人生の先輩から教わること

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

平成30年も幕を開け、気がつけば早3月。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去る という言葉通り、あっという間に1日1日が過ぎていきます。

予防リハビリに配属になり丸2年が過ぎようとしています。長く来所頂いている利用者様は2年間、健康増進のお手伝いをさせていただいています。
利用者様の年齢は幅広いですが、70歳代から80歳代の方が多く、私にとっては人生の大先輩ばかりです。人として、職業人として、親として、皆様歩んでこられて今があり、教えていただくことも多々あります。
来所された利用者様は一番に昨日の脳トレプリントを確認し、健康チェックの後に取り組まれます。これはこちらからお願いしていることではなく、自主的に、です。その後1日のプログラムが始まりますが、どのプログラムにも熱心に取り組まれます。
個別リハビリは5~6人のグループでそれぞれの疾患、体調に合わせた運動を指導、提供させていただいています。運動時間も40分程度としっかり取り組んでいただきます。冬場は厚着で来所されている利用者様も多く、運動が進むにつれ、1枚、もう1枚と上着を脱ぎながら取り組まれます。運動後には汗ばむこともしばしばです。また、御自宅でできる運動指導もさせていただくため、運動の目的、方法の確認などをご質問いただくことがあり、意欲の高さも見習わなければいけない点です。
予防リハビリは個別リハの他にも、一日を通して集団プログラムがあります。プログラムの内容によっては、その時できなかった運動方法を後で他の利用者様に確認されたり、ご自宅で練習されたり、脳トレプリントも分からない問題をお互いに知恵を出し合いながら取り組まれています。
利用者様は御自身で、いつまでも元気で過ごそうという意欲がとても高いのです。
各プログラム間の空き時間には笑い声が聞こえます。近況をお話されたり、前回お休みされた利用者様には体調のことを心配されたり、久しぶりの来所の方には再会を喜ばれます。利用者様の中には「入院生活の間も、また予防リハビリに来ることを目標に頑張ったのよ。」と嬉しいお言葉を下さった方もおられます。皆様目的はそれぞれに通い始めた場所ですが、仲間意識があり、暖かい場所となっています。
そのお心遣いはスタッフにも同じように向けていただきます。利用者様からいただくお言葉でパワーを頂き、更に頑張ろうと言う気持ちにさせていただいています。
人生の大先輩でもあり、目標でもある利用者様にパワーをいただき、それを還元し、利用者様の目標が達成できるようなサービスを提供できるように頑張りたいと思います。
最近、足腰が弱ってきた、怪我や病気で入院中はリハビリをして元気になっていたけど、自宅では運動が継続できないという方がおられましたら、見学を受け付けておりますので、是非お問い合わせ下さい。

作業療法士 K

社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL 070-6690-2763 (相談員 あいやま)