日別アーカイブ: 2020年3月2日(月曜日)

旅立ちの春を迎え

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

旅立ちの春を迎え、日に日に暖かさを感じています。
卒業の季節ですね。歯科衛生士専門学校を卒業後数十年がたち、いろんなことを経験してきました・・・私が歯科衛生士になりたての頃、患者さんから“看護師さん”と呼ばれたことが何度もありました。その時は少しビックリしつつ、ああ歯科衛生士という職業は、世間にはまだまだ知られていないんだと痛感したものでした。
看護師さんは、当時すでに社会的コンセンサスを得ており、日本全国、子どもからお年寄りにいたるまで、病気になった時いろいろ看護してくれる人だということを、みんな理解していました。ですから患者さんにとって、“歯医者さんで働いている女の子”にすぎなかった私を、治療のお手伝いをしている人であるという認識から“看護師さん”と呼んでくれたのだろうと今になって思います。たぶんほかに呼び方が思い浮かばなかったのに違いありません。
歯科衛生士学校の同期の友もまだまだ現役で活躍中、友と久しぶりに再会し語り合い、改めて、考えさせられました・・・
歯科衛生士ってどんな仕事?
歯科衛生士の仕事内容は、歯科疾患の予防や口腔衛生の向上の為、歯や口腔をはじめとした健康づくりをサポートする専門職です。
歯科衛生士は歯科診療の補助のほか、歯及び口腔疾患の予防や改善のため医療行為を行うことができます。つまり、患者さんの口腔内に触れる医療行為を行えます。また歯科衛生士になるには国家資格を取得しなければなりません。
歯科衛生士の活動の場としては、歯科診療所や病院歯科などがあげられます。
また最近では、歯や口腔全体通じた健康づくりが注目されはじめ、市町村の保健所、
教育機関、老人介護施設など、歯科衛生士の活動の場が広がっています。
歯科衛生士になるには
歯科衛生士は国家資格なので、資格を取得する為には国家試験に合格しなければなりません。
受験資格を得るためには高等学校を卒業後、歯科衛生士の養成校(専門学校、短期大学、大学等)に進学します。受験資格を得ることができます。国家試験に合格し、厚生労働省の認定を経て、晴れて歯科衛生士となれるのです。
ちなみに、1989年には歯科衛生士法が改正され、私達の資格が各都道府県知事から厚生大臣指定による国家資格にかわり、そしてこの年、3月1日に、初めての全国統一国家試験が行われました。
私の頃は、2年制の学校がほとんどでしたが、2005年4月1日~2010年4月1日までに、すべての歯科衛生士養成機関は3年制以上に変更されました。
男性も受験できる?
歯科衛生士といえば『女性の職業』というイメージがありませんか?
確かに歯科医院でも歯科医師以外のスタッフは、全て女性というところも多いでしょう。確かに歯科衛生士に関しての法律が制定された1948年には歯科衛生士は女性の職業とされていましたが。しかし時代も変われば2002年からニーズの変化とともに、厚生労働省や歯科医師会は男性歯科衛生士を認可するようになったのです。まだまだ少数ではありますが、男性歯科衛生士誕生し活躍しているそうです。

後、数年後には男性歯科衛生士の方も多く活躍されているかもしれませんね。

歯科衛生士 Ⅿ