するかを相談します。
例えば、介護者の方から、「今、通所リハビリテーションを利用しているが、利用している間に用事を済ませようと思っても、あっという間に帰って来る時間になってしまって休む暇もないわ。もっとゆっくりたまには、体を休めたいなぁ。」と相談があれば、泊まることが出来るショートスティを利用することを検討します。ショートスティは、ご利用者様にとっては自宅以外の所に泊まることになるので、最初は使いたくないと言われることが多いです。そのため、まず、見学を行い、納得されれば、一泊二日から利用し、慣れて来られたら、二泊三日、三泊四日と少しずつ利用期間を伸ばしていきます。ショートスティは、介護者の方に用事がある時に利用するだけではなく、毎月定期的に利用し、休みのない介護の日々に、介護休憩の日を作っていくという方法もあります。もちろん、その方の介護度や、利用されているサービスの量によって一ヶ月利用できるショートスティの日数が変わって来るので、ケアマネージャーと相談して決めていきます。
このように、毎月ご自宅に訪問にお伺いし、介護相談を行っています。時には、介護と関係のない、料理の作り方などを教えてもらい夕食にさっそく作ってみたりと、ケアマネージャーもご利用者様、ご家族様から、色々な事を教えてもらっています。

ケアプラン室 B