専門職も、日々自分たちにできることを模索しています!

認知症疾患医療センターでは、川崎医科大学附属病院・倉敷市と連携して、2か月に1度“倉敷もの忘れ・認知症事例検討会”を開催しています。前回、平成30年豪雨により中止となっていましたが、今回11月28日に、『専門職の支援者がチームで支える取り組み』というテーマで行われました。
専門職が集まってそれぞれの知識を出し合い、グループごとに正解を導き出すのですが、それはあくまでも想像でしかありません。結局いつも、『本人さんはどうしたいのだろう』という結論に行き着くのです。

一般的に専門性を高めることは良いこととされています。例えば、医療を極めた医者・看護を極めた看護師・介護保険を極めたケアマネジャー・心理を極めた心理士・相談を極めた相談員・お薬を極めた薬剤師。しかし、専門職がそれぞれの所属機関だけで頑張っていては、患者さんは“その専門職が持っている知識”という選択肢しか利用できなくなってしまいます。
あなたも、あなたのまわりの認知症の方の気持ちを聞いてみてくださいね。

認知症疾患医療センター PN