訪問看護ステーションにおける作業療法士の役割

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言いますが本当にその通りですね。ついこの間お正月を迎えたばかりと思っていたらもう新年度が訪れようとしています。
私も訪問リハビリの業務に従事してはや3年の月日が経ちます。

さて、訪問看護ステーションのリハビリスタッフは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種が在籍しています。その中で私は作業療法士として業務にあたっています。作業療法士はその名の通り利用者様が大切にしている「作業」を行うために必要な能力や技能を獲得、維持していくためのリハビリを行うのが主な役割です。作業とは、身の回りの動作や家事、仕事、趣味活動など幅広い意味で用いられています。

例えば、利用者のAさんは“写真”という趣味をお持ちです。会話の中で写真関係の仕事をしていたエピソードやカメラについての話などイキイキと語って下さることもあります。訪問時には外出に向けた歩行練習、体力upのための生活アドバイス、腰痛予防体操などを主に行っています。そして、普段の生活をお聞きした際に「この間セニアカーに乗って写真を現像してきたよ。」や「週末に孫と一緒に矢掛の町並みを撮りに行ってきたよ。腰の痛みなく撮影できたよ。」など活動的に過ごされる様子をお聞きするととても嬉しく感じます。
ちなみに、Aさんは今、展示会に向けて写真の整理など準備中のようです。

これからも利用者様お一人お一人が大切にしている作業が続けられるようお手伝いができれば、と思っています。

訪問看護ステーション K