4年目の春

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

新人皆さん、こんにちは。放射線技師のT.Fです。
この春で入職4年目を迎えました。ここまであっという間でしたが、今では自信をもって業務に取り組むことができ、この3年間での成長を感じています。新年度ということで新しいことにチャレンジするという方も多いと思いますが、私は今年から胃透視検査を担当させてもらうようになりました。
胃透視検査とは、バリウムなどの造影剤を飲みながら食道・胃や十二指腸などの形態や動き、粘膜の状態を観察して、がんや潰瘍などの病気がないか調べる検査です。バリウム検査と言えば聞き慣れている方も多いと思います。
胃の検査には他にも胃カメラ(内視鏡)があります。より確実に病変を見つけることができる点では胃カメラが優れていますが、検査が簡単、胃全体の形状・動きが把握できるという長所があるため胃がん検診として広く行われています。そのため胃がん検診としてまずバリウム検査を行い、それで異常が見つかった場合に胃カメラをする、という流れが一般的です。
胃透視検査では、胃を膨らませるための発泡剤とともにバリウムを飲んでX線撮影を行います。また胃壁にバリウムを付着させるため、様々な角度から胃を撮影するために寝台の上で何度か体位変換をしてもらいます。ゲップを我慢した状態で何度も動いてもらうため、「しんどい、、、」と言われる方もいらっしゃいます。そこで我々放射線技師のスムーズな指示・撮影がカギになるわけです。
私自身、今はまだ機器の操作方法や検査手順を覚えている段階なのですが、皆さんが少しでも楽に検査を受けられるよう、しっかり勉強していきたいと思います。

放射線部 T