放射線検査と身体の影響

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

放射線技師になって2年目。あと3ヶ月で3年目。本当にあっという間です。

日々の業務をしていて、被曝について心配している方がいらっしゃると
感じることが多いので
今日はレントゲンとCTでの被曝について書こうと思います。
レントゲンを撮るときに「このまえもレントゲン撮ったけど大丈夫?」
といわれることがあります。
大丈夫です。通常のレントゲンで身体に影響が出るほどの放射線を受けることは
ありません。しきい線量といって、放射線を受けたときに、
症状が現れる最小の放射線量 というものが決められています。
通常のレントゲンで受ける放射線量は、このしきい値よりはるかに少ないので
身体に影響が現れてくることはありません。
CTも同様です。レントゲンよりはCTのほうが被曝線量は多くなりますが、
身体に影響がでるほどの放射線を受けることはありません。

検査のための放射線量は、身体に影響が出ると言われている量よりはるかに少ないです。
そして、必要な部分のみに必要最小限の線量で病気をみつけ正しい判断が下せるように
検査を行っています。そのため、レントゲンやCTを受けることにより害をこうむる
ということはなく、むしろ病気や怪我の診断に役立つ有益なものです。
心配せずに、安心して検査を受けてもらえるといいなと思います。

https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp参照

放射線部 M