新社会人・医療人として 

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさまこんにちは。今年は新型コロナウイルス感染予防のため、外出自粛など全国的、世界的にも閉塞感漂う不安な毎日が続いています。そのような中、今年度は新人研修も簡略化され、例年とは違う雰囲気での入職となりました。

新しい環境の中、入職当初は業務内容を覚えることに必死であっという間に1ヶ月がたったような気がします。5月に入り、まだまだ覚えることがたくさんありますが、上司や先輩の丁寧なご指導の下、少しずつ慣れてきています。疑問に思ったこと、分からないことは先輩方に質問や相談し、支えてもらいながら日々努力しているところです。

私が理学療法士を目指した理由は、友人の影響でした。私の友人は野球部に所属していましたが、スライディングの際に前十字靱帯を損傷し、その時に理学療法を受けたという話を聞きました。
友人はレギュラーで活躍していたのですが、その怪我の影響で最後の夏の大会に出場をすることができませんでした。私と友人は部活動こそ違っていましたが、お互いに切磋琢磨しながらやってきたため自分のことのようにショックでした。もちろん、友人もかなりのショックを受けていたのですが、理学療法を受け次第に運動機能や精神状態が良くなっていく姿を見て、理学療法士という職業に興味がわきました。
そして、憧れだった理学療法士としてスタートをきった今、毎日が充実し、やりがいに溢れています。私が夢に見た“輝いて見える理学療法士”という理想を叶えるために、知識、技術の自己研鑽を怠らず、何事にも全力で取り組み、人としても魅力のある社会人になろうと思います。

さて話は変わりますが、先日専門学校の同期とオンラインで電話をすることがありました。外出自粛ということもあり、実際に会って話をすることが出来ませんでしたが、近況報告を伝え合い、とてもいい息抜きが出来ました。
話の中では、当然のごとく仕事の話題にもなりました。「うまく治療展開が進まない、分からないことが多くて毎日勉強している」などと皆同じような悩みを抱えているのだと共感できることが多く、これからも一緒に切磋琢磨していきたいと思いました。もちろんテレビの話、昔の思い出など他愛のない会話もたくさんあり、数ヶ月前の学校生活を懐かしみながら友人と楽しい時間を過ごすことが出来ました。

私は、患者様の理学療法を実施する中で多角的に捉えることが苦手で、自分自身の課題だと感じています。
身体機能を細かく見ていくことは動作能力を改善させるために必要なことではあります。しかし、患者様の理学療法をする上で身体機能面だけでなく、社会的背景や、環境面も考慮しながら目標を立てることで患者様の真のニーズに合わせた治療に近づくと考えています。そのために、他職種の方や、先輩セラピストの方とコミュニケーションをとりながら広い視野で患者様の治療を組み立てていけるように日々努力し、医療人、社会人として成長していきたいと思います。

PT I