気の作用

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

連日、厳しい暑さが続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。鍼灸院スタッフは誰も体調を崩すことなく元気です!!
さて、元気の「気」の部分ですが、皆さんは「気」だけ聞くと胡散臭い感じがする方が多いのではないでしょうか。しかし、「気」が入っている単語は日常生活で多く使われているはずです。例えば、先ほどの元気、または病気、陽気、寒気、本気、根気、正気、眠気、気合、気丈などなど。知らない間に「気」という言葉を使っていることに「気」が付くのではないでしょうか。東洋医学ではこの「気」の働きが重要で、「気」が人体にどのように作用しているのか、今回は紹介したいと思います。
鍼灸まず、「気」というのは、活力があり休むことなく活動し、人体の正常な生理状態の維持に大きく関わっています。それぞれ「気」には作用があり、それにより生命活動が出来ていると考えられています。その作用の一つ、推動作用は人体の成長、精神、血の生成など推動作用により正常に行われています。もし推動作用が弱まれば精、血の生成不足およびその運行、散布が遅れ病理変化が現れるようになります。他にも、温煦作用は体を温め、寒さを排除してくれる働きがあります。体温を一定で保てるのはこの作用があるからなのです。さらに、固摂作用は体内の精、血液などの液体物質の不要な流失を防ぐことができ、血管の血が漏れず流れ、汗や尿、唾液、精液など正しい排出を促します。そして今回、一番紹介したかったのが防御作用です。これは皮膚表面を守り、同時に体内に入り込んだ邪気を排除する働きがあります。察しが良い人は分かったのではないでしょうか、「気」の防御作用が正常なら、邪気は進入できず、進入されても病気を発病しにくく、治りやすいのです。まさに皆さんが認識している元気の状態です。
最後に、今年の夏も暑くて大変ですが「気を抜かず、体調に気をつけて」乗り切りましょう!!
以上、鍼灸院からの少しばかりの「気遣い」でした。

ヘイセイ鍼灸治療院 shima