X線=レントゲン線

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ブログレントゲンX線の発見は、1895年にドイツのレントゲン博士が全く別の研究の為の実験をしている時でした。それは目に見えない未知の光のようなものだったので、数学で未知の数を表す「X」の文字を使い、博士は仮の名前として「X(エックス)線」と名付けたそうです。
また、レントゲン博士が1896年の医学物理学会においてX線についての講演を行った際、著名な解剖学者 アルバート・フォン・ケリカー枢密顧問官が、偉大なる発見をしたレントゲン博士に対する敬意から、発見された放射線を「レントゲン線」と命名すると提案しました。ここに「レントゲン線」の名称が誕生したそうです。と言うことで「X線」と「レントゲン線」は同じ放射線の意味であります。
現在では学術的な場では「レントゲン線」とか「レントゲンを撮る」などの表現が残り親しまれていますね。
今年は、レントゲン博士がX線を発見して120年目を迎える年になります。今後もX線は、画像診断の多様化と質的向上の中で重要な役割を担うことでしょう。

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