栄養科通信vol.98「秋バテになっていませんか?」

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涼しくなって過ごしやすいはずなのに、体がだるい・食欲がないなどの夏バテに似た症状で何だか体調が悪い…なんて症状は出てないでしょうか?
このような症状に覚えがある方は「秋バテ」になっている可能性があります。
秋バテの原因は3つあり、1つ目は「温度の差」。夏の期間中、屋外と屋内の温度の差が5~10℃あるところを行ったり来たりを繰り返していた身体は自律神経が乱れ、血液循環が悪くなっています。2つ目は「秋の気圧の変化」。秋口になると低気圧が通り始めます。低気圧になると空気中の酸素濃度は少なくなり、呼吸が乱れて自立神経も不安定になります。3つ目は「食生活」。夏の間に冷たいものを摂り過ぎ、胃が冷えてしまうと胃液の消化力が低下し、繰り返すことで胃がどんどん弱くなっています。また、食べ過ぎも原因の一つです。食べ物が口に入ると胃液が分泌されます。胃液が出過ぎると胸やけや胃もたれ、食欲不振の原因になってしまうのです。

そんな秋バテの解消法は、
①ぬるめのお風呂(38℃~40℃)にゆっくり浸かる
②適度な運動
③毎朝コップ1杯の白湯を飲んで胃腸を暖めることです。

近年、夏場の猛暑が厳しくなっていく中で、夏バテを引きずった秋バテが増えてきているようです。日頃から、暴飲暴食を避け、規則正しい生活習慣を身に付けて秋バテ知らずで秋を乗り切りましょう。

栄養科 管理栄養士 ぱん