もの忘れ予防カフェ

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは「認知症カフェ」をご存知でしょうか?
認知症カフェは、認知症の方やその家族、介護・医療専門職、地域住民が集い、お茶を飲みながら交流や情報交換を行う場所です。最近では、国家戦略(新オレンジプラン)でその普及が盛り込まれ、NHKが認知症カフェを舞台にした長期キャンペーンを実施するなど、新しい認知症対策の1つとして大きく注目されています。

image1倉敷平成病院でも、8月29日(土)在宅総合ケアセンターで4回目の認知症予防カフェが開店しました。親子、夫婦、小さなお子さん連れの家族の方など17家族33人が来店。認知症疾患医療センター職員で運営。参加者の中からボランティアの幹事を募り、事前に話し合いを重ね、当日は受付や喫茶コーナーを担当して頂きました。
涌谷センター長から認知症についてのお話の後、通所リハビリからスタッフを招いて予防体操で体を動かした後、喫茶やレクレーションを楽しみました。交流コーナーでは“ひとりじゃない こんな時どうする?”と題し、事前打ち合わせで話し合った、認知症の本人さんへの対応方法や工夫している点などを発表。
ものの置き忘れや、「盗られた!」と本人が訴える時には、<一緒に探して本人にみつけてもらう、話題を変える、病気であることを心に止めて家族は冷静に怒らず対応する(そのために認知症について学ぶ)>などの意見が出て、お互いのGOOD POINTを見つけました(正解を探すのではなく、自身や互いのGOOD POINTをみつけることが目的)。
ボランティアで幹事を務める井元さんは「平成病院はみんなのオアシス。今後は認知症の人の家族が気軽に話せる場が月1回欲しい。家族で連絡を取り合って毎月パーティしよう。」と話してくださいました。

 

image2集合写真は、職員とボランティアの幹事さん、高齢者支援センターの方との記念撮影