新しい貸出本を追加しました『家族のためのユマニチュード』

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。今世界が、日本が、新型コロナウイルスの影響によって大変な状況になっていますね。まだまだ落ち着かないようですが、咳エチケットや手洗い等の基本的な予防をしっかりしつつ、冷静に対応しましょうね。

さて、この度認知症疾患医療センターにあります貸出本に新しい本が追加されました。
その中の一冊、『家族のためのユマニチュード』(著者イヴ・ジネスト ロゼット・マレスコッティ 本田美和子)をご紹介します。

“ユマニチュード”という言葉をご存じでしょうか?本の中では『「あなたのことを大切に思っています」その気持ちを伝える技術がユマニチュードです。』と記されています。ユマニチュードではケアをするときにはいつも4つの柱見る・話す・触れる・立つを用いて行います。これを聞いて「そんなんいつもしとるわ・・・」と思う方もおられると思いますが、それは自分がやりやすいようにしていないだろうか?意識的にしているだろうか?と考えてみると・・・いかがでしょうか。介護だけではなく、日常生活でも何かをする際に、ただやるだけではなく少し何かを意識しながらするといつもとは少し違う結果になることありませんかね。

また、本の中には『認知症の人の特徴とその対応』や実際の対応方法など優しいイラスト付きで記されています。気になる方はぜひ認知症疾患医療センターをお訪ねください。

本の最後に『愛情を表現することをためらわない』と記されています。なかなか、特に家族であると愛情表現だなんて恥ずかしい、と思われる方が多いと思います。
「ありがとう」の一言すらなかなか出てこないこともありますよね。家族がいつどんな状況になるか分かりません。毎日を大切に過ごしならが、少し意識をして「私にとってあなたは大切な存在」と言葉や行動で示してみるのはいかがでしょうか。

精神保健福祉士 P