日別アーカイブ: 2016年9月8日(木曜日)

栄養科通信vol.109 「食中毒に要注意!」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。この時期に最も気をつけたいのが食中毒!涼しくなっても油断大敵です!6月15日より岡山県全域に食中毒注意報が発令されています。夏場は腸管出血性大腸菌(O-157など)やカンピロバクターなどの細菌性食中毒、冬場にかけてはノロウイルスなどのウイルス性食中毒に注意が必要です。家庭での食中毒予防は、食品を購入、調理、食べるまでの過程で、どのように細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践していくかがポイントです。image002
(1)買い物
• 消費期限を確認する
• 肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は最後に買う
• 肉や魚などは汁が他の食品に付かないように分けてビニール袋に入れる
• 寄り道をせずまっすぐ自宅に帰る
(2)家庭での保存
• 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管する
• 肉や魚はビニール袋や容器に入れ、他の食品に肉汁などがかからないようにする
• 肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指を洗う
• 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保ち、詰めすぎない(詰めすぎると冷気の循環が悪くなる)
(3)下処理、調理
• 調理の前に石けんで丁寧に手を洗う
• 野菜などの食材を流水できれいに洗う(カット野菜もよく洗う)
• 生肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べるものや調理の済んだものにかからないようにする
• 生肉や魚、卵を触ったら手を洗う
• 包丁やまな板は肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて使い分けると安全
• 冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける
• 冷凍食品は使う分だけ解凍し、冷凍や解凍を繰り返さない
• 肉や魚は十分に加熱。中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安。
• 使用後の調理器具やふきんは熱湯で殺菌し、しっかり乾燥させる
(5)食事image004
• 食べる前に石けんで手を洗う
• 清潔な食器を使う
• 作った料理は、長時間、室温に放置しない
(6)残った食品
• 清潔な容器に保存する
• 温め直すときも十分に加熱
• 時間が経ちすぎたものは思い切って捨てる
• ちょっとでもあやしいと思ったら食べずに捨てる

嘔吐や下痢が数日続くようなら、早めに医療機関を受診しましょう。家庭内に食中毒原因菌を「持ち込まない」「広げない」ことも大切です。

栄養科 H.S